漫画「DEAR BOYS ACT4」は八神ひろき先生の作品です。
湘南大相模でのPG(ポイントガード)の座を賭けた選抜試験の試合が着々と進む中、ポジションを獲得できるのが、2年の青山チームと佳樹たち1年生チームのみに絞られました。
そしてディフェンスの青山とオフェンスの柏木の攻防戦は始まった途端から白熱状態となりますが、青山がディフェンスに強くこだわる理由と佳樹のジャンプ力とはまた別の飛び抜けた能力が明かされます!
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目次
DEAR BOYS ACT4【第6話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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タイトル名のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
DEAR BOYS ACT4【第6話】のあらすじ
PG(ポイントガード)の座を賭けた選抜試験での青山チームと佳樹たち1年生チームによる試合が始まったものの、メインはディフェンスの青山とオフェンスの柏木の攻防戦で展開されています。
両者譲らない戦いは試合開始から3分が経過した現時点でも、どちらのチームもノーゴールの状態が続きます。
ドリブルで青山を抜いたと思われた柏木でしたが、後ろからのスティールによってボールを奪われてしまいます!
佳樹「嘘でしょ!?あり得ない!」
他の先輩たちが止められなかった柏木のドリブルを止めてしまった青山のディフェンスに恐怖しますが、それでも今の自分にできることをしようと、ボールを奪い返すために走り出します!
佳樹「おおおおおおおおー!!」
大声で吠えながら走るのですが、本人さえも気づかぬ間に、柏木からボールを奪ってドリブルする青山に追いついてしまっていたのでした!
青山「なにー!?」
ジャンプ力とは、また別に開花させた足の速さで驚いたのは、青山や柏木だけでなく、その試合を観戦している輪島監督や3年生部員たちも、信じられないような眼差しで見つめています。
青山「どけよ、素人!お前に止められてたまるか!!」
佳樹「くうう!!」
一度は驚いても、容赦なく攻め続けて、そのままシュートに入る青山ですが・・・
佳樹「届けー!俺の右腕!!」
佳樹の指が微かにボールに当たって軌道を狂わせたことによって、ゴールは決まらず・・・
青山「嘘だろ!?」
落ちたボールを拾った佳樹は、すぐに柏木にパスします。
柏木「ナイスディフェンスだ、森ぞー!」
珍しく誉めてくれた柏木による、攻撃が始まります!
青山「やらせるかよ!ディフェンスだけは!!俺は負けられないんだ・・・」
倒れても、すぐに立ち上がっては柏木を止めに行こうとしますが、そのときに1年前・・・湘南バスケ部に入部したばかりの頃を思い出します。
彼の夜遅くまで行う居残り練習は、この入部したばかりの頃から、すでに始まっており、毎晩遅くに寮に戻ると同時に玄関で倒れ込んでは、寮母さんから呆れられます。
夕食を温め直してもらえても、膨大な練習量による疲れで食事する気力すら湧きません。
そんな彼に対して、寮母さんがそこまでに多く練習する理由を聞き出すと、疲れた顔つきが、いつもの練習に挑む時の真剣な表情に変わって語り出します。
青山「負けたくねーから!エリート達に・・・上手くなりたかったら、あいつらより練習するしかないんですよ」
そんな中でノック音が聞こえて、振り向いた先にいたのは、ロッキーこと湘南大相模の元キャプテンの轟先輩でした!
彼の顔を見た途端に素早く起立して、緊張した表情で見つめるのですが・・・
轟先輩「いいから、座ってろ」
座らせた後に、先輩から自分が毎日行っている居残り練習についての話が始まるのですが・・・!?
