砂漠に降りそそぐ龍の雨【第36話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第36話を読みましたのでネタバレを紹介します。

 

SUMMER先生の作品です。

狩猟祭が終わった合図の笛が鳴った。

ユーリはレンとスウの睦みを見て、声を掛けずに戻って来た。

一方でダンは近くにいた男と一緒にいた。そして幼い頃を思い出す。

思い出したダンは暗い顔をしていた。

 

>>砂漠に降りそそぐ龍の雨のネタバレ一覧はこちら!

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第36話】のあらすじ

「申し訳ありません」

男はダンの顔を見て謝る。

「え?」

「貴方のような親切な人に、最後まで迷惑ばかりかけてしまうようで。

しかし仕方がないのです。私のような者が、できる事は…これだけしか…」

―ピィー

「ああ、護衛の旗ですね。付いて行きましょう。

私が荷物を持ちますので、先に行ってください」

ダンの言葉に男はしゃべりながら立ちあがった。

「けれど、私のような者に、唯一役立つものがあるとしたら…それは弓術です。幼い頃、母親が直接教えてくれた」

「へぇ…すごいですね。私も弓は幼い頃に何度か…」

「第7皇子、アリサードよく聞け!!」

ダンが下を向いて答えていると、男はいきなり声をあげた。

その声にダンは男を見る。

「アリサードは最後まで終わられて降りてくる」

「私はやらずに降りてくるに賭けるわ」

男の矛先にはユーリとカミラが馬に乗って、レンの話をしていた。

「帝都の外の百姓たちが、どのように暮らしているのか知っているのか!!

不当な血が、帝位を狙うがうえに、ラハンに雨が降らないのだ!

不吉な火の気を持つ者が、皇太子の位へ上がったせいで、皇帝までもが病にかかり、血を分けた兄弟までもを、無慈悲に殺戮する。

お前のせいで、ラハン皇室の血は枯れ果てる!!

これは全て、我が国ラハンのための私の独断だ!!」

「?」

男は弓を構える。

男の声に気がついたユーリとカミラは呑気に話す。

「…アリサードはが第7皇子だったか?」

「黒幕がいる事も、自分から教えてくれるとはね―」

「ラハンのために死ね!!」

―シュッ

男は弓を放った。

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第36話】のネタバレ

「スウ―。少しゆっくり歩いてください。転んでしまいますよ」

「食事を持ってくると言って出てきてしまったんですってば!

サハラ様がどこかに隠れて、お腹を空かせていらっしゃるはずです!!」

スウはサハラを探しに急ごうとしていた。

そのあとをレンがついて行く。

「そのうえレン様と一緒にいたことを知られたら…「また俺だけのけ者にして、レンと遊んだ!!ウアアアン!!」

数日間はすねて、当たり知らすのが目に見えているので」

「ふむ…サハラ様はスウが私と一緒にいる事を、好まれないようですね」

「まだ幼いので、自分だけのけものにされる気がして、嫌なのでしょう」

「本当にそれだけだと思いますか?」

レンは立ち止って、スウに問いかけた。

「…他に理由があると?」

「そのままですよ。深い意味はありません」

スウの返しにレンは、にこやかに笑って答えた。

そんなレンにスウは嫌味っぽく言った。

「サハラ様は公子様を嫌っていますから、私も気をつけないといけないのです。

理由は公子様がよくご存じでしょう」

「分かりませんねぇ」

「あの、、ついでに申し上げますが」

「何でしょう?」

スウはレンに顔を近づけてる。

 

「いくら幼い子供でも、自分を利用しようとする人間には、気づくものですよ。

サハラ様はお気の毒ですが、皇子として生まれた以上、負うべき宿命だと思っています。

でも一介の侍従に過ぎない私は、上の方たちが決めた事に、振り回されたくはありません。

サハラ様のお世話は祝祭が終わるまでとさせてください」

スウの申し出にレンは聞く。

「…手当の額が不満ですか?」

「いえ、そうではなく」

レンはスウの腰に手を回している。

「それでは?」

「私まで死んでしまいそうで怖いんです」

「ぷっ」

スウの言葉にレンはおかしそうに笑った。

そんなレンにスウは少し怒り口調になった。

「笑ってる場合じゃありませんよ。

侍従にも立場というものがあるんですから!」

「そういう事なら心配は無用です。私が助けますから。何度でも」

そう言ったレンの目は笑っていなかった。

「…普通は守ってやるというのでは?」

「スウも見た通り、自分の身を守るのも忙しいので。

それとスウは、守ってやるなどという言葉を、簡単に信じそうにはありませんから」

それを聞いてスウは聞く。

「…レン様は太子部の方ですよね?護衛ですか?

とにかく、太子部の方に対して悪意がある訳ではありませんから、誤解はなさらないでくさい。

死なないようにするには、誰につくべきかを、必死に考えているんです」

「フフッ」

スウの必死な表情にレンはまた笑った。

「真剣に言っているのに、どうしてそんなに笑うんですか!!」

「クックッ…」

レンは笑いながら、スウに提案する。

「それなら皇太子ではなく、私につけばいいですよ。

私もまずい状況になったら、さっさと逃げるつもりですので」

「シーッ!誰かに聞かれでもしたらどうするんですか!

武人が簡単にそんな事を口にするなんて!」

スウはレンの口を手で抑えようとする。

「どうしてですか?武人も人間なのに。

私は皇太子が劣勢になれば、すぐに他国へ逃げられるよう、航路もすでに準備してあります」

それを聞いたスウはさらに小声にレンに聞く。

「…ちなみに、どちらへ行かれるんですか?最近に良い?逃亡先は?」

「今教えたら、そのまま逃げてしまいそうなので、また今度教えましょう」

スウの態度にレンはあきれたような表情をする。

「でも最近、サハラ様の状態も不安定で…」

「仕事がつらいなら、スウにも侍従を一人つけましょう」

「いえ、仕事自体は楽ですし、良いのです…。

それにサハラ様も公子様も…身分の低い私に、とても良くして下さってます。

しかしそれゆえに、後宮部に戻りたいのです」

スウは一度顔を背け、再度レンを見る。

「優しい方たちに、私も最後まで良い人間として記憶に残りたいんです」

「そのように思ってくれているとは光栄ですね」

レンを手をスウの頬に触れる。

「良くして頂くのは有難いのですが…私など公子様のために、何かお手伝いできるわけでもない、しがない侍従ですから」

「分かりました。この件はまた後で話しましょう」

「後って…あっ…」

レンはスウの頬にキスをした。

 

その頃のサハラは…。

女中を見つめ、手を広げていた。

「…ハハ、アハハハッ―」

女性はそのままその場に、ボロッ…と倒れた。

サハラは笑って立ち去った。

 

>>砂漠に降りそそぐ龍の雨のネタバレ一覧はこちら!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第36話】のみんなの感想

最後サハラ様なんでしょう!!

龍の力が目覚めたのでしょうか!?

あの女性はどうなったのでしょう!

 

ダンさんと一緒にいた男はなんなんでしょう。

レン様を狙っていたのですかね?

第7皇子と言ってましたが…。

弓は当たったのでしょうか?

ダンさんも一緒にいたとして、何かしらの罰があるのでしょうかね。

 

スウさんとレン様は、もうそうゆう関係ですね。

全然いいんですけどね!

スウさんもサハラ様とレン様の正体に気付くのかと、思う瞬間は何度もありますね。

レン様も一瞬、鋭い目つきをするときありますね。

スウさんは祝祭が終わったら、戻ってしまうのでしょうか!?

 

次の話が気になります!!

 

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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