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見えない大きな何かに支配されている。
ふと、こんな事を考えてしまう瞬間がある。
何気ない日常の出来事でも『何か』に誘導されて、その通りに動かされているのかも知れない。
そう思うとゾクゾクして、その先を考えるのが楽しくなって止まらなくなってしまう時があります。
正体がシロであれクロであれどちらにも染まるつもりなんてない。
自分は誰にも支配されない、支配させない。唯一無二、それが私なのだ。
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俺だけレベルアップな件【第15話】のあらすじ・ネタバレ・感想
「俺だけレベルアップな件」のネタバレをご紹介しますのでご注意ください。
俺だけレベルアップな件【第15話】のあらすじ
ライカンを何十匹倒しただろう、真島さんが残したこの武器も寿命がきたようだ。
武器は結局のところ消耗品である。
いくらいい武器を手に入れたところでダンジョンをいくつか回れば傷んでしまう。
以前に無理をして5万強の短剣を買ったことがあり、確かに狩りは楽になったけど、ボス戦で一瞬にして壊れてしまった…
そして、その日手にした報酬はE級魔法石３つで元が取れなかった。
それ以来武器は買ったことがない。
素手で1匹ずつ倒してきた。
今回は剣に感謝しなければならないな。
ボロボロに傷むまで使わせてもらったお陰で、ライカンの群れを一掃出来て、ひと段落である。
『称号:狼虐殺者』
・狼を倒す優れた狩人に与えられる称号です。獣タイプモンスターと戦う際、能力値がすべて40%アップします。
これまでにドロップしたアイテムは
・狼の牙34本
・古くなった短剣2本
・旅人の服
・帰還石
意外と帰還石が楽に手に入って驚いている。
水篠「帰ろっかな。でも、こんな簡単に強くなれるチャンスはもう来ないかも知れない」
帰るとして、帰還石を使用するとこのダンジョンはどうなるんだろう？消滅してしまうのだろうか？
システムが作り出した期限付きイベントの様に跡形もなく消えて無くなるのかもしれない。
水篠にしか見えないこのシステムは、得体の知れない何かの支配下にあるような気がしたならない。
まるでお釈迦様の掌の上で踊らされてる感覚がある。
前に進むか、引き返すか…
伸るか反るか…
覚悟を決めた水篠は帰還石をインベントリに入れ、更にダンジョンの奥へと進んでいく。
モンスターを倒してはレベルアップ！
モンスターを倒してはレベルアップ！
繰り返し、レベルが上がれば上がるほど、少しずつだがモンスターを倒すのが楽になっていく。
『鋭爪のブリガを倒しました』
『黒影のラザンを倒しました』
『黒影のラザンを倒しました』
新しいモンスターもなんのその！次々と倒していく！
確実に強くなっている実感がある…
明らかに今までとは異質なオーラを纏っている…
ここは普通のダンジョンと違ってモンスターがエンドレスに湧いてくるけど、生きてる生命力を感じない。
ゲーム内のモンスターの様に決められた動きを繰り返すだけ…
つまり、動作パターンを把握すればやつらの動きが読めるということだ！
まずは上から猿（ブリガ）が落ちてきて、左右から猫（ラザン）が1匹ずつ！
パターンさえ読めれば後は順番に倒していくだけ。
後ろから襲ってくるライカンも決まったタイミングだ。
もちろん一刀両断っ！
俺だけレベルアップな件【第15話】のネタバレ
表示されてる名前に目が止まる。
『剛鉄牙のライカン』（白色）
水篠「なるほど、モンスターの強さによって表示される名前の色が変わるのか。」
白:比較的弱い
オレンジ:自分と同じくらいか強い
赤:かなり強い
最初はオレンジに見えてたライカンの名前も今では白色に見える。
それだけ水篠が強くなったってことだ。
しかし、下の階のモンスターは今のレベルじゃ勝てそうにない…
下りの階段からは異様な雰囲気すら感じ取れる。
感覚能力値がアップしたからなのか直感でわかる。
鳥肌がバリバリ立っている。
間違いなく怪物が潜んでいるだろう。
水篠Lv.15
HP1105
MP200
このダンジョンで、これ以上はレベルも上がりそうにないし、余計な戦いを続けると剣がもたない…
だが…
水篠は階段を下る…
ボスのいる方へとむかっていく。
今の自分の力がどこまで通用するのか試したいのか、あるいは…
なぜ行くのか、そこにボスがいるから…
長い階段を下っていくと、そこは到底畑岡駅とは思えない場所となっていた。
沼…？
水面に潜む黒い影がユラリと動く…
次の瞬間っ！何か巨大なものが！
スパパパパンッ！と水面を弾くようにものすごいスピードで突進してきた！
剣で受けるが、後方へ吹っ飛ばされてしまう！
はっ！？剣が折れた…
とてつもない大蛇が現れた！
『沼の主 青毒牙カサカ』（オレンジ）
水篠「けっこうレベル上げたのにオレンジだ…」
上顎から伸びる2本の牙がまるで鋭利な巨大鎌のようだ！
水篠「お前がここの主なんだな…」
折れた剣を逆さに持ち換え、戦闘態勢！！
俺だけレベルアップな件【第15話】の考察
１つのダンジョンで武器を消耗してしまうほどモンスターを狩りすぎてしまった。
それほどレベル上げは楽しいのか。
ダンジョンから脱出する為の帰還石を手に入れて、一度帰るという選択肢も考えたが、レベル上げを優先させている。
向上心が抑止出来なくなるのだろう。
今がチャンスとばかりにさらに狩りまくる。
着眼点はもともと鋭い水篠くんはいろいろな事に気づいて便利に利用出来ているようだ。
頭が良いのが強さの秘訣の１つなのは間違いない。
ボスを倒す為の手段も考えてあるのだろう。
俺だけレベルアップな件【第15話】の感想
急に強くなりすぎです。
レベルも上がりすぎです。
もう無双状態が格好良くて惚れてまうやろって感じですね。
インベントリ、ウインドウなどを上手く使い、ドロップしたアイテムも無駄にしてないのがいいですね。
剣1本で進んでいくのも格好良いです。
相当ボロボロ剣なのに、馴染んできたのかレベルアップのせいなのか斬れ味も衰えずスパスパとモンスターを切り刻んでとても爽快感がありますね。
1度は帰ろうと考えるけど、体が勝手に雰囲気ある場所へと向かってしまう感じ。
回復も無しにボスへ挑んで大丈夫なのか！？
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