「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第25話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
祝祭の場で、スウに服をあげたレン。
レンは占術師のところにやってきた。占術師はレンとサハラを見るなり、”二人くると言っていたのに、人は一人だけ”と。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第25話】のあらすじ
「…色々な者が訪れているようだな」
レンとサハラは椅子に座る。
「ラハンへ来るのは、とても久しぶりですから。今も昔も帝都は相変わらず、栄えていますね。
殿下におかれまして、皇位につかれた際にはラハンの地の、より大きな栄光が待っている事でしょう」
「は、はははは!はははははっ!!」
占術師の言葉にレンは高らかに笑った。
「ははは…まったく不敬な事を…。皇帝陛下はお変わりなく、お元気でいらっしゃる」
「はい。私もラハンの太陽のご健勝を祈念しております」
「…私が誰だか分かっているのなら、お前の元を訪ねた理由も、すでにわかっているのだろう」
占術師は話す。
「ラハンの皇太子様。人間の善悪に関わらない偉大なる自然。
それこそが龍なのです。
時には悪羅。人を喰う蛇でありながら、偉大な雲の神であり、この地に栄華をもたらす龍です。
世界が砂で覆われていた頃、人間たちは子を生贄にして、雨が降るようにと切なる祈りを天へと捧げ、天神がそれに答え、自身の血から作った九匹の龍の卵を地上に与えられた。
龍たちは九つに分かれた地で、一つずつ卵から孵り、地上に九つの国が生まれた。
龍たちはそれぞれの、王の傍らで自信の地に栄華をもたらした。
…ここまでが世の中に知らている話ですが…実は続きがあるのです。」
占術師は龍の言い伝えをレンに聞かせた。
そしてさらにその続きがあるというのだ。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第25話】のネタバレ
(…長いな。占いや迷信に頼るような性格には見えないが、誰かの使いできたとか?)
待たされているスウは体育座りをして待つ。
「外で待つって言えばよかったかな」
スウは独り言を漏らす。
―チャラッ…
音のほうを見たスウは、歩いている男性を見て驚く。
「ダン?」
「龍は揃いも揃って、気まぐれで傲慢な性格。王であっても神でない人間には、彼らを扱うのは困難であった。
そして人間の近くにいる事で、私的な欲望を待つようになり、人間の歴史を乱す事もありました。
天神は九人の王に、自身の血をもって偉大な権能を分け与えた。
王家の血を飲まない龍は、完全な姿で存在する事が出来なくなり、このようにして王家に授けられた権能こそ―」
「再生力」
占術師の話を聞いていたレンは遮って答えた。
「王家は無限に再生する権能がゆえに、龍と共存する事ができた。
このように龍と王の運命は一つに結ばれ、国の栄枯盛衰を共にしてきた。
しかし血統とは時間の流れにより、弱くなるものです。
権能を持つ王族は今やほぼ生まれず、それにつれて龍の出現も減り、今に至るのです。
…王と龍の共存が不可能な場合もあるのか?」
レンは占術師に聞く。
「それは…」
「とても、とても長い間、呪いをかけ続ければそうなる」
占術師が答えようとしたところで、サハラが答えた。
「……あれ?いまここに誰か入って来ま…」
スウがダンらしき男性を探して入ってきた。
「…あ。申し訳ございません。道を間違えて…」
スウはレンたちを見て謝る。
「ふふ、もう一人の方がいらっしゃいましたね」
「い、いえ、私は客ではなく…戻りますね」
占術師に客だと思われたスウは、慌てて戻ろうとした。
「そちらの方は、何をお知りになりたいのですか?」
「恋愛運」
「変な事言わないでください!!」
レンが即答で答えたのに対して、スウはすぐさまツッコむ。
「占って頂かなくて結構です!お話し中に失礼いたしました」
「とても長い歳月を共に過ごした人ですね。
性格は正反対。貴方と違い、相手は情に弱く優柔不断で、決断するのが苦手…。
異性に言い寄られても、冷たく突き放せないー。相手の性格のせいで、気苦労が絶えなかった事でしょう。
しかしはじめから、貴方の手には負えない相手なのです。
今は親愛の情が残り、辛いでしょうが、このまま諦めるべきです。
賢明で計算が早い方ですから、頭では分かっていらっしゃるはず。
相手との関係はすでに、腐れ縁になってしまっているという事を」
スウの顔から表情が消えていた。
―ガシャン
スウは近くにあった砂時計を占術師に向って投げた。
驚いてレンとサハラはスウを見る。
「黙れ」
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第25話】のみんなの感想
スウさん図星をつかれたんでしょうね…。
分かっていたことから、目を背けていたのに、いきなり言われて怒ったのではないかと。
普段穏やかなスウさんが怒ると怖そうですね。
スウさんが見たのは、ダンさんだったのでしょうか?
斜め後ろからでは良く分かりませんでした。
でも道を間違えたとは考えにくい気がするのですが…どこに行ったのでしょう。
龍と王族には深い関係があったんですね!
龍がなかなか現れなくなっているという事ですが、サハラ様はその中でも特別なのでしょうか…?
龍と王族についても気になりますが、スウさんがこの後どうなるのかも気になります!!
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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