「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第53話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
ラハン語をしゃべれるようになったスウ。
そんなスウを気味悪がるランカ。
昔の夢を見ていたスウの横で、大人のサハラが彼の頬をつつく。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第53話】のあらすじ
「それで話は何だ。要点だけ伝えて、さっさと消えろ。今日は疲れた」
頭を抱えながらレンはユーリとカミラに言う。
「主君の性機能が正常に作用しないかも知れないという衝撃で…話の内容を忘れてしましました」
「一体いつからですか⁉
そんな事では、皇位へ上がられてからも、困る事になります!」
ユーリは真顔で、カミラは驚きながら言った。
そんな二人にレンは
「死にたいのか?」と。
「どうして私が埃まみれの寝台なんかで、どこの馬の骨とも知れん侍従と、睦み合わねばならないのだ」
「おかしいですね。裏山では睦み合ってましたが…」
「拗ねてるのよ」
「黙れ」
「あっちから差し出してきたんだから、黙って食えばいいものを、わざわざ…」
呆れたようなカミラの話を遮ってレンは理由を話す。
「あの諦めたような表情が気に入らない。他人の食べ残しを拾う様な気分だったんだ」
「強がりですね~。本意でないくせに」
「この際、適当に利用して処分すればいいではないですか。
分かっていらっしゃるでしょうが、あの侍従が必要以上に龍の信任を得て、権力でも手にすれば、今後殿下にとって、大きな妨害となる可能性もありますから、警戒が必要です。
いっその事、今殺して…」
「私もアルウスと同じ考えですが、今はまだ時期尚早です。ただの侍従一人にそこまで急ぐ必要はないかと。
サハラ様の”餌”の役割もよく果たしてくれていますし」
そっぽを向いて聞くレンに2人は話を続ける。
「食事の度に、人間を食べな得蹴ればならないのならば、神宮での調達には限界がありますから」
カミラはサハラがスウに対する扱いの話をした。
「一つ気にかかるのは、スウに対する龍の特別扱いです。
スウ以外の人間は皆すぐに生気を吸いきって殺したり、食す目的でない無意味な殺人もありました。
スウに限っては死なない程度だけ生気を吸ってから、回復するまでは他の餌を食べて待つのです。再生力を持つ殿下の血には興味も持たずに」
「…その理由を龍自身が”長い間呪いを受けたせいだ”と話した事がある」
レンは遮って、スウへの特別扱いの理由を話す。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第53話】のネタバレ
「……あの龍が呪いを受けたと言ったんですか?私たちにはそんな事教えてくれなかったじゃないですか!」
驚きと少しの怒りを表したカミラに、レンは当たり前のよう笑って答えた。
「お前たちにだって、皇家のすべてを教えるつもりはないからな。
12世家の者たちは、揃いもそろって頼りないじゃないか」
「…どおりで呪いの反応が出ていると思った!!」
「呪いの反応?」
カミラの言葉にレンは聞き返す。
「…今日あの龍に魔精石を握らせたんだが、アリサードの時のように、玉が黒く変色したんだ」
サハラに渡した石の事を話した。
「安物だとか言ったけど、ライヤ家の魔精石は検証済みの呪術石の一つよ。
皇子と龍の両方に強力な呪いがかかっているなんておかしいわ。心当たりはない?」
「あんなのは家にゴロゴロ転がってるからな…」
カミラの問いかけにレンは考えて答える。
「…今まで、私にかけられているという呪いは、母のものだと思っていたが」
レンは母親の言葉を思い出す。
”アリサード、お前が私の腹から出てきたという事実が呪わしいわ”
”私の命が尽きるそのときまで、お前を呪ってやる”
”この命が尽き骨だけになったとしても、必ず呪い続けてやる”
”お前も私のように愛する者に裏切られて死ねばいい!!”
