「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第34話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
短刀を男から抜き取ったスウは、崖を登る。
上で手を伸ばしているレンの手を掴んだ時、2人は一緒に落ちてしまった。
その時、スウはレンに「皇太子殿下じゃないかと」確認する。
それに答えることなく、スウにキスをしたレン。
すると、怪我をしていたところが治っていた。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第34話】のあらすじ
「し―信じられません。それでは手も⁉」
「そうですよ。ほら」
自分の傷が治ったことに驚いたスウは、先ほど怪我をしたレンの手を確認する。
「こんな治癒術は神官か…あっ…」
驚くスウの耳にレンは手で触れた。
「ん」
そしてそのままキスをする。
「神官ならば、こんな事はできないでしょう。結婚もできないのですから」
「ああ。やっぱり結婚されているんですね。そうだと思いました」
スウはレンからスッと離れる。
「うむ…しているというよりは、していました。二回ほど。2人とも病で亡くしましたが」
レンは寂しそうな顔をする。
「あ…申し訳ありません。それではもしかして、治癒術もそのために…」
「スウは浪漫主義者ですね。これは単に体質によるものです。
大したものではありません」
「十分の素晴らしい事じゃないですか⁉」
謙遜な態度のレンにスウは声を上げる。
そしてさらに聞く。
「それなら死ぬほどの深い致命傷も、回復させる事ができるのですか?」
「はは、残念ですが、それはできません。簡単にできるのも、さっきのようなかすり傷程度です。
死の病を治す事も勿論できませんしね」
またレンは悲しそうな顔をした。
「とても…辛かったでしょうね。奥様が二回も病で…」
「出征中に結んだ婚姻でしたので、お互いの顔も知らない仲でした」
「出征中に…?それならば婚礼はどうやって…」
スウは疑問に思った。
レンはどうやったのかを説明した。
「服だけを用意するんです。新郎の席には婚礼用の衣服だけを、掛けておいて式を行うのです。
新婦にとっては…自尊心がひどく、傷付けられるような事でしょう。そのように、嫁入りした女性は、下の者達からも軽んじられます。
女主人として、家を管理するのもとても大変ですし、病死と言っても、本当の理由は、家の中の者だけが知っているのです」
レンは淡々と説明をする。
(あ…話題を変えた方が良さそうだ…)
「私も公子様のような体質だったら良かったのですが。そうしたら…」
「誰か近くに怪我をしやすい人でもいるようですね?
先ほど、とても手慣れていたのも、その相手との経験が豊富だからでしょうか?」
話題を変えたスウへレンは話を遮って、嫌味な言い方をする。
(…憎たらしいい)
スウは少しイラついた。
「私は幼い頃から、この体質がイヤでした。
何と言うかもっと…自分のためになる力を手に入れたかったのです。
ところでスウは、ここで何をしているのですか?
外へはどうやって出てきました?」
レンは自分の欲しかった力をいったかと思うと、おもむろにスウが何故いるのかを確認した。
スウは答える。
「あ…ここに、毒キノコがたくさん生えていたので!」
「キノコ? この近くのキノコは、ほとんど毒があるので、気を付けてください。前にア…、…飼っていた犬が食べて、死にかけた事もありましたから。
キノコを採るために出てきたのですか?誰かがスウにキノコを採ってくるように命じたと?」
「いえ。キノコは偶然見つけただけで…ここに来たのは……ああっ!!」
どうしてここに来たのかを思い出したスウは慌てて起き上がる。
「サハラ様!!サハラ様の事を忘れてた!!」
「え?」
「公子様のせいですよ!口づけなんてしてくるから!」
「…え?」
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第34話】のネタバレ
その頃サハラは洞窟のような場所にいた。
どこからともなく声が聞こえていた。
”い…、…ハン…。ラハンに…”
サハラの目の前には水が流れていた。
「皇子様」
レンがサハラを呼ぶ。
「またラハンに降る雨のために、祈りを捧げているのですか?」
「…宮主」
レンの後ろから宮主が声を掛けてきた。
サハラとレンは振り返る。
「心を込めてお祈りさない。機能を持つ者の祈りは、必ず神へも龍へも届きます」
「体調が優れないのに、どうしてまたここに来たのですか。
宮廷から興味深い知らせが聞こえてくるせいで、とても大人しく寝てなどいられないものですから。
陛下へ直接、南部の国境へ送ってくれとお願いされたと言うのは本当ですか?」
宮主はレンに聞く。
「ええ、その通りです」
「あの砂の海では、皇子様に相応しい栄光は手に入れられませんよ」
「栄光が得られようが、得られまいが宮主の寿命が風前の灯なのですから。
私も自分なりに、生きる術を探さねばならないでしょう」
レンは宮主に背を向ける。
「私のせいにするのは、やめてください。
宮主には感謝しています。おかげで自分の持つ力について知る事ができましたから」
そんなレンに宮主は言う。
「二度と宮廷には戻らないつもりですね。
しかしラハンの十二名家に数えられるライヤ家とバラド家の、直系の若者たちを連れて行くのであれば、皇子の思惑通り純粋に国境を守ろうという意図としては映らないでしょう」
ユーリとカミラのことを宮主はレンにわかるようにいう。
「あれらはどんな手を使っても、帝都に残していくので心配は不要です。
厚かましく兄上にお願いして、太子部護衛の席を作ってもらおうかとまで考えていますので」
レンは呆れるような顔をして話す。
「あの者たちは必ず皇太子に、お仕えする事になるでしょうね。
皇族とも肩を並べるほどの名家の出ですから」
宮主もレンにあきれたように言う。
「いつだったか、皇子様がとても忌々しげに、私におっしゃった事がありましたね。
ここではあなただけのものは、何一つ手に入れる事ができないと。
皇子様はまた戻って来る事になるでしょう。自身の運命を掴むために。
それこそが皇子様が、手に入れる事の出来る唯一かつ全てのものなのです」
宮主はそう言い残して、レンたちから離れていった。
「…戯言だな」
そんな宮主を見ながら、レンは独り言を漏らす。
”…に…を…”
「ラハンに呪いを」
どこから聞こえてきた声に反応するかのように、レンはサハラを見て言った。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第34話】のみんなの感想
レン様ご結婚されてたんですね!
ちょっと驚きました。
もう一度、スウさんとレン様がキスしたときは、本当にスウさんに気があるのかと思いました。
でもきっと、スウさんを誤魔化すためなんでしょうね。
レン様の性格的に…。
スウさんが婚礼の儀の話を変えたのに、レン様は意地悪でしたね。
スウさんが”憎たらしく”感じるのもわかります。
でもレン様の意地悪な感じもいいですね!!
心を開いて来ているようで!
ところでスウさん…やっと思い出したんですね。サハラ様の事。
サハラ様がいなくなったと聞いて、レン様はあの洞窟のようなとこに来たのでしょうね。
宮主とは誰なのでしょう?
それにレン様はラハンではないところに行くのでしょうか?
南部ってだけなのでしょうか?
分かりませんね。
そして最後のレン様がサハラ様に言った「ラハンに呪いを」の意味は…?
続きが気になりますね!!
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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