砂漠に降りそそぐ龍の雨【第51話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第51話を読みましたのでネタバレを紹介します。

SUMMER先生の作品です。

宮廷でマヤ女官たちにスウへ謝罪させたレン。

そのままそこで食事をして、サハラやユーリたちが待つ神宮へ。

部屋に戻ったスウは、帰ろうとするレンに後ろから抱きついた。

「今夜は帰らないでいただけませんか」と。

 

>>砂漠に降りそそぐ龍の雨のネタバレ一覧はこちら!

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第51話】のあらすじ

スウは自分のベットに横になっていた。

(あいつは一体俺に何を望んでいるんだろう)

 

「あの男がこうしろと言ったんですか?」

抱きつかれたレンはスウをベットに座らせ聞く。

「私がスウに興味を持っているのは真実ですが、このような誘いはお断りします。侮辱されたように感じられるので」

「…ダンとは関係ありません。ただ私が最低の人間なだけです。申し訳ありません…」

スウは下を向いて謝る。

 

ベットで寝がえりをする。

(…もしかしたら、本当に怒らせてしまったのかも知れない…。あの男はどうしていつも、最後まで優しいフリをしてくれないのだろうか。

むしろそうであれば簡単なのに。あいまいな間隔が苛立たしい…。据え膳なんだから、黙って食えっての。どいつもこいつも…)

スウは目を閉じる。

(眠れない。眠れるはずがない。息がつまる)

スウは起き上がる。

(熱い茶でも飲もう…)

部屋を出たスウはサハラの事を考えた。

(皇子様は寝てるかな…。ついでに行って見て来るか…。あの性格だとずっと待ってただろうな。

いや…このまま一人でいようか。さっき公子は部屋の外に出るなと言っていた。風に当たれるわけでもなく、宮の中でどこに行ったって、気が晴れるわけもない)

スウがそのままドアに寄りかかって座った。

(いつまで…一体いつまでこんな風に、誰かに言われるままに生きなきゃいけないんだ?どこに行ったって結局同じだ…。ウンザリして、吐き気がする…)

―カッ…

そんなスウに近づく足音。

「スウ!!」

 

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第51話】のネタバレ

名前を呼ばれて、スウは顔を上げた。

「スウだ!!どうしてここにいるの⁉」

「サハラ様⁉ まだお休みになられていなかったのですか⁉」

そこには嬉しそうな顔をしたサハラが歩いて来ていた。

そんなサハラにスウは驚く。

「こんな夜中に歩き回られてはいけません!最近は大人しいと思ってたのに…背が伸びませんよ!」

「スウのところに来ただけだもん!早く来たかったのに、レンがずっとうるさく言って…レン嫌い!」

サハラはスウの腕の中に飛びついた。

「それは同感ですが…」

「さっきスウが俺の事呼んだでしょ!!スウが呼んだら、俺はいつでも飛んでくるんだ!」

サハラは嬉しそうに笑っている。

(呼んだ…?)

「ずっと一人で待っていらっしゃったんですか?」

「ううん。女一人と男一人と…つまんなかった…。だから今日はスウの部屋で一緒に寝る!!」

「ああ、あのお二人…いいですけど、私の部屋は狭いですよ」

「一緒に寝る!!」

 

スウとサハラはスウの部屋のベットに横になっている。

「…サハラ様一つお伺いしたいことがあるのですが、どうしていつもほっぺたを枕にして寝るんですか?」

スウはサハラのほっぺたをプニプニしながら聞く。

「スウは…どうしていつも突然変なこと言うの…」

「変な事じゃなくて、本当に気になって聞いてるだけですよ!何歳までそうして寝るつもりですか?頬っぺたの方が枕より柔らかいのかな~?」

「やめてー!!」

「ラハンの成人式は普通15歳くらいで行いますよね?それなら皇族はもっと早いでしょう。わ~婚礼の話が出るのももうじきですね。早くここの栄養を背の方に回して大きくならないと!」

そう言いながら、また頬っぺたをプニ~とする。

「俺大人になるの嫌だ…やることが増えるだけだし…」

「…さっき召し上がった餅に、賢くなる薬でも入ってたんですか⁉」

急に大人びた事を言うサハラに、スウは冗談を言う。

「大人になったら、面倒くさい事が多すぎる…」

サハラはため息をつく。

「今の方がいい。スウも隣にいるし…。変わるのは嫌だ」

それを聞いて、スウは意地悪くなる。

「好き好んで、変わる人がいるでしょうか?

皆仕方なく変わっていくのですよ。サハラ様だって、万が一私が裏切りでもしたら、私への気持ちも変わってしまうでしょう?」

「スウ!!裏切るの⁉」

サハラはバッと起き上がって、目を開いてスウを見る。

「ふふん。そうですね~。私はもともと誰であっても、裏切るような人間ですし~」

「わかった!先に話してくれたから許してあげる!!」

それを聞いてさらに意地悪くなるスウ。

その顔は真顔だった。

「…嘘つき…そう言いながら、本当に裏切ったらすごく怒るくせに…。私の話は信じてくずに、散々責めるんでしょう」

「そんな事しない!!」

「変わってしまうかどうかなんて、その時が来るまでは自分でも分からないものです」

サハラの方を向いていたスウは、向きを上にした。

「俺は違う!!ずっとスウの事好きでいるもん!!」

「いくら違うと言っても、相手が信じてくれなければ、骨折り損ですよ~」

ひねくれた事を言うスウに、サハラは必死に訴えかける。

「俺はスウの言う事なら全部信じる!!だから裏切らないで!!もし裏切るなら、先に俺に…」

サハラはスウを見て言葉をとめた。

「スウ泣いてるの?」

スウは両手で顔を隠していた。

「はあ…クソ…何でみんな俺にばっかり、あれこれ言うんだよ…。俺が一体何をしたって…うっ……」

スウは泣きだしてしまった。

「スウ…」

「ふうっ…ひっく…」

「泣かないでスウ…」

心配そうにサハラはスウに声をかける。

(”全てのものは変わってしまう”という。その事実だけが不変である。それを知りながらも、受け入れられないのは、どうしてだろうか)

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第51話】のみんなの感想

…スウさん色々溜まってしまったんですね。

一日に一気にことが起きていますから、そりゃそうですよね。

初めてスウさんが弱っている姿です。ダンさん、レン様の両方に拒絶されたと感じたのでしょうか。

 

サハラ様との会話で、変わったことがイヤなのだと思います。

なんだか、みんなに責められているように感じたのかなとも思いました。

スウさんには笑っていてほしいです…。

 

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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