漫画「王様ランキング」は十日草輔先生の作品です。
王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。
しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。
しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。
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「王様ランキング」のあらすじ・ネタバレ
以下、王様ランキングのネタバレをご紹介しますので、ご注意ください。
王様ランキング【3巻／第35話】のあらすじ
カゲが持って来た推薦状に目を通すデスハー。
これでなんとかなると思っていた二人ですが、その内容に何かあったようで、推薦状は真っ二つに破り捨てられてしまうのです。
それだけでなく、二人を城からつまみだすように言われてしまい、隊長によって投げ出されてしまったのです。
カゲ「なんだよちくしょー」
「何したってんだっ」
隊長「バカッ」
カゲ「バカとはなんだっ バカとは！」
隊長はそれ以上は語らず、苛立ちをあらわにするカゲ。
そんな姿を見て、ボッジはなんだか心が救われるような気持ちになるのです。
けれど、傷つけるだけの結果に終わってしまったと、カゲは申し訳ない気持ちでいっぱいです。
王様ランキング【3巻／第35話】のネタバレ
ボッジはカゲの手を握ると、申し訳ない気持ちを伝えるように何度も頭を下げます。
けれどカゲは期待を裏切られたわけではないからと、気にしないで良いと笑って見せます。
カゲの言葉に安心したようで、絶対強くなると意気込むボッジ。
目についた岩を持ち上げて見せようと挑戦します。
しかし、どう頑張っても持ち上げることが出来ません。
仕方なく今度はだいぶ小さな石で挑戦してみますが、これもまた持ち上げることが出来ないのです。
ボッジの目からは悔し涙が溢れて止まりません。
けれど、必死に涙をぬぐってカゲの方を見て、なんとか笑ってみせるのですが、やはり涙は止まらないのです。
カゲは大丈夫だとボッジを一生懸命励まします。
そんな二人のやりとりを見ていた隊長のもとに、部下が何かを抱えてやってきました。
隊長「おいっ」
カゲ「なっなんだよ なんか用かっ」
隊長「お前はいろいろと失礼だな」
部下から受け取り、隊長が二人に渡してくれたのは先程の破かれた推薦状です。
カゲ「いらねえよ そんなもん」
隊長「バカッ」
「お前たちが探している人はデスハー様ではない」
カゲ「えっ でもあいつ自分で！」
隊長「デスハー様にからかわれたのだ だが元はと言えばお前がちゃんと名前を憶えていないのが悪い 失礼極まりない！」
カゲ「うっ じゃじゃあ探してるのは誰なんだよ」
隊長「デスハー様の弟君デスパー様だ」
衝撃の展開に、カゲは開いた口が塞がりません。
でも弟なのであれば普通に教えてくれても良いものでは？と思えます。
隊長によると、デスハーは、デスパーに強い対抗心を持っているので、そうも行かなかったんだそうです。
しかしあまりに二人が不憫に思えて、この事実を伝える選択をしたんだそう・・・
隊長「ボッジ様の成長を見てみたい」
「弟君のデスパー様には知恵がある」
「お前たちの助けになることを願っているよ」
ボッジとカゲは隊長たちに深々と頭を下げデスパーのもとへ向かい歩き出すのでした。
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王様ランキング【3巻／第35話】の感想
推薦状を見せることで、問題なく弟子入りが出来ると思っていましたが、破り捨てられたうえに、城を追い出されてしまうと言う急展開でした。
ボッジとカゲも何が何やら分からないようでしたね。
ボッジは自分の力不足なことを、カゲは上手く説得できなかったうえに辛い思いをさせてしまったことを責めていましたが、お互い素直な気持ちを伝えるうちに、また一層絆が強くなった印象でした。
二人がそうして励まし合う姿に、隊長はカゲが探していたのが本当はデスハーではなく、弟のデスパーであると伝え、紹介状を返却してくれました。
この隊長、鎧のせいか怖い人かと思っていましたが、情に厚い人物だったんですね。
ありがたいものです。
さて、いよいよ本当の探している相手、デスパーのもとへ！！
今度こそ弟子入りさせてもらえますように。
まとめ
以上「王様ランキング」のネタバレをご紹介しました。
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