漫画「王様ランキング」は十日草輔先生の作品です。
王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。
しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。
しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。
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「王様ランキング」のあらすじ・ネタバレ
以下、王様ランキングのネタバレをご紹介しますので、ご注意ください。
王様ランキング【2巻／第27話】のあらすじ
大きな炎があがる中、散々泣きつくしたボッジとカゲはその火を見つめていました。
カゲ「オレはさ」
「ずっとボッジのそばにいたんだぜ」
「塔から落ちた時も カバン盗まれた時も 毒肉食べさせられそうになった時も」
「悲しいことだけどボッジは命を狙われてんだよ」
「オレはその護衛を頼まれたのさ」
あの日、カゲはベビンにボッジの護衛を頼まれ、姿を消していたのです。
カゲ「あいつは敵だと思っていたけどわからないもんだぜ」
「・・・・・・まあ心の中で何を企んでるのか知らんが・・・」
王様ランキング【2巻／第27話】のネタバレ
ボッジは何を言っているのかあまり理解できていない様子。
カゲによると、誰がボッジを狙う敵なのかわからなかったので、ボッジにも黙ってそばにいたんだそう。
敵を騙すにはまず味方からとカゲは考えていたのです。
しかし結局、ボッジにとっての敵は、信じていたドーマスでした。
落ち込むボッジを、人生には色々あるんだと励ましたカゲ。
カゲによると、実はよく見れば冥府へ通じる道があるそうです。
周りを見渡してみると、上へあがれそうな階段があり、ボッジはそちらへ向かいますが、カゲは下にいくんだと言っています。
なぜ下へ向かうのか分からないボッジを見て、カゲはフッと笑うのです。
カゲ「ボッジを最強の男にしてくれる奴に会いに行くんだよ」
「そいつは地の底 ここ「冥府」にいるらしいんだ」
最強の男になりたいボッジは、カゲの言葉を信じて、共に旅をスタートさせるのでした。
城の地下では、謎の2人組を目の前にしてもダイダは強気です。
何者かと訊ねると、二人は深く頭を下げます。
鏡によると、彼らはボッスの忠実な家来で、力を手に入れる手伝いをしてくれるんだそうです。
二人が目の前の大きな扉を開くと、その先には、ドラゴンや大きな鳥たちが氷漬けにされています。
その数は非常に多く、ずっと先の方まで並べられているのです。
異様な空気に戸惑うダイダ。
しばらく歩くと、ボッスが氷漬けにされたものまで・・・
鏡「死の直後より氷漬けにしております この時のために」
ダイダ「お前っ・・・」
すると、2人の家来たちがサササと音を立て走りだし、大きなミキサーのようなものを運び出します。
刃が回り出しその場が揺れ始めると、振動でボッスの遺体が滑り始めます。
そして中へ落ちた遺体は、不気味な音を立ててミキサーにかけられます。
見るに辛い光景に、恐怖で震えるダイダ。
ミキサーでの処理が終わり、家来が蛇口をひねるとボッスの血液が流れ出てきます。
思わずダイダは吐き気を感じます。
ダイダ「鏡っ なんてことを！」
鏡「ここからなのです！ダイダ様」
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王様ランキング【2巻／第27話】の感想
カゲはベビンに頼まれ、カバンにずっと隠れていたのです。
見た目敵にも怪しい人物だと思っていましたが、ベビンは味方だったのかもしれませんね。
そしてその依頼通り、カゲはボッジに近づく魔の手や、死の危機から何度も助けてくれていたのです。
ドーマスはベビンの仕業と思っていたあの肉の事件の時も、ベビンの道具を使ったカゲのフォローだったなんて・・・
通りで姿が見えないわけです。
そしてカゲによると、この冥府にはボッジを強くしてくれる何かがあるようで、二人は冒険を開始します。
二人がどのような連携を見せるのか、非常に楽しみですね。
そしてダイダのほうにも動きがありました。
地下にあったのは、様々な動物、そしてボッスの氷漬けでした。
氷漬けにされた父親が目の前でミキサーにかけられるなんて、さぞ恐ろしい光景だったことでしょう。
しかし鏡によると、ここからとのこと・・・
もしやあの血液を飲んだりするのでしょうか。
だいぶゾッとしますが。
まとめ
以上「王様ランキング」のネタバレをご紹介しました。
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