砂漠に降りそそぐ龍の雨【第14話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第14話を読みましたのでネタバレを紹介します。

SUMMER先生の作品です。

レンに「必要な物はないか?」と聞かれたスウ。

彼は「一時間でいいから外出許可がほしい」と頼んだ。

レンはそれを受け入れた。

>>砂漠に降りそそぐ龍の雨のネタバレ一覧はこちら!

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第14話】のあらすじ

「はぁ…」

スウは手で汗をぬぐう。

(ついに…ついに…!!寝た…!!)

「あああ~」

布団で寝息を立てているサハラを見て涙をだーっと流す。

 

さかのぼること、二時間前

「やだあああっ!!やだやだやだやだやだやだやだやだ!!」

「ははは…ちょっと出てくるだけですから…」

「俺も行く!」

「私がいない間は他の方が来てくださいますよ」

「や!!」

スウがレンに頼んだ外出の日。

彼が出ていこうとするのを、サハラはスウにビタッとくっついて駄々をこねる。

あまりに引かないサハラにスウは諦めた。

「分かりました。行きませんよ。はいはい…」

「ふううっ…」

そうスウが言っても放さないサハラ。

「行きませんってば~。冗談言っただけですよ」

「…冗談?冗談だったの?」

「はい。全部冗談ですよ~」

それを聞いたサハラはニカッと嬉しそうに笑顔を向けた。

「…えへへへ」

「寝る前に本読む人ー!」

「はーい!!」

元気よく返事をするサハラ。

 

(ここまで離れるのを嫌がってるのに、少しかわいそうではあるけれど、この機会を逃すと、祝祭の期間中ここに閉じこもることになりそうだからな…仕方ない)

隣で眠るサハラを見た後、スウはそーっと扉を開けた。

そこにはレンが待っていた。

「ふう…やっと出てこれた」

「約束の時刻よりかなり遅れましたね?」

「レン様!申し訳ありません。サハラ様がずっと放してくれなくて…」

「言い訳はいりません。とにかく一時辰内に、かならず戻らなくてはなりません。時間がないので急ぎますよ」

(うっ。またこれか…)

冷たく言い放ったレンはスウに目隠しをした。

「ご希望通り、宮廷の北門近くへ向います。はぐれないように、注意して付いて来てください」

「はい…」

 

スウはレンの背中の服を掴んで歩く。

(歩みに迷いがないな。神宮の地理に慣れているのか?)

「足元に気を付けてください。神宮のあちこちが、古い石畳なので躓きやすいのです」

「あっ……!」

そう言われた最中、スウはよろけた。

「ほら言ったそばから」

よろけたスウはレンに抱きしめられるように倒れた。

「これからは前もって声を掛けますね。……スウ?」

「公子様…」

スウはレンの肩をぎゅっと強くつかむ。

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第14話】のネタバレ

「スウ分かってる?」

「はいはい。わかってますよ。香はほのかでも長時間おいても変わらないほど、良いってことでしょう」

「質が低いものは階級の低い妃様へお渡しして。それと自然の草や果物、花や水の匂いに近いほど、目が飛び出るほど高価なものなのよ!!」

前の仕事を思い出したスウは、レンの抱えられたまま彼の匂いをクンクンと嗅ぎ始めた。

戸惑うレン。

「スウ?気持ち悪いので、ちょっと離れてくれませんか?もうすぐ着きます。急ぎましょう」

(働きながらたくさんの香をかいだけど…こんなにほのかな草の香りは…。微かにほろ苦い香りも混ざっているような…何だろう…)

サハラのいた部屋から歩いてスウとレンは、北門近くの着いた。

「北門近くの庭園へ向かう道です。後宮までは…」

「あ、はい。ありがとうございます。道は分かっているので大丈夫です」

レンの案内を遮ってへんじをする。

「それでは…行ってきます」

スウはレンにそう言ってその場から離れようとした。

「あの…待っていただかなくてもいいですよ!」

いつまでもいるレンに声を掛け、再度その場から離れた。

―タタタ

―スタスタスタ

―タタタッ

―スタスタ…

「……」

スウが歩くと、後ろから足音が聞こえる。

足を止めると、その足音も止まる。

「あの…公子様?」

いつまでもついてくるレンにスウは振り返って声を掛けた。

「どうしました?急いだ方がいいのでは?」

「分かっててどうしてついてこられるんですか?まさか…同行なさるおつもりですか!?」

「そうですが、いけませんか?」

レンは即答で答えた。

「こんな事を話すのは心苦しいのですが、スウの外出許可を得るまでに、かなり手間がかかりました。
もちろん私はスウが外でむやみに、皇室の機密を漏らすようなものではないと申し上げましたが、宮廷の上位の方たちの多くは、奴隷を信用しないのです。あ、スウが奴隷だと言う事ではありませんよ。ただその方たちの目には、市民にしろ奴隷にしろ、同じものですので…。外出をさせるのなら、舌を抜いてから行かせるべきだと言われまして、その代わりに私が同行する事にしたのです」

レンは自分が同行する理由を説明した。

「同行したところで、特に問題はないでしょう?恋人に会いに行くのでもない限り」

スウを見て、レンはにこりと言った。

(うっ…このヤロウ…!!)

わざとらしいレンにスウは心の中で怒った。

「どうしました?行かないのですか?」

「いえ…行きます」

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第14話】のみんなの感想

レン様わざと自分も同行すること言わなかったんでしょう。

「恋人にでも会いに行くのでもない限り」のセリフが意味ありげです。

レン様がついてきたら、スウさんはダンさんに会えないのでは…。

マヤ女官にも会いに行くのかと思ったのですが…。

スウさんどうするのでしょうか?

サハラ様大分、子供らしさが増しましたね!!

母親と離れたくない子供のようで、とても可愛らしいです。

次回、外出をしたスウさんとレン様の行動を描かれているト思うので、どうなるのか気になります。

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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