漫画「ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~」は原作:越智月子先生、漫画:森園みるく先生の作品です。
3話目「容姿差別する母」に引き続き、4話目は「ブス娘の反乱」です!
☆前回までのあらすじ☆
渡邊比呂美(35)は母ソックリで顔立ちも性格もきつく、それゆえ母から冷遇されている。
一方で妹の亜沙美(30)は可愛い顔立ちで母に溺愛されていて、比呂美は待遇格差に鬱屈としていた。
母とは顔も合わせたくないが、祖父の7回忌には出なくてはならない。
そこで出された鰻が口に合わず顔をしかめていると、母は比呂美の不満げな顔を見咎め突っかかってきた。
「なんか文句でもあんの?」そう言う母の顔は、いやになるほど比呂美にソックリだった。
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目次
ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~【第4話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~【第4話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~【第4話】のあらすじ
母「比呂美、なんか文句あるなら言いなさいよ」
比呂美「別に」
祖母「あたしゃ文句あるよ、里子。七回忌はあんたがやるって言ったから任せたのに、なんで法事の後に鰻なんだよ。ふつうは精進料理だろうに」
比呂美の不満げな顔を見咎める母。
相変わらずブスっとした比呂美。
見かねた祖母が口を開いた。
母「いいでしょ。お父さん鰻が好物だったんだから」
亜沙美「ママはおじいちゃんのこと大好きだったから、特別な思い入れがあったのよ…ねぇ」
比呂美は、亜沙美がつけているパールのネックレスに見覚えがあった。
――小さい頃、祖母からよく聞かされていた。
あのネックレスは昔、母が祖母にせがんで買ってもらった40万円もする代物だ。
「あの子が持ってたって豚に真珠だから、大きくなったら長女のあんたが貰うといいよ」と言われていたのに…
それをなぜ亜沙美が?借りた?まさか貰った?
比呂美「そんなに思い入れあるなら、なんでこんなマズイ鰻とるわけ?これどう見ても並じゃん。これじゃおじいちゃんも草葉の陰で泣いてるよ」
母「そんなに文句を言うなら食べなさんな」
比呂美「いいや食うし。残してもどうせギャーギャー言われんだろうし」
母「あんたこそなんなの?その胸の開いたシャツは。ちょっとかがむと、ひしゃげた胸が丸見えじゃないの」
母は比呂美がネットで中古品を買い漁ってることを嗤い、さらにはつけているネックレスを「子供のおもちゃみたい」とバカにした。
亜沙美には40万のネックレスをつけさせておいて…
ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~【第4話】のネタバレ
比呂美「おもちゃみたいで悪かったね!」
激高した比呂美は「おもちゃみたい」なネックレスを引きちぎり、散らばったパールを母に投げつけた。
亜沙美「やめてよお姉ちゃん、頭おかしいんじゃないの!?大丈夫?ママ」
母「うん。あーちゃんありがとう」
――またベタベタして、この母娘は本当に気持ち悪い。
比呂美はそれを見て、小3のときに見た光景を思い出した。
その日は、学校で描いた絵を先生に褒められた。
「あたしのママ大好き!」というセリフとともに、母と自分が寄り添っている絵だった。
それを母に見せたくて急いで帰宅したのだが…それは叶わなかった。
母は亜沙美を膝に乗せ、唇が触れそうなほど密着して、2人の世界に浸っていた。
比呂美が入る余地なんてどこにもなかった。
それがいま目の前で再現されている。
老いた母と、30歳になった妹の姿で。
あまりの気持ち悪さに吐き気を催し、トイレへ駆け込む比呂美。
その背を見送りながら、亜沙美は母に邪悪な提案をした。
亜沙美「ねぇママ。来週の見合い相手との食事会、お姉ちゃんも呼んでいい?」
母「どうして?あんな子呼んだって恥かくだけじゃない」
亜沙美「それでいいの。お姉ちゃんには私の引き立て役になってもらうんだもん」
――
比呂美はトイレで嘔吐していた。
そこに祖母が付き添ってくれて、背中をさすってくれた。
母と比呂美は、顔だけでなく内面までよく似ている。
