砂漠に降りそそぐ龍の雨【第11話】のネタバレ・感想!

「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第11話を読みましたのでネタバレを紹介します。

SUMMER先生の作品です。

サハラに首を嚙まれ、気を取られていたスウは夢をみていた。

珠江に来る前にダンとの夢を。
スウが寝ている横で、サハラがレンに向って「雨は降らない。たった一滴の雨も、ラハンに降る事は許さない」と。

一方で、スウに仕事を依頼していたマヤ女官が妃に「スウは裏切ったのではないかと」報告をしていた。

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想

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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第11話】のあらすじ

「…スウ」

「ううん…」

「スウ…!スウ!!」

名前を呼ばれて目を覚ますスウ。

「……え?」

目を覚ましたスウが見たのは、慌てた顔をしているレンだった。

「目覚めましたか?」

「あ…レン様…なぜここに…」

「気分はどうですか?」

「あ…はい。おかげ様でどうにか…」

「ずっと悪夢にうなされている様子だったので起こしました」

レンの言葉に目を擦りながら答える。

「悪夢…?そんなことは…ところで…。あああ!まさか私寝てたんですか!?」

スウは自分が寝ていたことに気付き慌てておき上がる。

「覚えていませんか?皿を奪おうとしたサハラ様に突き飛ばされて、倒れた際に卓に頭をぶつけて、そのまま気絶をしてしまったんです」

「そうだったんですか!?」

「ええ。派手に倒れた割に、特に異常はないようで幸いです。ところで”ダン”とは誰ですか?ずっと寝言で呟いていましたが」

「わ…私がですか?まさか!」

スウは赤くした顔を袖で隠しながら少し後ずさりした。

「ええ、とても恋しい相手のようでしたよ。恋人ですか?」

「ははは。私のような立場の者に恋人なんて…。ダンは私の故郷の餅屋の名前です。最近ずっと食べたいと思っていたせいか…お恥ずかしい限りです。この季節に決まって食べていた餅があって…あれ?」

スウは自分の腕に包帯が巻かれていることに気がついた。

「腕も…怪我したんでしょうか?包帯が…」

「ああ、そういえば聞こうと思っていたんです。右腕に中毒症状が見られましたが、もしかしてここ最近で毒に触れたり口にしましたか?」

レンの質問に一瞬考えるスウ。

「いいえ。あ…でも最近、妃様へ祝祭の贈物として送られた酒を運んだ事がありました」

「…それが原因かも知れませんね。とりあえず、応急処置はしておきました。ですが包帯は当分取らないようにしてください」

「あっ公子様が直接巻いてくださったんですか?」

「はい。しかし正確な原因…」

「もしかしてお医者様なのですか?」

レンの話を聞かずに、スウは遮って聞く。

「はは。少し知識があるだけです」

「ああ…」

それを聞いたスウは少し残念そうな声を出す。

「医者に用事でも?」

「あ…いえ。知り合いが怪我をしたんですが…大きな怪我ではなくて、宮廷内のお医者様にはなかなか見てもらえなくて」

「祝祭を前に宮医達も忙しいですしね」

「はい…分かってはいるのですが…」

レンは困っているスウに声をかけた。

「私が診ましょうか?軽い怪我程度なら力になれると思いますよ」

「あはは。公子様のお手を煩わせるような事ではないですよ。前に世話になった事がある知り合いなので、少し気になっているだけですし」

「それなら良かったです」

(警戒心が強いな)

笑って断るスウにレンは彼にまだ警戒されていると思った。

「…あ、ところで皇子様はどちらに…?」

スウはサハラがどこにいるのか聞いた。

「サハラ様は他の場所でお食事をとっておられます」

砂漠に降りそそぐ龍の雨【第11話】のネタバレ

「これが最後よ。これで宮廷内の罪人はおしまい」

「あの侍従くらいの年頃の若い男はいないのか?」

スウを案内していた女性と男性が話している。

「これが男の中では一番若いヤツよ。そんなに言うならあんたの部下に探させなさいよ」

女性は足元にいる髪と髭が伸びている男を蹴りながら話す。

「仕方ないな。アリサードも分かってくれるだろう」

「あんた、アリサードが理解なんてしてくれると思うの?はあ…あの龍はごちそうを用意したって言うのに目もくれないし」

サハラは高い椅子に座ってあくびをしている。

その足元には人が集まっている。

「これが限界だと正直に謝ればアリサードも許してくれるさ」

「笑わせないでよ。まずあれが本当に龍なのかも怪しいわ。第二期先の謀略じゃないかしら…」

「それは不可能だ。妃は神宮に出入りできない」

「そんなの分からないわよ」

女性と男性は一通り話終えるとサハラに問いかけた。

「さあ~サハラ様?特にお好きな食べ物はございますか?まさかスウだけが口に合うなんて、仰るんじゃないですよね?」

「鳩は食べたそうじゃないか」

「アリサードによると、鳩は食べたんじゃなくて、噛み殺したっだけみたいよ。本当にスウだけしか食べないとしたら、最悪…あの子が死んだら終わりじゃない」

女性は怖い顔をして話す。

「アリサードが死なせないさ。生き返らせるのは、あいつの特技だからな。致命的な副作用はあるが」

2人の会話を黙って聞いていたサハラ。

「気を失う直前の事以外にも、特に思い出せない部分がありますか?」

「…思い出せない部分ですか?うーん……。そうですね…。常に一日の日課が同じなので特には…」

スウの答えにレンは笑った。

「はい。それなら良かったです」

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砂漠に降りそそぐ龍の雨【第11話】のみんなの感想

アリサードって誰?

一瞬思いましたが、レン様の事ですね。

いきなり違う名前が出てくると分からなくなりますね。

レン様もスウさんもお互いに嘘をつきましたね。

レン様が嘘ついたのはサハラ様の事がバレないようにですが、スウさんが”ダン”が餅屋の店の名前と言ったのは何故でしょう?

そして怪我した知り合いです。

あれは誰の事なのでしょう?

ダンさんの事ではないかと、思ったのですが…違いますかね?

レン様に診てもらわないのは、やっぱり警戒しているのでしょう。

男性が言っていた「生き返らせる」とはどういうことでしょう?

レン様にそんな力があるってことですよね。

それを聞いていたサハラ様の様子が少し気になりました。

今回は話自体は進みませんでしたが、いろいろな疑問が出てきました!

次回はどんな話になるのでしょう!

まとめ

以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。

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