金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】のネタバレ・感想!

漫画「金瓶梅」は竹崎真実先生の作品です。

夫を殺して、薬商の資産家、西門慶の第5夫人となった藩金蓮。
旦那様の寵愛を巡って他の夫人たちと、はたまた夫人の座を狙う女たちと熾烈なバトルを繰り広げるドロドロの愛憎ストーリー!

今回は西門家の悩みの種、江露人の縁談についてのお話です。
露々に舞い込んだ、絶対に断れない見合い話。しかし相手は最悪のマザコン男で――!!

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金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】のあらすじ・ネタバレ・感想

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金瓶梅のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】のあらすじ

西門慶「青琴は私のねえやで、私が最初に妻にした女(ひと)だ」

西門慶は陳経済に、初めての妻であり露人の生母である『青琴』という女性について語ります。

青琴は舅・西門伯の子(露人)を身ごもって、西門慶と結婚しました。
やがて青琴は女の子を産みますが、その直後に自害してしまいます。
生まれた娘は名前もないまま、すべてを伏せて養女に出されてしまいました。

慶「その娘を今頃になって捜して連れてきて、あの男はいったい何を考えているんだ」
経済「母屋のほうではその娘さんがあなたの妻の座を狙っていると、もっぱらの噂ですよ」
慶「バカをいうな。娘…いや異母妹だぞ」
経済「いや、みなさんそれを知りませんから」

何も知らない露人は、兄である西門慶に恋をしてしまっているのです。
陳経済はさらに「大旦那様は、旦那様と娘さんが過ちを犯すことを狙っているのかもしれませんよ」と推測します。

経済「この件は母屋のほうでおっしゃるとおり、いい嫁ぎ先をみつけて流すのが賢明だと思います」
慶「そうだな、そうしよう」

金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】のネタバレ

――西門慶が陳経済にグチをこぼしている頃、呉月娘が露人に縁談を持ちかけていました。
相手は元刑部長官の孫で、たいそう乗り気であるとのこと。

月娘「刑部がらみの縁談を断れば、どれだけ旦那様の立場が悪くなるか、おわかり?」

露人からしたら受けたくない縁談ではありますが、西門慶に迷惑をかけたくないためノーと言い切れません。
「こんなはずじゃない」と悶々としているところ、西門慶と鉢合わせます。

縁談を喜ぶ西門慶に、涙ながらに「旦那様の奥様になりたい」と詰め寄る露人ですが「露々のことは妹のように思っている。だから養女として迎え、いい男に嫁がせてあげたい」と躱されてしまいます。
西門慶から事の顛末を聞いた金蓮は、(やったわ、これであの娘はいなくなる。あの瓶児の成りそこないのような生意気な顔を見なくて済むわ)とほくそ笑むのでした。

縁談の食事会前日、露人は食事会に着ていく衣を取りに実家に戻っていました。
養母から「薬師からの預かりもの」と言って渡された箱の中には、鳥をかたどった笛と、「連絡を取りたかったらこの笛を吹きなさい」というメモ書きが一枚…これを見た露人は、意味ありげに微笑みます。

そして食事会当日、西門家は食事会の支度に大わらわ。
よその調理人に厨房を使われて、雪娥は不満そうです。

相手の陽祥明(ようしょうめい)は一見マトモな青年ですが、重度のマザコン男です。
祥明の母親も輪をかけて強烈で、露人に「祥明ちゃんのお世話の仕方」を教えます。

祥明の母「(スープをフーフーして)はい祥明ちゃん、アーン」
祥明「おいしい、マーマもうひと口」
母「はいはい、アーン」

引く西門家夫人たち。

祥明「マーマ、お肉」
母「はいはい、(咀嚼してお皿にペッ)アーン」
祥明「おいしいマーマ、もっと」
母「あらあら祥明ちゃん、お口が汚れてる(唇ペロン)」

さらにドン引きする西門家夫人たち。

母「さあ露人さん見てたでしょ、今のとおりにやってみて」

言われるがままスープをフーフーする露人ですが、冷まし方が足りず、祥明は熱くて吹き出してしまいます。

「マーマ、熱い」と訴える祥明に、お冷やを口移しで飲ませる母親。
「ウエッ」とえずく金蓮。露人はたまらず泣いてしまいます。

玉玲「露人さんは緊張しているのよ。どうかしら?少しふたりだけにしてさしあげたら」
月娘「そうですわ、少しお庭でも」
母「ふたりだけなんて祥明ちゃんが心配だわ。マーマもついていくわ!!」

玉玲と月娘の計らいで、3人は食事の席を立ち庭に向かいます。

嬌児「あれはちょっとかわいそうかも」
雪娥「苦労するのが目に見えてるわね」
玉楼「考えただけで気が滅入ります」
金蓮「…いい気味だわ」

金蓮(あれだけべったりな母子だもの、人目がなかったらきっと何かやらかすわ)

いい気味だと言いつつ露人を心配して、金蓮は3人のあとをつけます。

露人「いやです!!おやめください!!」
母「だめです、祥明ちゃんの妻になる女の身体はちゃんとこの目で確かめなければ。もっと足を開きなさい!!ちゃんと奥まで見えるように」
金蓮「!!」

金蓮の予想通り、3人は人目につきにくい滝の裏側にいました。
祥明の母が露人の衣を捲り、大事なところをチェックしていました。

母「祥明ちゃん。どう、ちゃんとできそう?」
祥明「大丈夫だよマーマ、マーマが手を添えていてくれれば、ちゃんとできるよ」

祥明母が欲情した息子の処理をしている間に走り出し、外にいた金蓮と鉢合わせる露人。

「あんな男に嫁ぎたくない、でも断ったら旦那様の面子が立たない」
金蓮(私はあなたぐらいの年頃の不幸な娘を見るのが、死ぬほど嫌いなのよ)

金蓮は、苦悩する露人を優しく抱き留め、なんとか縁談を断ってもらえるよう、西門慶と月娘に嘆願します。
そして、月娘の提案で「露人が未熟すぎて、祥明の世話をするには十分と思えない」という理由で縁談を辞退する方向で、騒動は収束するのでした。

露人「…あの、ありがとうございました。まさか私をかばってくださるなんて」
金蓮「お礼はいらないわ。いきなり素直にされると気持ち悪いから」

露人(うまくいった。こんなにもうまくいくなんて、露々には強運がついてるんだわ)

殊勝にも金蓮の後ろ姿に頭を下げつつ、露人は内心ほくそ笑みます。
夜空に向かって笛を鳴らすと、一羽のフクロウが飛んできて露人の腕に止まります。

露人「薬師のところに返事を持っていってね、めでたくこの家に養女になれたの。ずっと旦那様のそばにいられるわ」

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金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】の感想

毎度のことながら金蓮のツンデレっぷりがよかったです。
マーマと祥明ちゃんのやり取りがキモ面白くて、笑いが止まりませんでした。
「お願いしまチュウ」「わかりましチュウ」て…(笑)

食事会のワンシーンで、雪娥ねえさんが料理を食べたとき驚いた顔をしていましたが、いったい何があったのでしょう?
今後の伏線なのかが気になる所です。

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まとめ

以上、金瓶梅 まんがグリム童話【11月号】のネタバレを紹介しました。

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