「親不孝な息子には呪いの一つも遺してはくれないと言うことか。
どちらにせよ何の呪いなのか、今すぐには分からないだろう。
話はそれで終わりか?」
「いえ、もう一つ。狩猟祭の時、何人かの神官が第2妃の宮へ呼ばれて行った事が確認されました」
「第2妃の宮へ神官が?普段より妃の顔色が悪い気がしたが、体調が悪化したのか?」
報告にレンは第2妃と会った時の事を思い出す。
「治癒神官としては格の低い者たちであったとの事です。狩猟祭の無事を祈る祭祓を上げるためだったとは言いますが…。
それ以外に特に目につく様子はありませんでした」
「また流産の気があるのでは?」
「そうなってくれればこちらが手を下すまでもないが。
こんかいの懐妊が最後の機会である事は、妃自らよく分かっているだろうから、どんな手を使ってでも産もうとするだろう」
「皇太子殿下!」
レン達が話していると、慌てた様子で声をかけてきた。
「皇帝陛下が発作を起こされて、危篤の状態です!」
目を覚ましたスウは目があまり開かなかった。
(目が開かない…きっとものすごく腫れてるんだろうな。
いいや…誰に見られるわけでもないし)
スウは泣くと顔が腫れやすいのだ。
「スウ。よく眠れた?」
隣でサハラが枕を抱きしめながら、スウに聞く。
(ああ昨日、一緒に寝たんだっけ)
「皇子様…皇子様のせいで、狭くてよく眠れませんでした~」
スウは体を伸ばして、あくびをしながら言う。
「嘘つき!!よく寝てたくせに!!昨日のスウこんな風に泣いてたと思ったら、すぐに寝ちゃったもん」
サハラはスウの泣き真似をする。
「泣いてなんかいませんけど?嘘をついてはいけませんよ~」
惚けるスウにサハラは強く言った。
「本当にスウこうやって泣いてた!!」
「皇子様は泣けばご飯も玩具ももらえますが、私は何一つもらえませんからね~。それなのに泣くはずがないでしょう?」
(そうだ。昨日は飽きるほど泣いたから、今日からどうするべきか考えよう)
「本当に覚えてないの⁉」
「さっきから何を仰ってるのか分かりませんね~。
さあ~腰紐を結びますから腕をあげてください~」
「ううう~!!」
サハラはしゃがんでいるスウにギュウッと抱き着いた。
「腰紐くらいは目をつぶっていても結べますから、そんな事したって無駄ですよ~」
(公子が手助けしてくれなくても、第2妃様がいるし、何かしら手段はあるはずだ。
いつだって道はあったのだから)
―ガラッ
「…ユアン。あとで少し話そう」
ユアンが食事を運んできた。
「昨日俺が抜け出した後でなにがあったんだ?
公子が思ったより、早く戻ってきたのか?…?おい、聞いてるのか?」
黙っているユアンにスウは聞く。
「この前、殴られたせいで怒ってるのか?元はといえばお前が…
おい!!まだ話は終わってないって!!皇子様、少し大人しく座っていてくださいね」
何も言わずに行こうとするユアンをスウは追いかける。
「おい!!何で黙り込んでるんだよ!」
「……!!」
「今後俺とは言葉も交わさないつもりか?上から命じられたならそうだって言えば…」
そう言ったスウの目に入ったのは、ユアンの口の中だった。
彼の舌には”罪”と彫られていたのだ。
ユアンはスウの手を振りほどいて、走って行ってしまった。
(あ……公子…狂ってる…)
スウは手を頭に添えた。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第53話】のみんなの感想
あの石には”呪い”の意味があったんですね。
レン様もサハラ様も呪いの反応があるなんて、何かありそうですね。
レン様がスウさんの誘いを断ったのは、機能しなかったからなのでしょうか?
それとも本人が言うように、食べ残しとかんじたからなのでしょうか?
そこらへんが分かりませんね。
第2妃の子供に何かあったのでしょうか?
今までの流産も何かレン様がやっていたのでしょうか。
会話からそんな感じがしました。
レン様がダメなら第2妃ですか。スウさん。
どちらからも利用されているような気がします。
ダンさんが捕まったのだって第2妃が仕掛けた罠じゃないかと…。
そしてユアンさんですが…あれは痛かったでしょうね。
ダンさんの事をスウさんに話した”罪”なのでしょう。
レン様は恐ろしい人ですね。
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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