砂漠に降りそそぐ龍の雨【第30話】ネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第30話を読みましたのでネタバレを紹介します。

 

SUMMER先生の作品です。

祝祭の最中、スウとサハラは地下で過ごしていた。

一方のレンは、自分の父親に会いに行っていた。

 

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第30話】のあらすじ

「う、ううっ…ふ……」

サハラはうなされていた。

 

「雨を降らせなければならない。そうすれば、誰もお前を無下にしないさ。レンと対等にならなきゃいけないんだ」

大人のサハラは子供のサハラに向って話す。

「…でも雨を降らせたら俺死んじゃう…」

「大丈夫だ。どうせ、お前はうわべの姿に過ぎないんだから」

大人のサハラがそう言うと、子供のサハラの顔がピシッとはがれた。

そして立っていた場所が崖のように崩れた。

落っこちながら、サハラは上を見ていた。

 

「…様!!サハラ様!!」

その目には慌てるスウが写った。

スウは後ろを振り返りバシッとビンタをする。

その相手はレンだった。

「スウ…」

 

―ドンドンドン…!

「はっ……。スウ……」

サハラは目を覚ました。

起き上がり、一目散にスウのいる部屋に向った。

こっそりと覗くサハラに気がついたスウは声を掛ける。

「ああサハラ様。お目覚めになりましたか?頭痛はいかがですか?わざと起こさないようにしていたのですが…。

外が騒がしいでしょう?神宮の裏手で今日、狩猟祭が行われるそうですよ。私もさっき太鼓の音に驚きました」

「スウウウゥ…」

サハラは涙を流して、スウの名を呼んだ。

「ええっ⁉突然どうされたのですか⁉」

驚くスウ。

サハラはスウに駆け寄る。

「スウ~助けて~」

「怖い夢でもみました⁉」

「うあぁぁん~。何で俺の事殺そうとするの。俺何も悪い事してないのに~」

「殺そうとするって…」

 

(…第二妃と会った時の後遺症か?)

泣きじゃくるサハラ。

彼の言葉にスウは一瞬考える。

「ヒック…お腹も空いた~。ふえぇぇん~」

「だから昨日粥を残さずに食べるように言ったでしょう!」

「でも今食べたら食べ過ぎちゃう…ふえ…」

「ひ、ひとまず落ち着いてください。まだお食事の時間ではありませんが、外に伝えて準備させますから」

あまりの泣きじゃくりに、スウも少し慌てる。

そしてサハラを残して、スウは外に準備してもらえるように伝えにでた。

(昨日から様子がおかしいな…。

第二妃と会った時の事は遊びだと思ってる様だったから、特にその後何も言わなかったけど。ひとまず皇子には口止めをしておくべきか。

でも子供に秘密にするようにと言ってもかえって…)

 

スウは一人考え、悪い方を想像する。

「はっはっはっ!!スウと俺2人だけの秘密があるんだもん!!スウと俺が誰と会ったか、レンには絶対教えてあげない!!」

「?」

「皇子様いけません!!」

 

(逆効果になるかも…。とりあえずもう少し様子を見よう…)

「サハラ様お食事をお持ちしました…。……?サハラ様…?」

スウが食事を持って戻ると、そこにサハラの姿がなくなっていた。

 

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第30話】のネタバレ

―シュッ!

「相変わらず素晴らしい腕前ですね。

かつてラハン一の弓の名手だったカウスが蘇ったとしても、皇太子殿下の相手にはならな…」

「無理に褒めなくていい」

「はい。やめます」

ユーリはレンの弓を褒めていたが、彼は遮って止めた。

「殿下。そろそろ下へ戻りましょう」

「カミラは?」

「はい殿下。カミラただいま戻りました」

レンの質問に丁度戻って来たカミラ。

「探すよう言ったものは見つけたのか」

「見つけはしましたが…おもったより少ないですね。

私が見つけたものは二人ほど、報告ではさらに三人いるということです。侍従のフリをしたものもいるようです」

レンの問いかけに、カミラは淡々と答える。

「絶壁の岩の付近に隠れているようですので、一方に追い詰めて不意を突いて襲うのがいいでしょう。

殿下はアリウスと先に下へお戻りください。こちらは私が片付けます」

そう言った絶壁の近くには2人の男がいた。

 

「いや、私が直接行こう。お前たちはついてくるな。

それと適当な獣でも捕まえておけ」

「ええっ。お一人で楽しまれるおつもりですか!!」

レンの提案にカミラは残念そうな声を出す。

しかしレンはそんなこと関係なく行ってしまった。

「煩いヤツやと出くわさないように気を付けろよ」

「はぁ……」

「あの…水をどうぞ」

「申し訳ありません。私のせいで出発から取り残されて…」

男性がもう一人の男性に水を渡す。

受け取った男性は申し訳なさそうにする。

 

「かなり無理をしているようですが、大丈夫ですか?」

「もともと幼い頃より体が弱くて、長く走る事ができないのです。

長男として生まれたのに、こんな有様で…親にも迷惑を掛けました。

こんな私が皇太子殿下にお仕えする事になるなんて…。

勿論陛下は側近の護衛たちに囲まれて、お姿を見る事もなかなかかないませんが…。

私なりに最善を尽くしてお仕えしたいのです…」

水を持つ男性の手はぶるぶると震えていた。

 

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第30話】のみんなの感想

サハラ様の夢、嫌ですね。

子供がみたら泣きたくもなります。

あの夢は何かを意味しているのでしょうか。

雨が降ったら、今の姿のサハラ様はいなくなるのでしょうか。

子供の姿と大人の姿の両方が存在しなくなるってことですよね。

夢ではレン様をスウさんが叩いていましたが、雨を降らせようとしているレン様だからなのかと思いました。

第二妃にあったことを隠しているスウさんですが、それが良い事なのでしょうか…?

悪い事ではないと思いますが、伝えておいた方がいいのでは…と思いました。

 

レン様が弓をやっているのは狩猟祭に参加しているのでしょう。

ユーリさんの褒め方は独特でしたね。

カミラに頼んでいた探し物とはなんでしょう。

人のようですが、フリをしている人もいると言ってましたが…。

 

最後の水を上げていたのはダンさんなのでしょうか?

違うような似ているような…。

 

さて狩猟祭も始まりましたが、部屋からいなくなったサハラ様の行方も気になりますね!!

 

 

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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