「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第42話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
レンにつけられたキスマークを消すように頼んだスウ。
口づけをして消してくれたかと思って、鏡を見ると消えていなかった。
一方で、スウに頼み事をされた女性は、ダンが捕まっているという情報を手に入れていた。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第42話】のあらすじ
「ダン…ですか?」
「うん、もしいたら…、……前に送ったもの、ちゃんと受け取ったかって、訊いてほしいんだ。そう言ってくれれば分かるから」
(名前は間違いない…反逆罪だなんて…)
スウの話を思い出しつつ、女性は考えていた。
「死亡者も出たくらいの騒ぎだから、無傷で簡単に釈放される事はないはずだ。太子部の護衛達は、特に残忍な事で有名なのに…」
(しかもあのアリサード皇太子相手に正面から…?おかしいのはそれだけじゃない)
「こ…公子様」
レンが現れた時にスウの様子を思い出す。
(どうしてスウは皇太子を知らないんだ?
ジルド家の公子だなんて…ラハンで皇太子殿下のお名前が、シエル・アリサードであることを知らない者はいないのに…。
その上あの子供は…)
女性は思考を活動させて考えていた。
「それで名前は?」
「ユアンと申します。ヨミ女官様」
「故郷に残してきた家族は何人いる?」
「…七人です。ああ、でも姉が双子を出産して、恐らく今では九人になっているかと…ははは…」
ユアンはヨミ女官の問いかけに答える。
「そう…お前もなかなか苦労が多そうね。の神官では肝に銘じておくべき事がある。
何かを目にしたとしても、お前は何も見ていない。
何かを耳にしたとしても、お前は何も聞いていない。
お前がこの神官、役目を全うして死ぬ事になれば、残った家族の面倒は、こちらで見るから心配はいらない。
宮主様が生きておられたら、そうされただろうからね。
どういう意味かはじきに分かるようになる」
ヨミ女官は続けて話す。
「憶えておきなさい。皇帝陛下の後宮よりさらに、秘密が多い場所がこの神官だ」
「はい。神官のための任務であれば、喜んでこの命を捧げます」
ユアンはヨミ女官に頭を下げる。
「ああ…どうして…宮主様が苦心して守って来られたラハンの神官にこんな事が…。皇太子が不徳なばかりに…」
ヨミ女官を見ながら、ユアンは考えた。
(そういう事か…。水汲みのような雑用ばかりをさせられていた俺が…
いくら祝祭だと言っても、こんな内殿まで配置されるなんておかしいと思ったら…
神官の奥深くに人を喰う化け物がいただなんて…)
ユアンはサハラを思い浮かべる。
(皇太子様が直接出入りされてるところを見ると、ただ事じゃないのは間違いないけど…
それならあえて、正体を隠していらっしゃるという事か)
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第42話】のネタバレ
(あの化け物みたいな子供がスウにだけ、よく懐いているのも妙だけど…
そのスウが反逆者と関わりがあるなんて…スウは誰の側の人間なんだ?)
「ユアン!思ったより早かったな。夜になるかと思ってたのに」
ユアンの姿を見つけてスウは声をかける。
「あ…はい。そうですね…ははは。
な…なにをしていたんですか?楽しそうですね」
ユアンは少しごもりながら話す。
「ああ…その…もう遊びもやりつくして…床の目を踏んだら負けっていう遊びをしてたんだ…」
サハラはスウの足元にくっついている。
「あはは…退屈されていたんですね」
「そんなに外暑いのか?汗がすごいけど…体調でも悪いとか?」
「あはは、そうですか⁉(しまった)」
スウへの疑いのもっているため、ユアンは汗をかいていた。
そんなユアンは誤魔化す。
「いいえ。もともと汗かきで…お食事まだですよね?お持ちします」
「いや、さっき間食で餅をもらって、サハラ様と食べたんだ。すごくキレイな色の餅。
夕食はランタン祭りを見ながら、一緒に食べようと公子様に言われてて。
宮の外にでるのかと思ったのに、ここの上で食事を準部して食べようって。高い場所にあるからよく見えるって言ってたけど」
「俺も見るの!!」
サハラがスウとユアンの話に入った。
「はいはい~。夜まで眠らずに起きていられたら、一緒に見ましょうね」
「起きてる!!」
スウはサハラの言葉をスーッと流した。
「そうだ。ユアンここに書庫ってないかな」
「書庫…ですか?」
「サハラ様が文字を覚えられてないみたいで…残りの少ない時間でも文字の勉強でも、見て差し上げようかと思って…俺も難しい文字は分からないけど、簡単な読み書きはできるから」
「ああ…」
スウはサハラの頬をムニムニしながらユアンに話す。
「最近少しずつサハラ様の体力についていくのが、辛くなったのが、本当の理由だけど…」
今度はサハラがスウの上にのっている。
そんなスウはゲッソリとしている
「一番奥の部屋に倉庫のような、小さい書庫がありますが…掃除がされていないので、後で片付けておきます。
でも神官の書庫は聖文として使われているものが多くて、普通の本があるかどうか…」
ユアンはその方向を指さす。
「分かった。頼むよ…それと公主部は?行って来た?」
スウは聞きたかったことを聞いた。
ユアンの動きが一瞬止まった。
「あ…はい!仰っていたものは、ちゃんと受け取られたそうですよ」
「良かった~。暖かくなって腐らないか心配だったんだ。ちゃんと食べたって?」
「ええ。美味しかったと仰ってました」
「…分かった。もう下がっていい」
スウ手を口元にもっていっていた。
そしてその目は鋭かった。
(ふう…寿命が縮まるかと思った。送りものって食べ物だったのか。
こうするのが、正しいのかは分からないけど…どうしよう…。
ヨミ女官様に先にお話しするべきか?
知人まで全て調査中だとすると、ひょっとしたらスウも捕まるのか?)
ユアンはさっき話していた書庫の扉を開けた。
(う…ホコリの匂いがすごいな…)
「まずは灯を点けて…」
「ユアン…」
「うわあっ!!スウ!!」
急に耳元で名を呼ばれて、驚くユアン。
「何でそんなに驚くんだよ」
「どうしたんですか⁉サハラ様は…」
「シーッ。バレるだろ。かくれんぼの途中だから静かにして」
スウは笑って、人差し指を口元にもっていく。
「か…かくれんぼ?
あの…ここはまだ埃だらけなので、先に掃除を…」
そう言っているユアンの顔に手が伸びてきた。
―バキッ! ドサッ!!
ユアンは奥に倒れ込む。
「おい。人を馬鹿にするのもいい加減にしろよ」
スウがユアンの顔を殴ったのだ。
「スウ、それは…!!」
ユアンの胸ぐらを掴んだスウ。
彼の鼻からは血が流れていた。
「あんな分かりやすい態度で、俺を騙そうとするなんてさ、死にたいのか?」
スウは顔を近づけて、声を低くして言った。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第42話】のみんなの感想
スウさんが殴るなんて…。
今のままでそんなところなかったので衝撃です。
やっぱりダンさんの事だからですかね?
笑顔の後の暴力は怖いですね…。
ところでユアンさんは男性なのでしょか?
”俺”と一人称でしたから。
ずっと女性だと思っていました…。
名前もどちらでもありそうな、名ですし…。
さて、スウさんはダンさんの状況を知るのでしょうか?
それともユアンさんは話さずにいるのでしょうか?
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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