DEAR BOYS ACT4【第6話】のネタバレ
居残り練習から寮に戻ったきた青山を座らせた轟先輩は、自分もまた彼の隣に座ります。
そして先輩からの話とは、青山の自主練がすでに部内でも噂になっていること、そしてPG(ポイントガード)の座を狙っているのかと思われ、柳本が笑っていたことでした。
そして、そこまで頑張って練習しているのにも関わらず、バスケが全く上達していないことも突かれます。
しかし、先輩が本当に言いたいことはこの後から始まります。バスケ部での過酷な練習で他の一年生部員たちがへばって休んでいる間も、一人だけで黙々とシュート練習している姿も見逃してはいませんでした。
轟先輩「どんな些細な練習でも手を抜かないし、疲れた態度なんて絶対に見せないし」
思わぬ褒め言葉をもらえたものの、実は轟先輩もこの年には布施たちが入ってきたことによって、レギュラーを外されてしまったことに対して、おおいに悩み続けていたと同時に、青山が一人で頑張っている姿を見ることで、つい今の自分と重ね合わせてしまうことも告げてきます。
湘南大相模のバスケ部は、才能と実力が最も重視されるチームであり、どんなに頑張っても布施たちのように才能ある選手に勝てないのであれば、レギュラーを取ることじたいが至難の技となってしまいます。
轟先輩もまた、当時の青山と同じように才能の差を見せつけられて、内心では愕然としてしまっていたのです。
そして青山が一般入試で入学したのに対し、布施をはじめとした他の選手たちはスポーツ推薦で入った者ばかりで、青山のような選手にとっては、その時点で大きな壁として立ち塞がっていることを話した後に、改めて問いかけます。
轟先輩「それでも、まだ挑んでみたいか!?才能のある奴らに・・・」
一瞬の膠着状態の後に青山が、その質問に答え始めます。
青山「オレ、その才能ある奴らにムカつくんですよ!なんとしてでもあいつらの中に爪痕を残したい!だから、すみません。オレは先輩に何を言われても、絶対にやめませんから!バスケ部を・・・」
青山の答えと思いを聞いた轟先輩は、彼に気づかれないように少しだけ笑みを浮かべた後にアドバイスをしてきます。
轟先輩「だったら、そいつらを黙らせるような武器をものにしねぇとな!」
「武器」と聞いて気になる青山は轟先輩に質問すると、教えてもらえるどころか、頭を強くつかまれます。
轟先輩「自分で考えろ!どうやったら生き残れるか、ココ(頭)使って自分で導き出せ!」
答えは教えてもらえなかったものの、先輩もまた、後半である柳本から奪われたレギュラーの座を奪い返すために毎日の練習に励んでいることを話してくれました。
轟先輩「いいか!?お前が武器を自分のものにできたなら、チームが苦しい時、必ず必要とされる!だから、その時のために頑張れ!死ぬ気で頑張り続けろ!!」
一見は厳しいことを言われた感もあるものの、これは青山にとって、先輩からの最高のエールでした!
先輩からのアドバイスを思い出しながら、自分には何があるのか考え直します。
その結果でたのは、体力や負けたくない気持ち、執念深く諦めが悪いこと、そして・・・今の彼のプレイスタイルとして確立できた「しつこいディフェンス」でした!
青山「そうだ、オレにはこれしかねぇ!ディフェンスしかないっすよね!轟先輩!!」
既に卒業して、今はいない先輩に対して、心の中で叫びながら、場面は再び試合中の現在に戻ります・・・。
攻め続けてきた柏木の前に立つと同時に彼からファールを取ることに成功します。
柏木とぶつかって倒れ込んだまま、歓喜の叫びを発します。そして立ち上がった後に柏木に告げます。
青山「今のお前の腕じゃ、どうやっても俺から点を奪えねぇ!また来年にでも挑戦しろや!!」
柏木「冗談でしょ・・・こっちは簡単に諦めたられないんすよ。1年のオレにとって、チャンスは今年だけなんだ」
そして、ここから柏木が湘南に入った本当の理由が、彼自身の口から明かされます!
柏木「3年の布施さんと同じチームでやれんのは、このインターハイだけなんすよ!オレはそのために湘南大相模に来たんすからね!!」
柏木からの宣告に全員して、一瞬は沈黙し、布施自身も言葉を発せない中で、彼と同じ3年生部員たちが口を開き始めます。
いわゆる「布施歩のストーカー」と言っているのと変わらず、布施に憧れて湘南に入って佳樹と同じ・・・いや、むしろ佳樹以上に布施への憧れ心を強く抱いていたことが判明します。
まだ何も言えない佳樹の肩に軽く触れてらきた柊は、一緒にバスケをしていた中学時代のから何度も聞かされて「筋金入りの布施信者」であることも告げられてしまいました。
そこで初めて大声をあげて驚く佳樹をよそに、またもやライバル同士の会話が始まります。
青山「面白いじゃないか!柏木!!」
柏木「こっちこそっすよ・・・先輩」
しかし、この時の会話には今まで言い合っていた時のようなギスギス感はなく、お互いに笑みを浮かべながらの会話となりました。
青山チームのスローインから試合再開となり、再び青山にボールが渡りますが、その途端に柏木からのカットで奪われて、すぐにゴールへとシュートの態勢で向かっていきます!
奪われた後に一瞬だけ出遅れた青山は必死に食らいつきますが、間に合わずに柏木の先制点が決まってしまいます。さらに柏木の背後にぶつかってしまったことにより、ファールまで取られてしまうのでした・・・。
DEAR BOYS ACT4【第6話】の感想
青山の過去を知って、彼がディフェンスに強くこだわるようになった理由や、そのきっかけを作ってくれた轟先輩の優しさに、じんわりときた読者も多かったのではないでしょうか?
そして柏木が湘南バスケ部に入部した本当の理由を告げると同時に、彼もまた筋金入りの布施信者であったことを知った時は、少しだけ吹き出しそうになりましたよね。
まとめ
以上、「DEAR BOYS ACT4【第6話】」のネタバレを紹介しました。
漫画は実際に絵も含めて読んだ方が間違いなく面白いです。
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前作までのDEAR BOYSはU-NEXT・music.jp・FODで配信されていましたので、詳しくサービス内容を次の記事で紹介していますので、合わせてご覧になって見てください。
※ACT4に関しては2018年10月現在で連載が開始されたばかりなので、単行本はまだ発売されていませんでした。
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