ピッコマ無料連載中の「悪女の定義」を読みました。
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悪女の定義【第68話】あらすじ
調べがついたと現れたのはラブエルでした。
やはり穀蔵の割り当てには皇后陛下の息がかかっていたようだとういう報告だったのです。
割り当て決定前に皇后陛下の寝殿で、皇后と皇太子が言い争いをしていたことをシャルティアナは聞かされます。
ラブエル「皇后陛下はセベリダでの公女様の功績を疑っておられ、たとえ事実だとしても競合直前に称賛するべきではないと仰ったそうです」
シャルティアナ「私の力量について疑問に思われることは仕方ないとしても、皇太子殿下が公言された功績について、疑われるなんて・・・どうしてかしら？」
ラブエルは公言が問題なのではなく、功績が事実であってもラハディーン直前にそのようなことを行うこと自体が公平性にかけると仰ったことを説明します。
シャルティアナ「それじゃあ西部地方の民が苦しんでいるのを、そのままにしておくべきだったというわけ！？」
おもわず声を上げてしまいますが、ラブエルな詳細まで気に合うることはないとなだめます。
皇后陛下の望みは、シャルティアナが西穀倉を受け持つことだけ。
きっとその理由になるのであればなんでも良かったのだと、ラブエルは推測しました。
ラブエル「そして皇太子殿下がその言葉に反発されて言い争いになったそうです」
その言葉を聞いて驚くシャルティアナ。
皇后陛下はかなり怒ってしまい寝込まれたそうで、皇太子も結局従うしかなくなってしまったのだそうです。
この大きな国の指導者ともあろう人が寝込むなどと子供みたいなワガママを言った・・・シャルティアナは、皇后陛下の想像以上の質の悪さに頭を悩ませます。
ですが政治で結果を出すために無理を押し通すなんてことは、よくあること。
自分は絶対にそんな風に振る舞わないようにしようと、心に誓うのです。
悪女の定義【第68話】ネタバレ
シャルティアナ「これで一つ確かになったことがあるわ。そんなことまであったなら・・・私が皇后陛下に近づくのはムリね」
むしろ早くそのことがわかり、皇后へ接近するための時間と労力を無駄にしなくて済んだと、ラブエルへ感謝しました。
ラブエル「お気を強くおもちくださいませ、公女様。本来宮というのは、敵が多いところでございます」
そしてカイロン公子がいらっしゃる時間だからと、下がりました。
皇后の話で忘れていましたが、今日は兄に会う日。
そのでせいでずっと心が落ち着かず、考える度に気持ちが沈んでいったのです。
シャルティアナがアルテミルを嫌う理由はないのに、どうしてこんなにも気が進まないのか・・・それは彼が冷たく当たってきていた記憶があるからでしょうか？
ですが厳密には今のシャルティアナには関係のないこと。
前世で弟と関係が良好じゃなかったからではないのかと考えました。
ですが偏見を持って特になることは何もありません。
皇太子も初めに思っていたよりも良い人でした。
ひとまず会ってみよう、会ってみてから判断するべきだと気持ちを落ち着かせます。
そして兄である、アルテミル・セイン・カイロンがシャルティアナの部屋へとやってきました。
天気がいいのでテラスにティーテーブルを用意しましたが、座ったとたんにアルテミルはため息をつきました。
アルテミル「まさか本当にお前がレジーナになるとはな」
シャルティアナ「あら・・・どうして今さらそんなことをおっしゃいますの？レジーナに選ばれてからはもうずいぶん経ちますのに」
そう言いながら笑うと、彼はそれを止められなかった自分自身が恨めしいと厳しい言葉をかけてきました。
どうしてなのか聞くと、シャルティアナのような世間知らずがどうやって皇后になると言うんだと、人の上に立つ責任について厳しく指摘します。
シャルティアナが皇后になる心得が何もなっていない、さっそく小言を言われると苛立ちがつのります。
シャルティアナ「アルテミルお兄様」
名前を呼んだだけで、すねたのか？と言われてしまい、シャルティアナは戸惑います。
アルテミル「どうして僕に・・・いや、何でもない」
シャルティアナ「お兄様はどうして私のことを嫌っていらっしゃいますの？」
その言葉にアルテミルは少し戸惑いを見せます。
つい口にだしてしまった本音でしたが、この際はっきりと聞いておきたいとシャルティアナは思ったのです。
アルテミル「・・・嫌っているのではない」
シャルティアナ「言い訳される必要はありません。わかっていますから」
すると言い訳ではないと反論します。
シャルティアナ「それならどうして、私が病に苦しんでいる時、見舞いにもきてくださらなかったのですか？連絡一つもくださらなかったではありませんか・・・」
そう、シャルティアナはあの日、ベッドの上で一人ぼっちで死んでしまったのですから。
そうしてこんなに気持ちが沈むのか、自分には関係のないことではありますが、シャルティアナが可哀想だと感じたせいでもあるでしょう。
シャルティアナ自身は自分が嫌われているなんて知らなかったのですが、兄から冷たく当たられてまだ若いのに命まで失ってしまった彼女を、どうしても考えてしまうのです。
アルテミル「パレストゥラでは簡単に外出の許可が下りないんだ。申請書類を提出して出てこられるのは、本当に有事の時だけに限られている」
「僕が帰るということは・・・お前が本当に死んでしまうかもしれないと、認めるようで怖かったんだ」
シャルティアナ「お兄様はそれ以前から私の事を軽蔑されていたでしょう。私が本当に知らないと思っていたのですか？」
少し考えて、アルテミルは口を開きました。
アルテミル「そう・・・それは事実だ。シャティお前は・・・傍若無人で学ぶことを嫌っていた。権力を手に入れることばかり考えて、背負うべき責任などきにもしていなかった」
両親から甘やかされて育ったシャルティアナに、せめて自分だけでも厳しくしなければと考えて行った行動だったのです。
アルテミル「お前を愛していなかったわけじゃない。お前を傷つけようと思ったこともない」
言葉にしなくても気持ちをわかってくれていると思っていたと、真剣に伝えてくれました。
シャルティアナ「わかりません。伝えてくれなければ・・・表現してくれなければわかずはずがありません」
アルテミルはシャルティアナに謝ります。
ですが彼は一生知ることはないでしょう。
たった一人の妹は、彼の本心を知ることなく死んでしまったことを。
シャルティアナ「いいえ・・・大切なのはこれからですもの」
アルテミルの言葉を聞くべきったのはシャルティアナで、私ではない。
謝罪を受け入れて許すのは自分の役目ではないと考えたので、そんな言葉でごまかすしかできませんでした。
悪女の定義【第68話】感想
シャルティアナに皇后陛下の話が届きました。
にしてもラブエルの情報網はすごいですね！
なんだか兄の印象が違いますね・・・本当は優しさ故の行動だったそうです。
でしたらこれからは良好な関係を築いて行けるのではないでしょうか？
まとめ
以上、「悪女の定義」のネタバレを紹介しました。
無料で読めるサービスとしてU-NEXTやFOD・music.jpなどがありますが、2019年9月時点では未配信でした。
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