「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第20話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
外出から帰ってきたスウとレン。
泣きじゃくるサハラを持って帰った花で笑わせるスウ。
レン達が部屋を出た後、サハラは人が変わったかのようにスウに注意する。
そしてサハラが持っていた花が一瞬で枯れていた。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第20話】のあらすじ
「毒?」
「はい。すぐに蒸発しましたが、使用量によっては十分に致命的になり得る毒性でした」
「スズメバチ云々の話で、よほど頭が回らない状況なのかとは思ったが」
「申し訳ございません…」
レンとユーリはサハラの部屋の状況の話をしていた。
ユーリの話を聞いてもレンはあまり驚かなかった。
「やはりあの時思い違いではなかったのか。前にも一度、毒気を感じた事があった。餌を一時的に麻痺させるためのものか…」
「…はっきりと決めていただく方がよろしいかと思います。龍ではなく魔羅であれば一刻も早く処理を…」
ユーリはレンに注意をする。
「アリウス。何を決めろというのだ。あれが蛇であったとしても、今更変わる事はない」
レンははっきりと言った。
「…出過ぎた言動で殿下のご機嫌を損ねた罪は辞職にて…」
「殿下それより面白い噂を聞きました」
ユーリの冗談をさえぎって女性はレンに話しかける。
「祝祭に合わせて、帝都にとても有名な占星術師が現れるんですって」
「占いをしろと?カミラお前死にたいようだな」
「あら、私の事も幼名で呼んでくださいよ。十年に一度人前へ現れて、占ってくれる老人だといいますが、自身がソホン最後の大神官であったと主張しているという話です」
「耄碌した老いぼれか。ソホンが滅んでから五百年以上経って…」
レンは気付いて言葉をとめた。
カミラはそれに気づき、続きを話す。
「ええ、そのため知らない事はないと主張しています。すでに人が詰めかけて、予約さえ取りにくい状態でしたわ。恋愛占いでも本当ーに有名なんですよ」
レンは考える。
「時に…帝位ひとつ得るために、こんな事までするのかという気になるな」
「帝位ひとつを手に入れる事は、ラハンの全てを手に入れる事と同じですから」
「それはそうだが…」
ユーリは冷静にレンに言った。
「お言葉の割に、最近は楽しんでいらっしゃるように見えましたよ。今日も…」
「お前たちが何を憂慮しているかは分かっている。心配するな。私的な情に流されることはない」
レンはユーリの言葉を遮って言い切った。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第20話】のネタバレ
「スウそれ食べる!」
(…うう。ここ最近、体調が悪いな…)
朝食を食べるサハラの横でスウは手伝う。
「それにつけて!!」
「はいはい~。すぐに差し上げますからね」
スウはなにかをつけようとしながら、目をこすっていた。
(風邪か…?ボーっとする)
「スウ…スウゥ…目…熱い…目痛い…」
スウが目を開けると、何かにつけようとしていたものを、サハラの目に塗ってしまっていた。
慌てて謝るスウ。
「はっ!!申し訳ございません。皇子様!考え事をしていて…」
「うん…」
スウは袖でサハラの目を擦る。
「スウ。スウがこれで食べて。スウ、アーン」
サハラはスウを心配して、自分のご飯をスウにあげようとした。
「スウ、アーンして!」
「ああ…ダメですよ。サハラ様。私が皇子様と一緒に食事をとるのはご法度なのです。食卓に出されるものも異なりますので」
サハラの行動に申し訳なさそうに教える。
「レンが俺にスウが寝てる時にこっそり食べろって言った…」
「こっそり…?ですか…?」
スウとサハラはお互い不思議そうにした。
「うん…これは全部食べてもお腹いっぱいにならない」
「成長期だからでしょうか?それでは量を少し増やすように…。……!うっ……」
(鼻血なんて何年ぶりだ……)
スウは鼻血を手で押さえながら、前のめりだったサハラに座るように促した。
「サハラ様。お座りになっていてください…」
するとサハラは声色が変わった。
「スウ。美味しそうな匂い。見せて。スウの血が出てるとこみたい」
驚いて目を見開くスウ。
すると次にはいつも通りのサハラに戻っていた。
「見せて!!拭いちゃダメ!!」
「はああ!?」
(あ……どうにか止まったけど…)
スウは洗面器に水をため、ハンカチで鼻を抑えた。
そして横目でサハラをチラッと見た。
「サハラさま。いい加減に起きてください。布団を整えなければ」
「うっうっうっ。ふえええん…」
「あの…私の床にヨダレをつけないでくださいね…?」
スウの布団で泣いているサハラ。
サハラは泣き顔のまま顔を上げて、スウに言う。
「グスッ…スウは……いつも俺にダメってばっかり言う……。これもダメ…あれもダメって…」
拗ねるサハラにスウは少し戸惑う。
「サ、サハラ様がおかしな事を仰るからでしょう!よそであんな事を仰ってはいけませんよ!」
するとサハラはレンの名を出した。
「レンが見せてって言ったら見せるくせに。俺もスウの鼻から血が出るの見たかったのに…うっうっ……ケチ…」
サハラはまた顔をバッと隠した。
「…どうしてここでレン様が出てくるんですか。ここ何日か影も見えない方なのに」
「いつも俺をのけ者にして、2人だけで遊んで…」
「あの時一度だけ!だったじゃないですか。はぁ……」
スウは拗ねるサハラに諦めて、見せる事にした。
「分かりましたよ!どうぞご覧ください!!何だってそんなに執着されるのか…。その代わりこの前私一人で外出した事許してくださいますね」
「ううん。それはやだ……」
「もうお忘れください」
目をつぶるスウの頬に、サハラの小さな両手が触れた。
その瞬間、サハラの小さな手は大きな手に変わった。
目をあけたスウの目の前には男性がいた。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第20話】のみんなの感想
サハラ様大きくなりましたね。
一度夕焼け空の下で見た時の姿でしょうか。
あの時はスウさんは目の錯覚のように感じていましたが、今回は目の前にいますからね。
どんな反応をするのか楽しみです。
拗ねるサハラ様はとても可愛らしいですね。
子供心の”何で?”と同じ感覚で、血が出ているのを見たいと言ったのか。
もしくは”龍”としての何かで言ったのか…。
声色が変わった事を考えると”龍”としての何かなのでしょう。
レン様たちが話していた占い師ですが、一体何歳なのでしょう。
ソホンが滅んで五百年以上経っていると言っていましたが…。
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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