漫画「齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定」は榎本快晴先生の作品です。
約5000年もの長い時をひっそりと生きてきた、心優しく人畜無害な草食ドラゴンがいた。
そんな彼の前に現れたのは、「生贄」を自称する少女・レーコ。
レーコは彼を、“邪竜レーヴェンディア”だと思い込んでいて──。
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目次
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のあらすじ・ネタバレ・感想
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齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のあらすじ
見た目に寄らず、草食の邪竜のもとに、いきなり生贄少女がやってきました。
なんと否定しても食べられたい一心で、説得してくる少女に、竜はどうしたものかと頭を悩ませます。
見ためこそ立派な竜となっていますが、それはただ5000年の間ひたすら草を食べていたからで、別に凄まじい能力があるわけでもないのです。
5000年もの間生きられたのは、相手の能力を見る目があり、敵わない相手には距離を置いて平穏に暮らしていただけのことでした。
何度説明しても理解してくれない少女。
村から与えられた役目なのでどうしても生贄にしてほしいと言っています。
埒が明かないと判断し、適当なことを言って帰らせようと試みます。
竜「分かった分かった それじゃあもう今食べた わしクラスの竜になると行きたままでも魂を食えるんじゃ」「お主の魂をちょこっと食って満足した 村の連中にも説明してやるから安心してとっとと帰るがいい」
少女「食べられた・・・それでは 邪竜様の眷属になったわけですね」
竜(この少女の論理構造がよく分からない)
とにかく面倒になるのを避けたい一心で、少女を村まで送ることにしましたが、村の人々は竜の見ために驚き慄きます。
そんな中、一人の少年だけは竜に対して攻撃的な態度を取っていました。
少年「レーコ!大丈夫なのか!?あの化け物にひどいことを――・・・」
レーコ「邪竜さまは化け物じゃない 私は既にあの方の眷属 あの方を愚弄するならアナタといえど容赦はできない」
竜「わしに対してそんなに気を遣わなくてよいから」
レーコ「いえそれはできません」
竜(??!)
レーコ「私と貴方は一心同体 貴方様への侮辱はすなわち私への侮辱 看過はできません」
竜(わしの眼力が警鐘を鳴らしている レーコの特性は思い込みが非常に激しい!)
(しくじった適当に話を合わせるんじゃなかった――!!)
なんとか、その場を巻いて逃げようとした時、山の方から狼がやって来たと、村は大騒ぎになります。
せっかくのチャンスだったのに、村人に頼まれ退治に向かうハメになってしまいました。
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のネタバレ
ただ、見ためばかりで実際にはかなり弱い竜は、どうすることもできず、オオカミとの話し合いを提案するも襲いかかられるのでした。
その時、レーコが竜の頭上に現れ「愚かしい獣どもが」と凄まじいオーラを放っています。
そして、5000年の人生の中でも数度しか会った事のない、大魔導士すら凌駕するほどの膨大な魔力で、オオカミをいっぺんに倒してしまいました。
竜(確かに魔力の片りんはあった あったけども・・・思いこみだけで潜在能力を全部解放しちゃったの!?)
一連の様子を村から見ていた住民たちは、レーコを特別な存在にしたのは、竜の仕業ではないかと噂していました。
そしてその能力の持ち主を村に置いておくのは危険と判断されてしまい、二人は魔王を倒すために村を出ることに決めました。
到着した街はメラメラと燃えていて、さらには妖怪たちが住民を襲っています。
この見ためなので、街の者に自然に受け入れてもらうために、レーコを魔導士とし、駄ドラゴンを演じる約束をし、街に降りていきます。
途中、やはりその見ためのせいで攻撃を仕掛けられますが、レーコはあっさりと倒してしまいます。
驚き、見上げている街人にむかって、あっさりと打ち合わせした内容と違うことを言ってしまうレーコ。
彼女に、設定などは通用しないのでした。
なんとか街に降り立ち、骸骨の怪物を倒すよう依頼され、レーコを送ります。
竜は、敵の本丸がどこかにある頭蓋骨であり、軍人たちを送りこむよう指揮官にアドバイスしました。
そしてあっという間に、街中の骨がカラカラと力を失っていき、一見落着となったのです。
疲れて眠ってしまったレーコを、この街で引き取り能力を伸ばしてやってくれないかと頼みますが、もちろん断られます。
さらに、今なぜこんな状況になっているのか説明しましたが、全く信じてもらえる気配がありません。
さらには、これで終わりかと思いきや、ずっと親切にしてくれていた指揮官が、がらりと態度を変え襲いかかってくるのです。
指揮官「わが名はアリアンテ・ソルド・シルヴィエ 忠実なる魔王様の剣」
「命はここで果てようとも手傷の一つは覚悟してもらうぞ――老竜」
もう終わったと、思っていると、そこへレーコが反撃に入ります。
しかし、先程の骸骨との戦いで力を消耗してしまっていて、存分に力が発揮できないまま、岸壁に叩きつけられ意識を失ってしまいます。
指揮官「覚悟」
竜「残念ながら腰が抜けて動けない」
「おっお主――話を・・・・・・」
指揮官「問答無用」
竜「数千年ぶりの痛みだろう」
指揮官「貴様ほどの強者 痛みを感じることもそうあるまい」
「だがこの剣はいかなる者が相手だろうと確実に一定のダメージを与える 無防備に舐めてかかれば文字通りの痛い目を見るぞ」
竜(つまり楽に死ねないということか)
その後、永遠とも思える地獄の刻がしばし経過し、竜は完全に動けなくなってしまいました。
竜の言う通り、本当に弱かったと、愕然とする指揮官。
ただ、本当の弱さを実感し満足したのか、試しただけだと笑顔を見せます。
そして、竜の知らない所で、勝手に大きな話として伝わっている以上、いつか魔物に襲われる日がくるだろうと予言し、身を隠す場所を与えるのでした。
齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定のみんなの感想
強い竜と、それを使いこなす人間の話だと定番な感じがしますが、弱い竜と妄想だけで能力開花させた少女の話というのがかなり斬新でした。
それぞれのキャラがぶっとんだ性格で、竜が一番冷静で的確なつっこみを入れるのが、面白かったです。
さあ、勝手に出回っているウワサから逃れるために、身を隠しましたが、ずっと隠してもいられないでしょう。
レーコと一緒に戦っていくのか、トレーニングをして強くなるのか、竜がまた一人のんびりと草を食べて過ごせる日は来るんでしょうか。
まとめ
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