砂漠に降りそそぐ龍の雨【第50話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第50話を読みましたのでネタバレを紹介します。

SUMMER先生の作品です。

スウとレンは戻る途中で、スウの足を水で冷やしていた。

そこでスウは「ダンへの処罰を待ってもらうよう伝えてほしい」と。

一方でレンは自分の幼い頃の話をスウにしていた。

スウはそれを聞いて涙を流す。

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第50話】のあらすじ

(思い返すと、あの頃は今よりも明日の方が、鮮やかに見えていた。だからこそ、とまどいがなかったのかも知れない…)

 

スウとレンは前にいた宮に戻った。

「公子様、この度の無礼まことに申し訳ございません。

この老いた身が、公子様のご命令を思い違えたがために、このような事が起こってしまいました」

スウに足枷をつけたマヤ女官たちが頭を下げて謝る。

「皇子殿下の侍従を罪もなく監禁し、皇子殿下の威厳を傷付けた罪を、どうかお許しください」

(…ランタン祭も終わったのに、わざわざ食事の準備をしたから食べていこうと、言い出すなんておかしいと思ったら…このためだったのか)

スウはレンから一歩下がり、マヤ女官たちに頭を下げる。

「はあ…。私の評判が誰に繋がるのかよく知っていながら、どうしてこのような間違いをするのか…」

「申し上げる言葉もございません」

「さてスウどうしましょうか?」

レンは振り返り、スウに問いかけた。

「え?私ですか?」

「スウと呼んだでしょう。スウもヨミ女官から、侮辱を受けたのですから、スウの決定に従いましょう。ヨミ女官の過ちを許しますか?」

(…こいつ)

スウはレンをじっと見た。

「…過ちや思い違いは、人間誰でもしてしまう事です。ヨミ女官様は私の神宮の法度を教えてくださっただけで、侮辱されたのではありません。

公子様にはどうかその点をご理解頂ければと思います」

スウはレンに頭を下げる。

そしてレンはヨミ女官たちの方を向く。

「スウがそこまで言うのであれば、今日の事はこれでよしとしましょう。皆戻ってください」

「はい。公子様」

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第50話】のネタバレ

ヨミ女官達が下がり、スウたちの前にはご飯が並べられている。

「…ヨミ女官様と仲が悪いのですか?私のような下級宮人に、ヨミ女官様程の立場の方の、処分をまかせるなど、それこそひどい侮辱でしょう。

お二人の間で解決されればいいものを、どうして私を利用されるのですか?」

スウはレンに聞く。

「ただの女官と武官なのに、仲が良いも悪いもありませんよ」

「ヨミ女官様が私に恨みでも持ったらどうするんですか!一介の宮人である私をどうして巻き込むんですか」

「スウに好かれたい私の努力を女官が台無しにしたんですよ。私がしてもいない命令をしたと言って…」

レンは喋りながら、スウに器を渡す。

「公子様でないなら、きっと皇太子殿下のご命令ですね。兄弟を監禁して逃げようとするものなら、足の筋を切ってしまうなんて。

本当にすごい方に仕えていらっしゃいますね」

スウは受け取ったものを口にしながら話す。

「そうですね。宮廷の権勢争いも後宮部の探り合いと、同じように用地で悪辣ですよ。スウも私もまったく運河良いですよね。ははは」

「だから私まで巻き込まないでください」

その話を終えて、レンは違う話をする。

「でも久しぶりですね」

「そうですね。前にここでランタン祭の話をしてくださいました。

公子様が仰ったように、よく見えたでしょうに…残念です」

スウたちは街の灯を見ている。

「再来年にまたありますから」

「再来年…刻一刻と状況や人が変わる宮廷での、二年はとても遠い未来の話のような気がします。再来年も私を公子様が、こうして同じ場にいる事ができるのでしょうか。

サハラ様もその頃には大きくなられているかな…」

「皇太子殿下の首が再来年まで繋がっていれば可能でしょう」

「こんな開けた場所でそんな不穏な発言はやめてください…」

レンの発言にスウは注意する。

「…公子様はどんなお願いをされましたか?」

「答えたところで、スウはつまらないと言うと思いますよ」

「何ですか?気になります」

そう聞かれレンは答えた。

「ラハンに雨が降る事」と。

「…こんな時にまで国のために祈りを?本当に面白くないですね。ご自分のための願いはないんですか?」

レンは遠くを見ながら答えた。

「自分のための願いですよ。スウは?」

スウの方を向いてレンは聞く。

「私は…」

(俺は答えなかった。彼もそれ以上尋ねることはしなかった)

スウは切なそうな顔をしていた。

レンは街を見ながらスウに喋っていた。

「ああ、あそこで誰かが今更ランタンを飛ばしているようですね。あのように遅れて飛ばすものが毎回いるんですよ」

ランタン祭りで明るくなっていた空は再び暗くなっていた。

 

「お帰りなさいませ。主君…」

ユーリがスウたちを出迎えた。

(彼の部下がもの言いたげな顔で待ち構えていたが、彼は俺を先に部屋まで送ってくれた)

「話はあとで聞く」

「はい」

レンはスウをそのまま部屋まで連れて行った。

「疲れたでしょう。今日はもう休んでください。サハラ様の様子は私が見ておきますから、部屋から出ないように」

「あ…はい」

「それでは私はこれで」

そう言って部屋から出ていこうとしたレンに、スウは後ろから抱きついた。振り返るレン。

「今夜は…今夜は帰らないでいただけませんか」

 

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第50話】のみんなの感想

スウさん!!

最後のどういう意味でしょう!

急に寂しくなったとかですか⁉気になりますね!!

ランタン祭りもほぼ見れずに終わってしまいましたが、食事をしながら町を見ていただけで、スウさんもレン様も満足そうですね。

スウさんはマヤ女官に謝らせるためだと思っていましたが、レン様はそれだけじゃなく意味があったのではないかと思います。

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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