「性と罰 ~復讐は棘のように~」は貴咲光流先生の作品です!
作業中の侑へ麦茶を渡した香莉。
その時にふと見えた腕の火傷痕。
それがきっかけで過去に自分を犯した男が侑だと気づく。
しかしその場では何もできずに呆然とするだけだった。
侑と別れた香莉は昔のことを思い出し考えを巡らせる。
そして自分を犯した侑をどうしても許せない香莉はあることを思いつく。
勇気を持って侑へと近づくことにした香莉は・・・
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性と罰 ~復讐は棘のように~【第4話】のあらすじ
(この六年間コソコソと暗い場所で怯えるように生きてきたわ。
あいつにボロボロ二穢されて、自分でも自分に価値なんて見出せない。
なのに!!
何でアイツは私を覚えてもいないのよ!!!!
そんなの許せない・・・許せないわ・・・・・))
「御馳走様ですっ」
そういって渡した麦茶に対して、笑顔でお礼を言ってくる侑。
しかし腹を立てている香莉の耳には入っていない。
「梶木君」
介護施設から出てきた香莉はエプロン姿から着替え、侑に声をかける。
「あ お疲れ様です。今から帰りですか?」
「はい。草むしり終わりました?」
「今終わったところです」
「あの、今日は何時までですか?」
真剣な表情の香莉。
「俺ですか?8時までですけど何でですか?」
汗を拭いながら心配そうに見る侑。
「え~と。ちょっと話したいというか」
「梶木君のことが知りたくて・・・・」
「・・・・・・!」
頬を染める侑。
「あ~じゃあ駅前のファミレスでどうですか?立花さんが面倒でなければですが。一旦帰宅されますよね?」
照れくさそうに聞き返す侑。
「大丈夫」
満面の笑みで答える香莉。
「着替えてそれから行くわ」
(このまま野放しなんて出来ない。せめて自分のやった事を思い出させて大勢の人の前で土下座の一つでも・・・)
(馬鹿ね 私ったら)
そこでふと閃く香莉。
(そんな生ぬるいことじゃなくて、本気で思い知らせてやるのよ。でも…どうやって───?)
「待たせちゃいましたね。お腹空いてるんじゃないですか? 俺は立花さんの美味しい飯食ってきたんで大丈夫ですけど」
騒がしい店内に現れ正面に座った侑は、柔らかい表情を向けてきた。
「軽く食べて来たので大丈夫です。デザートだけ頂きます」
「いいですね じゃあ俺チョコレートパフェ食おうかな」
そういって笑みを向け合う二人。
「梶木君甘いもの好きなんですね」
「ええ 好き嫌い何もないので」
(────てこんな話じゃなくて)
「あーーーーーー!」
「!!!」
突然の声に驚く香莉。
性と罰 ~復讐は棘のように~【第4話】のネタバレ
「な 何? どうかしましたか?」
「いえ!すいません」
顔を両手で覆いながら謝る侑。
「ちょっと緊張しちゃって」
「────?」
困惑する香莉。
「立花さんに誘われるなんて思ってもみなかったから。その・・・いいなって思ってたから。立花さんのこと」
(何を言ってるの・・・コイツ、勘違いも甚だしいでも、いいかも知れない。むしろ、そのほうがいい)
そんな事を考えていた香莉に対し、沈黙の間、頬を染めて片手で顔を隠す侑。
「ねぇ、梶木君って出身はどこ?」
あくまでも笑顔の香莉。
「おれですか? あー、生まれたのは都内だけど、、」
(私と同じ年なんだから6年前は高校生のはず。なのに車を運転して都内からこっちの県内の奥まで来てたというわけ?)
「高校ってどこに通ってたの? もしかして同じ高校に通ってたりして」
「いやそれはないです、俺中卒なんで」
「─────!」
「じゃあ中学出てすぐに就職を?」
「そんなところです。それより立花さんのこと教えてくださいよ」
(そうなんだ・・・・)
「何が知りたい?」
「あーーそうだな」
微笑を浮かべて顎に手をやる侑。
「好きなこととか興味のあることとか?」
「んーー。私 無趣味で・・・興味なんて料理のメニュー増やすことくらいしか」
運ばれてきた料理を口にする二人。
「そういう姿勢が仕事に活かされてるんですね。立花さんは誠実な生き方をされてますよね」
(誠実?)
笑顔を崩さない香莉
(ふざけたこと言うな────!!)
店から出た二人は繁華街を歩いていた。
「ふー!おかげで楽しかったです! あ!帰り送らなくて大丈夫ですか?」
「ええ 車なので」
真顔になり振り返る侑。
「また会ってくれますか?」
「ええもちろん」
終始笑顔だった香莉は顔を一瞬強ばらせ答えた。
(だって 私のこと思い出さなきゃ駄目でしょ。そして、私に償わなきゃいけないわよね。)
(”次はお前がボロボロになる番よ”)
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性と罰 ~復讐は棘のように~【第4話】の感想
犯人が侑だと確信した香莉がとうとう行動に移し、ワクワクしてきました!
感情を押し殺して、侑に対して復讐の気持ちで笑顔を絶やさない強い香莉。
か弱く見える香莉がたった一人で立ち向かう姿に思わず応援してしまいました。
でもまだまだ気持ちが先走って作戦が練れていないのでこれからの香莉にも目が離せないですね。
今回の侑の態度は、終始香莉に対して好意を持っているように見えましたが・・・
侑も肝心なところで過去のことや感情をごまかしてそうで、まだまだ底がしれないですね。
次の話が気になります!
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