押観雄造先生の作品『血の轍(2巻)』のネタバレと感想と無料で読む方法を紹介しています。
親子から恋人同士に変わってしまった感のある静一と母親の関係が今後の物語の注目点になっていきそうですね!
人間の感情の中に深く眠っている何かを掘り下げているような作品です。
目次
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「静ちゃん、ぎゅっとして?」
母親から強く抱きしめられる静一に聞こえるのは、母親の強い息づかいと過去の回想でした。
しかし、この親子が強く抱きしめ合うのは、あくまでも一時の安らぎでしかなく、母親からすぐに「静ちゃん、離して」と、そして「行かなきゃ」と先を急ぎます。
そんな母親に訴えかけるものの、この親子は行方不明になっているしげちゃんを捜索している最中だったのでした!
まるで自分の子供(静ちゃん)を置いてけぼりにしてしまうほどの速さで森の奥へと進んでいってしまう母親に必死に食らいついていこうとする静一でしたが、そんな大変な状況の中でも、彼は自分の母親の精神に異変が起きていることを察していました。
そして少し離れた場所から「しげる!しげる!!」と必死に呼びかける声が聞こえてきて、辿り着いた先には・・・全身出血で意識不明となって倒れているしげちゃんと自分の息子に必死に呼びかける母親の姿だったのでした!
2巻9話「眼差し」
全身出血で意識不明となって倒れているしげちゃんとに対して、必死に呼びかける母親の姿を目撃した静一と母親でしたが、この2人にはどうすることもできず、ただ漠然とその光景を見ていることしかできませんでした。
しげるの母親の話では森の中の木がクッションなってくれたおかげで、想像していた程の負傷ではなかったのですが、本人はまるで死の淵に立たされたような眼差しで、静一を見つめることしかできません。そして、静一の母親は涙を流します。
しげるの父親が救護班を連れてきて、やっとドクターヘリに乗せられて病院へと向かうのですが、その病院の中で彼らには、あまりにも厳しい診断結果と現実を突き付けられることになるのです!
2巻10話「脳圧」
しげるの父親が連れてきた救護班のおかげで、やっとドクターヘリに乗せられて辿り着いた病院で手術を受けることができたしげるを待ち続ける静一と母親、そしてしげるの両親の前に手術が終わってベッドに乗せられて頭部に包帯で覆われたしげるが眠った状態で運ばれてきました。
手術は無事に成功しましたが、彼らが医師から突き付けられた結果と今後の症状は、まだ年端もいかない子供にとっては、あまりにも重いものだったのでした!
頭蓋骨の陥没骨折によって7、生じてしまった血腫を取り除くために脳圧降下薬を注射したのですが、そのために副作用が残ってしまうのでした。
一言で言ってしまうと意識障害ですが、このまま意識が戻らず、植物人間のようになってしまうと言うのです。仮に回復できたとしても、言語障害や半身のマヒ、さらに記憶障害に陥ってしまう可能性もあるのです。
廊下に出てから泣き崩れるしげるの母親に続き、静一も床に倒れこんでしまいます。
しかし、苦悩する彼には休む間もなく、訪れてきた警察たちによる事情聴取がまっていたのでした!
2巻11話「十字架」
「静一くん、君はその様子を見ていたんだよね?間違いないかな!?」
警察からの容赦ない質問内容が、彼をさらに苦しめてしまいます。
そんな中で肩をおして支えてくれた母親の優しさと笑顔で何とか乗り切ります。
外に出ると、時刻は既に夜遅く暗くなっていました。
静一親子が車で帰ろうとする中、しげるの両親が見送ります。
しげるの両親に対して深々と頭を下げて必死に謝罪する母親の姿が痛々しかったものの、何とか自宅にたどり着いて束の間の休息に入ります。
何も言葉を発しようとしない静一に対して、母親が質問を投げかけます。
「肉まんとあんまん、どっちが良い?」と、そして彼は小声で答えます。
「・・・肉まん」と。
2巻12話「来訪者2」
過去の暗い回想から目覚めた静一は自分の部屋のベッドの上でした。
静かに1階の居間に入ると、出かける準備をしている最中の父親がいました。
母親も入ってきて朝食の話の後に、父親からしげるのお見舞いにいくことを告げられますが、静一は「行きたくない」と弱い言い方でありながらも強い拒絶反応を示します。
息子の苦悩を察していた父親から「無理しなくていい」と言われ、しげるの病院には両親だけで行くことになりました。
たった1人で自宅に残った彼は再び部屋に入ってベッドに上に寝転んだ状態で「あああああ!!」と苦しみを吐き出すような叫び声をあげます!
そんな中で、インターホンが鳴ってきます。
出てみると、来訪者はクラスメイトの女子・吹石だったのでした。
2巻13話「日蔭の密会」
「約束したのに、全然電話くれないから」と寂しげな表情だった吹石を玄関に入れて、自分の部屋へと招きます。
彼女を自分の部屋へと入れると、1枚の封筒を渡されます。
「後で読んで・・・」と言いながら1通の手紙を渡されます。
ハート形の封でラブレターと察しがつくものの、そんな中で病院からかえって戻ってきた母親が突然部屋に入ってくるのでした。
部屋に突然入ってきた母親は「あら、お友だち!?」と満面な笑顔で吹石に尋ねてくるのですが・・・!?
2巻14話「はじめましてえ」
吹石と2人きりで過ごしていた中、部屋に突然入ってきた母親は「あら、お友だち!?」と満面な笑顔で吹石に尋ねます。
しかし、両親が病院へ出発してから、まだあまり時間が経過していないのに、なぜ戻ってきたのでしょうか!?
母親はただ単に「忘れ物しちゃって・・・」とだけ答えます。
このままいることが気まずい吹石は「おじゃましました」と部屋を出て行って帰ってしまいます。
今度は母親と2人きりになった静一でしたが、母親は吹石から受け取っていた手紙のことも知っていたのでした!
そして息子に対して「手に持っているもの見せて!」と強く要求してきます。
逆らえない静一は仕方なく渡して封を開けて読んでみた内容は、やはり彼女からのラブレターだったのでした。
吹石にとっては生まれて初めて本命の男性に書いたラブレターであり、静一にとってもまた、生まれて初めて女性からもらった恋の告白だったのでした。
しかし、その手紙を読んだ直後に母親は涙を流して「受け入れられない」と悲しそうに否定します。
さらに捨ててしまいたい訴えもしてくるのでした!
2巻15話「救済」
吹石からもらったラブレターを破きたい訴えをしてくる母親に対して、始めは何も言えずにただ沈黙することしかできずにいた静一でしたが・・・彼もまた涙を流して強く絶叫してしまいます。
そして「ママ、どこにも行かないで!」と強く訴えかけます。
そしてベッドで横たわっている母親の胸に顔をあてている構造は親子ではなく、まるで年齢の離れた恋人同士のような光景でした。
2人して寝そべりながら「破るんべ」と母親の声と共にビリビリに破られてしまった吹石からもらったラブレター、その後に口づけを交わし合う静一と母親だったのでした。
とても面白いのでぜひご自身の目で確かめてみてください!
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