SNSに熱中してしまっている皆様、こんにちは。
このお話は、そんなあなたには耳が痛い話かもしれません。
SNSで気をつけるべき点として、個人情報の取り扱いが真っ先に挙げられますよね?
しかしSNSの恐ろしい所は、それだけではありません。
SNSに依存し過ぎてしまうことが、人生を棒に振ってしまう人がたくさんいるという所が、SNSの恐ろしい点でしょう。
このお話はSNSに狂ってしまった女のお話です。
それでは、どうぞ。
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SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~【第1巻】のあらすじ
自己顕示欲の塊のような女、下村由紀は激しい劣等感に苛まれていました。
大学では準ミスコン。
モデル業では自分より上の人ばかり。
どうしても自分がトップになれない現実に、怒りを感じていました。
日々何かにイラついている彼女がストレス発散に利用するのがSNS。
複数の匿名アカウントを作り、自分より上の人間を攻撃したり自分の評価を自作自演して、心の平穏を保っていました。
ある時彼女は、自分より上のモデルに勝つために、フォロワーをお金で買うのを思いつく。
破滅の道を歩む彼女に訪れる運命の末路とは…
SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~【第1巻】のネタバレ
「本当にかわいいですね!」
「なんで2位なのか分かりません」
「1位の子アリエナイ」
大学のミスコンで2位だった由紀は、SNSで複数のアカウントから、自作自演の感想を書き込んでいた。
読モでSNSのフォロワー数も2万人いる自分が、フォロワー数6千人しかいない女に負けるなんてオカシイと、憤りを感じていた。
ストレスを発散するように、1位の女の悪口を書き込む由紀。
彼女の中ではSNSの評価が全てだった。
後日、彼女は読者モデルの仕事のために、スタジオに向かった。
読者モデルとは、OLや女子大生の肩書のまま、雑誌のモデルとして誌面に載っている人達の事である。
「や~んかわいい!ユキ今日これ着たーい!」
スタジオに入ると有名ブランドの服が飾ってあるのを見かけ、スタッフに着たいと掛け合う。
「あーごめんねこれは美玲ちゃんの衣装なんだ」
しかし、美玲がそのブランドのイメージモデルなので、着ることができないときき、苛立ちを感じた。
由紀「美玲ちゃんおはよ~」
由紀は前に美玲には会ったことがあったので気軽に挨拶をした。
美玲「新人さんですか?初めまして!」
美玲は由紀のことを覚えておらず、路傍の石のように扱われたことに腹を立てる由紀。
由紀「そうだ美玲ちゃん!一緒に写真撮らない?」
由紀は苛立ちを感じながらも必死に隠し、SNS映えのためにツーショットを撮ろうと美玲に掛け合う。
この提案は美玲のスタッフの、素人モデルの人とのツーショットは遠慮してもらっているという一言で却下されてしまった。
由紀「はーーーー!素人じゃねーし!読モだし!!」「ムカつく!」
読者モデルとしての自尊心が傷つけられた由紀は、有名ブランドの服をこっそり口紅で汚し、撮影できないようにしてしまう。
由紀(ざまあみろ)
美玲「こうすれば隠せますから、大丈夫ですよ」
慌てふためく現場を見てすっきりした由紀だったが、美玲の機転を利かせた汚れが目立たないポーズで、乗り切ってしまう。
由紀(……何それ まさか私がやったって気づいてかばったの!?)
更に由紀がやったということに気が付きながら、由紀ををかばったらしく、人間としての格の違いに叩きのめされてしまう。
彼女にとって自分の全てを否定されたような一日だった。
由紀「美玲マジムカつく!いい子ぶってんじゃねーよ!!」
由紀「素人じゃねーし!!読モだし!!」
その日由紀は自室に帰って、美玲を恨んだ。
自分より努力していないのに、チヤホヤされているのが気に食わなかったのだ。
SNSのコメント欄に悪口を書き込んでストレスを発散しようとした由紀は、美玲のアカウントのフォロワー数が一日で5千人増えていることに気が付いてしまい、さらに発狂する。
由紀「くやしいくやしいまけたくない負けたくない負けられない!」
美玲への恨みと劣等感がピークに達したとき、由紀はフォロワーを売っているサイトにたどり着く。
美玲のフォロワー数は9万人。
美玲より上に行きたかった由紀は、合計が10万人になるようにフォロワーを購入してしまう。
総額24万円。
正気ではなかった。
後日、由紀は学校で色んな人に称賛されて、チヤホヤされていた。
ワンランク上の雑誌専属モデルに抜擢され、全てが上手くいっている様だった。
由紀は全能感と特別感に快感を覚え、ご満悦だ。
彼女の悲劇のストーリーは始まったばかり…
今回はここまでです。
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SNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~【第1巻】の感想
いかがだったでしょうか。
SNSに狂ってしまった由紀は、分かりやすく人生を棒に振っていますね。
自己顕示欲を満たすためだけに業者からフォロワーを買い、手に入れた成功なんて、すぐ崩落します。
張りぼての人気は剥がれ落ち、あるのは借金だけでしょうね。
因みにこの主人公、顔芸が素晴らしいです。
悔しい表情、嬉しそな表情。
全て過剰なまで表現されています。
全部なんか生理的に無理な感じなんですけどね…
もしかしたらそれが人というものなのかもしれません。
ここまでご覧くださってありがとうございました。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。
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