漫画「さよなら私のクラマー」は新川直司先生の作品です。
「狩りとる者」異名をもつ越前の活躍によって、妙子たち栄泉船橋との準決勝にも勝利したワラビーズは決勝戦で強豪・興連館との試合に臨みます。
しかし本来は、このインターリーグには登録していないために出場できないはずの来栖美加までもがコートに入ってきたことで、早くも波乱の幕開けの中で、試合開始のホイッスルが鳴ります！
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目次
さよなら私のクラマー【第33話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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タイトル名のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください！
さよなら私のクラマー【第33話】のあらすじ
妙子たち栄泉船橋のメンバーたちも客席くら見守る中で、試合開始のホイッスルが鳴ります！
最初の攻撃権は興連館高校の方に渡り、15番の水橋から始まり、パスをつなぐ形で静かに攻めてきます。
ワラビーズのメンバーも、この決勝戦までにおいて練習だけでなく、彼女たちの準決勝線の偵察までしていましたが、その時に分かったこととして、興連館高校のプレイスタイルは「ポゼッションサッカー」であることでした。
興連館高校の選手たちは、この時も「ポゼッションサッカー」のスタイルで、あっという間にゴール前まできてシュートされてしまいますが、カコカリ先輩のナイスセーブによって失点を防ぎます。
この時までの時点で美加は自分のポジションからは動かず、ワラビーズのプレイを見ていただけでしたが・・・
美加「寄せも速かったし、コース限定もしっかりやってくる・・・持って雑なチームかと思ってた」
少し拍子抜けしますが、この後から徐々に持ち前のプレイスタイルを出していきます！
興連館高校は対戦チームのことを調べ上げあげてから、試合に臨むことをモットーとしており、試合開始直後にはスキを伺いつつ、事前情報の確認から入ります。
そして入手してきた情報を効果的に使うことをできるチームでもあるのです。
その長所は、この決勝戦でも変わらず、ワラビーズを少しずつ・・・しかし確実に追い詰めていく試合展開へと進んでいこうとします。
さよなら私のクラマー【第33話】のネタバレ
試合開始と同時に美加は、ワラビーズの事前情報と実際のプレイスタイルの若干な違いに今いち釈然としないものの、チームメイトたちによる攻撃は少しずつ本格化していきます。
マークを外す技術と洗練されたパスワークに翻弄され始めるワラビーズは「リズムを作らせてはいけない」ことを念頭に置きながら、力ずくでも主導権をもぎ取る作戦で動いていきます。
周防とスワンでリズムを作り、興連館のうめが軽くパスしたボールを恩田が奪いにいきますが、いつのまにか真横には九谷がいて、ボールは彼女に渡ってしまいます。
そして九谷からのロングパスはゴール前まで走り込んでいるヴェノム早苗に渡り、速攻でシュートを放ちます！
しかし、ワラビーズの方もまた、2人がかりによる決死の防御でボールを弾いて守り切ります。
試合が続く中、観戦している監督たちは興連館の攻撃時と防御時の並びが異なっていることに気づきます。
試合前の情報収集をモットーにしている彼女たちも当然、妙子たち栄泉船橋と戦ったワラビーズの準決勝戦を観ていたわけですが、これは恩田対策というよりも、これこそが興連館のいつものプレイスタイルであることを実感します。
そんな中、試合の方は美加へのパスコースは潰しているにも関わらず、ボールは彼女に渡ってしまいます！
マークを外し慣れているだけではありません。守ればポゼッションで押し潰され、攻めればカウンターの餌食にされてしまう中で、ワラビーズの選手たちは、どうすれば勝てるのか・・・考えても答えは見つからずに苦悩し始めます。
失点はまだ許していないものの、試合は確実に興連館のペース移り始めます。彼女たちはボールを持っても渡しても戦える、ハイブリッドなサッカーを常に行ってきましたが、試合中に戦術の変更を求められるのは、現代サッカーでは当たり前なことであり、興連館の選手たちは、そうした要求に全て応えられることを数央監督も認めています。
数央「全国制覇など当然、この子達こそ現代サッカーの理想型だ！」
今や最強の座に君臨している興連館も、始めは新興勢力であり、無名でした。しかし、数央監督に変わり、美加の入部と部員たちとの邂逅があってこその成長と強さを持っていることも明かされます。
ボールの取り合いで倒れてしまった恩田でしたが・・・
恩田「いいね、世界一。フットボールはこうでなくちゃ！」
追い詰められ始めながらも、決勝にまで進出して強豪と戦える喜びを笑顔で露わにするのでした。
さよなら私のクラマー【第33話】の感想
決して派手なプレイやシュートなどではなく、地道な練習(美加は才能もあるものの・・・)と選手同士の強い結束力があればこその「最強」であることを実感させられた回でしたね！
栄泉船橋が、この追い詰められ始めた状況をどうやって打破していくのか！？
次回もまた見逃せないですよね！
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まとめ
以上、「さよなら私のクラマー【第33話】」のネタバレを紹介しました。
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