砂漠に降りそそぐ龍の雨【第29話】ネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第29話を読みましたのでネタバレを紹介します。

 

SUMMER先生の作品です。

祝祭から帰ったスウは夢を見ていた。ダンとの夢を。

その時、サハラに気を吸われていた。

祝祭から帰った部屋には死体があったのだ。そのためスウたちは部屋を変えた。

町では狩猟祭の話が出ていた。

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第29話】のあらすじ

―びしっ!バッ。ビシッ…!

「またコマが壊れた…」

「そのように…手加減なく振り回せば、当然壊れますよ…」

壊れたものを見ながら、スウはサハラに言う。

「つまんない…」

「地下に来てから遊べるものが減りましたね」

「スウとまたかくれんぼする!!」

「ダメです。サハラ様は宮人たちをいじめて、隠れ場所を聞き出そうとするじゃないですか」

「スウのケチ…」

サハラは不満そうにスウを見る。

それを気にしないスウは笑っている。

「うわ~!どうして分かったんですか?やっぱりサハラ様は賢いですね」

「からかうな!!」

「からかってませんよ?賢いですねと言ったら、からかった事になるんですか~?」

「む~~!!」

サハラはスウの腕を振り回す。

「つまんない!!」

―バッ!

サハラは花瓶をわざと倒した。

「ああっ! 皇子様!! 何てことを!!お怪我でもされたら、どうするんです!」

スウは大きな声を出して、サハラに注意をする。

「だって…イライラするんだもん…」

「今日に限ってどうしてこんなにわがまま言うんですか!!」

スウの後ろにいた女性が動くと、サハラはその人を目で追った。

そして女性めがけて、持っていたコマのひもを振りかざそうとした。

「!」

「きゃああっ!!」

「サハラ様!!」

スウの呼びかけに、サハラは振り返り止まった。

 

「……」

「スウ」

不安そうな顔をするスウに、持っていたひもを放しサハラは抱きつく。

「スウ…俺、頭痛い…。さっきからずっと…」

「…こちらへ横になりましょう」

「うん」

「丁度お昼寝の時間ですし…」

女性はそそくさとその場を離れた。

 

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第29話】のネタバレ

「サハラ様。下の者にあの様なことをされてはいけませんよ。

まして、今は祝祭の期間で、ここは皇子様の宮でもないのですから、なおさら言動にはお気を付けください。

ただ目障りだからと言って、手をあげてはいけません。分かりましたか?」

スウはサハラをベットに座らせ、目線を合わせて彼に言い聞かせる。

「だって母さんは俺に…」

「お母様に守られていた頃と今では、天地の差があるのです!

お体の具合はいかがですか? 熱はないようですが、公子様がいらっしゃったら、看ていただくように…」

「レンはさっき来てた」

スウはサハラを心配する。

そしてレンに見てもらうとしていたが、彼は既に一度来ていたことを、サハラの口から聞く。

「さっき⁉ 夜中にですか⁉」

「寝てるスウをずっと触ってた。手首とかいろんなとこ」

「手首?ああ、脈を測っていらっしゃったんですね…」

(祝祭の間はずっと忙しいと言っていた気がするけど…)

スウは少し不思議に思った。

 

「あの皇子様。公子様はどんな方ですか?」

「何でそんなこと聞くの?」

「お二人がどのように知り合われたのか気になりまして。

結婚はされていますか?ラハンの武人は、若い内に結婚する者が多いと聞きますが」

スウはサハラにレンのことを聞き出した。

サハラは少し暗い表情をする。

「…俺、レンがずっと小さい頃に会った」

「公子様が幼い頃と言うと、サハラ様はお生まれになっていないのでは?」

「うん。でも…しってた。小さい頃のレンはいつも、すごく…怒ってた」

「これはこれは皇太子殿下」

「父上のご容体は?」

「お変わりございません」

「私が来たと伝えてくれ」

 

 

レンは父親に会いに来ていた。

「陛下。皇太子様がいらっしゃいました」

「皇太子アリサード、父上のお見舞いに参りました」

レンは腰を落として話す。

のれんの向こうで、レンの父親は声を出す。

「…ルナ…。…カルナは…」

「父上。第二妃は一時辰前に宮に戻られたと聞きました。懐妊されたお体でいらっしゃいますので」

「そうか…もどったか…。お前は誰だ…」

のれんを少し開け、父親はレンに問いかける。

レンはワンテンポ開けて答える。

「…皇太子アリサードでございます。父上」

「皇太子?だが皇太子は…」

「薬を変えたのか?」

父親の声を遮って、レンは後ろにいる父親の従者に確認する。

「はい陛下。昼に第二妃様が連れて来られた宮医が、処方を少し変えておりました」

「ああ…我が息子…。どうしてあのような無情に逝ってしまったのか…。

この父を置いて…どうしてあのように無情に…」

「お疲れの様子ですので、私はこれで失礼いたします。

沈香をもっと強く焚くように」

「かしこまりました」

 

レンは立ち上がってその場を後にしようとした。

「父上。明日私が狩る、すべての獲物を父上へ捧げましょう。どうぞ喜んでいただけます事を」

そう言って、レンは父親の所を離れた。

 

 

「もっと遠くで行こうかと思いましたが、結局神宮の裏山に決まりましたね」

「神宮の威信をへし折る意図だろう。宮主が亡くなってから随分経つしな」

「何だかんだ言っても久しぶりですね。幼い頃はよく宮主に隠れて、三人で駆け回って遊んだ山ですのに」

レンとユーリにカミラは歩きながら話す。

「皇太子殿下のご退宮でございます」

そのままレン達は外へ出た。

 

 

レン達が去った後、従者たちが彼の話をする。

「皇太子殿下の顔を見るのは久々だな」

「ほとんど顔を隠して過ごされるので…。

国境の方へ行かれていた期間も長く、皇太子殿下のお顔を知らぬ宮人もかなりいると言います」

「第二妃は顔に大きな傷があっても、隠そうともしないというのにな」

「宮内での実権の表れとも言ええるのではないですか」

「大臣もそろそろ今度のために、備えられた方が良いのでは。

聞くところによると、第二妃ソル・カルナの父親に会おうとする者たちが、列を作っているといいますよ。

そうしたろことろで今の皇太子はアリサードだ。第二妃の子は生まれてもいないではないか」

「しかし噂がありますから。皇帝が倒れられる前に命ずる令を書かれたとか」

「ただそれがどこにいったのか。誰も知らないといいますが、噂通りそれが皇太子の廃位を、決定づける令だとしたら民の反発が…」

「おい。軽率な言動は慎め。結局誰になろうと、皇帝は天が決めるものだ。

こんなところでいくら話をしても意味はないさ」

 

 

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第29話】のみんなの感想

んー話が進まないですね。

サハラ様の遊びはどうなんでしょう…。

遊ぶのが少ないにしろ遊び方ってありますよね。

スウさんのサハラ様に言い聞かす感じがすごいですね。

子共がいないのに、子供好きなのでしょうか?

サハラ様がいうお母様って誰の事なのでしょう。そこが気になりますね。

幼い頃のレン様をみていたといっていましたが、そこもどうなのでしょう。

”龍”としての何かの記憶でしょうか…。

 

レン様のお父さんは出てきましたが、なんかボケてる感じですかね。

従者たちの会話も気になりますが、良く分かりませんね。

この後どう話が展開していくのでしょうか。

 

 

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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