砂漠に降りそそぐ龍の雨【第48話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第48話を読みましたのでネタバレを紹介します。

SUMMER先生の作品です。

ダンのところを後にしたスウは、苛立ちを看守にした。

看守は身分も所属も明かさないスウを殴った。

素足で顔に傷を作ってスウは街を歩いていた。

そこに靴を持ってレンが現れた。そのレンにスウは「助けてください」と。

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第48話】のあらすじ

「アリサードが苛立っていたの見たでしょ?ヨミ女官に警告するために、スウを口実にしたものだと思っていたのに。
本当にスウのせいで怒っていたのかしら?どう思う?」

ユーリとカミラはサハラのところに残っていた。

「ヨミ女官への態度は、ただの八つ当たりだな。問題が起これば、宮に閉じ込めてしまうつもりだという事をスウに気付かれただろう。
しかもダンとかいう奴の牢の場所まで知られて、相当頭に来たんじゃないか」

「だからって直接探しに行くなんて思いもしなかったわ」

ユーリとカミラはレンがスウを探しに行くことを予想していなかった。

「まあ確かにアリサードが俺たちの中では、最も顔が知られていないものね。
女官もじょかんだわ…そんなに宮主を懐かしがるくらいなら、アリサードの事なんて気にせずに、後を追えばいいじゃない」

「……」

サハラは黙って会話を聞いている。

「時期宮主の座が、いまだに空いたままなのに、しぬわけにいかないだろう」

「…血の匂い」

サハラは2人を見ながらつぶやいた。

「あらサハラ様。女はもともとひと月に一度は、必ず血を見なければならないのですよ。血は血で洗わねばならないという言葉ご存知ですか?」

「まだその日じゃないだろ」

カミラにツッコミをいれるユーリ。

「スウはいつ戻ってくる?」

「スウは殿下が自ら迎えに行かれましたから、すぐに参りますよ。

アリウスの馬鹿が山の方へ出る通路を封鎖するのを忘れていたせいで」

「俺も行く」

「それはなりません。サハラ様までいなくなられると、私たちもひどく怒られますので。一緒にここで大人しく待っていましょう」

サハラは2人を見比べる。

(…各々、一人ずつ相手をすればこの身体でも…いやこっちは手強いか…)

ユーリを見てサハラは思った。

「サハラ様が退屈していらっしゃるようですので、ジャーン…これを見せて差し上げましょう」

ユーリがスッと何かを出した。

「それまだ持ち歩いていたの?」

「幼い頃に下の弟が好んでいたものです。特別な石で作った珠で、手に持っていると色が変化するのです。

青か赤に変わります。意味は色が変わった後でお教えしましょう。なかなか当たりますよ」

ユーリが出した石をサハラは受け取った。

「稀に他の色が出る事もありますが、安物ですので暇つぶし程度にお考えください。幼い事に兄からもらった玩具ですし」

石を持っているサハラの姿がレンのようだ。

「食べ物でもだしてくれるのかと思って、期待しちゃったじゃない」

「……」

「食い物の話はするな…腹が減る」

「これでいいのか?」

サハラが2人に見せた石は真っ黒な色をしていた。

そして一瞬、ユーリとカミラが幼くなっていた。

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第48話】のネタバレ

(履物までくれておいて…一度も振り向かずに歩いていく…。戻ったらたっぷり怒られそうだな。何も言ってくれないから…)

レンと会ったスウは、靴を履いて彼の後をついて行く。

(一体どれくらい怒っているのか、見当がつかない…)

「あの公子様…先ほどは…」

スウはレンに声を掛けた。

レンは立ち止り、スウは彼にぶつかる。

「チッ。黙ってこちらへ」

「あっ…!」

レンは岩陰にスウを引き寄せて隠れる。

誰かを運んでいる神輿が通って行った。

「……」

「詳しい事は戻ってから聞くと言ったはずです。勝手なことを…」

スウの方を振り返ったレンにスウは口づけをした。

レンは一度それに答えた。

「言っておきますが、私は問題解決をこのような形でする事は好みません。頭のいいスウなら、どういう意味か分かりますよね?」

「申し訳ありません…。でも頬が痛すぎて…。頭のおかしい奴に、十回以上もぶたれて…履物も奪われたんです…。このまま戻ればサハラ様が驚かれると思って…」

スウはレンの手をとり、自分の頬に触れさせる。

「前に…口づけで治す事ができると…公子様が…仰いましたよね…?」

「これくらいの痛みなら安いものでしょう」

―パアン!

「!!」

レンはスウの両頬を軽くたたいた。

「妙な真似をするくらい元気があるところを見ると、大した怪我ではないようですね」

「やめてください!さっきも十回以上叩かれたんですってば!」

「二回ほどでしょう」

どことなくふざけ合うスウとレン。

「それとこんな事をするより、跪いて泣きながらすがりついた方が、私の心は動かしやすいですよ。先ほどのように」

「泣いてなんかいませんけど?」

「スウは嘘つきですね。とにかく戻ってから、話しましょう」

「公子様…足が痛いので少しだけあちらで休んでいきませんか…?誓って何もしませんから~」

「変な事を企むのはやめてください」

 

 

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第48話】のみんなの感想

スウさんとレン様のやり取りは何だかなごみます。

確かにレン様も怒っているのでしょうが、スウさんの予想外の口づけにちょっと気が緩んだのではないでしょうか。

そしてスウさんの頬の傷は治ったのでしょうか?

そこが描かれていないので、次回分かるのでしょうか。

 

不思議な石を出したユーリさんですが。

あれは一体なんでしょう。

”青か赤で稀に違う色”と言ってましたが、真っ黒でしたね。

それに一瞬、レン様にユーリさん、カミラさんが幼い頃見ないなところがありましたし…。

あれは一体何を意味しているのか…!!

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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