漫画「あなたがしてくれなくても」はハルノ晴先生の作品です。
吉野みち、32歳。結婚して5年、レスになって2年。
夫とは仲が悪いわけではないが、ただひとつ、“セックス”だけが足りていなかった…
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あなたがしてくれなくても【第38話】あらすじ
旅館に行く途中で、陽ちゃんはに自分の気持ちを考えてくれたことがあるのかと、みちに聞きました。
みちは考えたことはないと・・・気づいたのです。
陽ちゃん「みちに散々つらい思いさせているのもわかってる・・・でもさ。オレもつらいんだよ」
プレッシャーが半端なく、でも悪いのは自分だとせめて、みちも陽ちゃんを責めてきました。
陽ちゃん「オレ、もう、しんどい・・・」
その言葉にみちは何も言えなくなりました。
ですが謝り、そんなに追い詰めてるなんてわからなかったんだと伝えます。
ですが陽ちゃんからの返事はありません。
みち（マズイ陽ちゃん、殻に閉じこもりそう・・！）
そして今日は旅館をキャンセルして、帰ろうと提案するのです。
陽ちゃん「ごめん、一人になりたい・・・」
みち「わ・・・わかった、じゃあさきに戻ってて」
そして車のドアを開き、残してきた仕事があるからと降りることにします。
みち「たぶん時間かかると思うから家にいて、お願い」
陽ちゃんは「うん・・・」と納得して、そのまま二人は別れました。
あなたがしてくれなくても【第38話】ネタバレ
外を歩きながらみちは、あんな陽ちゃんは初めて見たと驚いています。
今までずっと自分の気持ちばかり押し付けてきたことに気づき、でもどうするのがよかったのかはわかりません。
みちにはあのままずっとレスの状態で、夫婦を続けるなんて無理だったのです。
どうしてこうなつちゃったの？
何がいけなかったの？
ですがもしレスではなかったら、今ごろきっと楽しく旅館でご飯を食べていました。
もしレスじゃなかったら、今頃・・・すれ違う家族をみて思います。
みんな普通に手に入れているものが、こんなにも遠く感じるなんて・・・
そして職場へと戻ってきました。
みち（誰もいない・・・よかった）
そう思いながら自分のデスクに座りました。
自然と涙が出てきます。
みちはずっと、自分だけがレスの被害者だと思っていました。
ですがいつも間にか、陽ちゃんも被害者になっていたのです。
みち（自分の気持ちには敏感なくせに、人の気持ちには鈍感だなんて・・・）
するとドアの開く音がして、慌てて顔を隠します。
そこにいたのは新名さんで、思わず目が合ってしまいました。
新名さんは書類をもとの場所に戻します。
みち（よりによってこんな姿・・・も―――嫌・・・）
すると新名さんがみちにハンカチを差し出してくれたのです。
新名さん「放っておけないじゃないですか。そんな姿見ちゃったら」
そして旦那さんと何かあったのかと聞いてくれました。
みちは気持ちを抑えます。
みち「ど、どうして。私新名さんを振り回して傷つけたのに・・・私なんかに優しくしてくれるんですか・・・？」
あのまま陽ちゃんとうまくいけばいいと、みちは思っていました。
いや、うまくいくと思っていました。
自分がしたことは結局、ただ二人を傷つけただけだったんだと考えを巡らせます。
新名さん「オレは、傷つけられたなんて思ってないです」
「こんなこと言うべきじゃないかもしれないけど、オレはあなたを忘れられない」
下を向いて涙を流すみちに、新名さんはそう伝えました。
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あなたがしてくれなくても【第38話】感想
切ない・・・。陽ちゃんの気持ちを理解したいのですが、みちのきもちの辛さのほうがわかる気がします。
だって誰だって、幸せを手にしたいですよね。その幸せになかったものが、たった一つだけだったんです。
そしてすごいタイミングで、新名さんと会いました。
こんな時でも、みちに優しくしてくれる新名さん。本当にみちのことを大切に思っているのでしょう。
このまま二人がどうなるのか、見当もつきません。
まとめ
以上、「あなたがしてくれなくても」のネタバレを紹介しました。
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