向こうっ気が強く見栄っ張り。
母も若い時は質屋もどきの店で中古のブランド品ばかり買ってきて、みっともないと叱ったてきた親にバッグを投げつけてきたという。
祖母「あんたたち恐ろしいほど似てっから、里子もやりきれないんだよ。亜沙美はあの顔でほえっとしてるから、一緒にいるとホッとすんだろ」
それは比呂美も分かっていた。
比呂美自身、自分が嫌いでしょうがないし、もしも自分にソックリな子供がいたら絶対に可愛がれない。
言葉を失う比呂美の背を撫でながら、祖母はさらに続けた。
祖母「長い目で見りゃ、あんたと亜沙美どっちが幸せか分かんないよ。
子供はいつから親から離れないとダメなんだ。
あんたさえその気になりゃ、今すぐにでも親離れできるんだから」
――
数日後
比呂美は亜沙美に、池袋の高級レストランに誘われた。
7回忌のお詫びで母の奢りとのことだ。
あの母娘と食事なんて嫌だが…行きたくても行けないような高いレストランだし、行くことにした。
当日
レストランに行くと、亜沙美の見合い相手が同席していて困惑。
比呂美(亜沙美の見合い相手が来るなんて聞いてないし…)
母と妹は、ブスで卑しい姉を笑いもの&引き立て役にするつもりなのだ。
しかし高級レストランだけあって料理は美味しい。
人目も気にせずガツガツと料理を口に運ぶ比呂美。
数口だけ食べて小食アピールする亜沙美。
比呂美は、亜沙美の食べ残しを遠慮なく平らげる。
比呂美「うん!おいしい」
母「ちょっと比呂美、マナーが悪いわよ」
亜沙美「そうよ恥ずかしいじゃない」
比呂美「なんでよ。作ってくれた人に悪いじゃない」
亜沙美「みっともなくてごめんなさい、飯野さん」
母「すみません飯野さん、ガサツな子で…」
しかしこの母娘は、想定外の反応に仰天することになる。
飯野「いいえ、そんなことないです。僕は祖母から『なんでも残さず、作ってくれた人に感謝して食べなさい』と教えられたので…お姉さんは素敵です」
母&亜沙美「「!!!」」
――
アパートに帰った後、比呂美はあの瞬間を思い出した。
飯野が「お姉さんは素敵です」と言った瞬間の、あの2人の顔ときたら…おかしくておかしくて、笑いがこみ上げてきた。
『あんたさえその気になりゃ、今すぐにでも親離れできるんだから』
という、祖母の言葉の意味が理解できた。
――もうあいつらのことでムカついたりしない。
大丈夫だよ、おばあちゃん。
私は母の呪縛から解き放たれたんだ。
結局、亜沙美は飯野から交際を断られた。
そして比呂美は、飯野とライン友達になった。
――
真由子「ねぇねぇ比呂美。相手は彼氏でしょ?最近楽しそうだし」
比呂美「彼氏じゃないし。単なるライン友達だし。真由子こそなんかウキウキしてない?」
比呂美は、棚橋真由子(36)(百合の母いわく『売れ残りバーゲン3人組』の1人)とお茶をしていた。
真由子「分かる?実はね、後輩と飲みに行ったとき、イイ男と出会っちゃって~」
比呂美「ふ~ん…またがっつきすぎて逃げられないようにしないとね~」
真由子「そんなことしないわよ!」
――今度こそ、運命の出会いなんだから!
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ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。【第4話】~の感想
里子さんとあーちゃんを見てて、なんか竹崎金瓶梅のマザコン祥明ちゃんを思い出しました。
これは吐くよなぁ。だって気持ち悪いもの。
なんにしても、比呂美は祖母という救いがあってよかったです。
祖母の言う通り人生をトータルで見たら、甘やかされてなんの生活力もない亜沙美よりも、早くから自活して逞しく生きる比呂美の方が有利なのは言うまでもありませんよね。
憎いはずの母の苦悩を理解したり、なんだかんだで家族を切り捨てられなかったり、粗野だけど優しい比呂美に幸多からんことを。
さて、次回からは棚橋真由子さんが主人公ですね。
ちょっと夢見る夢子ちゃんな感じがしますが…彼女は一体どんな毒母をお持ちなのでしょうか?
まとめ
以上、「ママの娘で辛かった~お願い離れて、少しだけ。~【第4話】」のネタバレを紹介しました。
「まんがグリム童話」「ストーリーな女たちブラック」で連載されたばかりの新作です!
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