奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のネタバレ・感想!違う魔の手が菜々美に忍び寄る・・・

なんとか住む所と仕事を手に入れることができた沙奈だが、安心できるのか不安が大きく残ってしまう・・・

さらに、則行とは違い菜々美の身に感じる危険な予感・・・

沙奈は菜々美を守り抜くことができるのか―――

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奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

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奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のあらすじ

沙奈は『大井ホームサービス』で働き始めた。
仕事は依頼者宅の整理・清掃のほか、リサイクル業も手広くやっている。

身分証と携帯を取り上げられたのでそうするしかなかったが、公衆トイレで寝るよりはマシかもしれないと思っていた・・・

他もパートの女性も何人か居て、沙奈と菜々美を心配してくれた。
倉庫内の荷物の整理をしながら、二階に引きこもってる宏和が菜々美をじっとり見ていたことや、近所で小さい子がイタズラされた噂なども時々あると、早く他所に家を借りるようになど話してくれた。

女社長のおばさんと、その男で専務の“佐川さん (さがわ)”は菜々美にはとても優しくしてくれる。

沙奈は佐川の頼みで、次の日『外の仕事』にすることになった。

翌日―――
菜々美には会社の敷地の外に出ないように言い聞かせて沙奈は仕事に出かける。

とあるアパートに到着し、佐川たちは防護マスクなど厳重装備で不思議そうに見ている沙奈に『特殊清掃』だと告げる。

沙奈は初めてのため、部屋の中に入らずに佐川たちが出した荷物をトラックに運ぶように言われたが、玄関を開けた瞬間「むあ~」と恐ろしい異臭が流れ出て、沙奈は具合が悪くなってしまう・・・

奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のネタバレ

異臭の原因は、80歳のおばあさんの孤独死で、まだ暑かったせいで腐敗が酷かくなってしまっていた。

《私・・・この臭い・・・知っている!》
「いつの記憶・・・?」

フラッシュバックする断片的な場面―――
「この子誰!? なんで死んでるの!?」恐怖で泣いている幼い頃の沙奈。
そこには鎖で繋がれ、死んで腐敗している子どもの光景・・・

場面は変わり、OBの田山が商店街を歩いていると、以前一緒に飲んだ後輩の若い警官が声をかけてきた。

その夜、一緒に飲みながら後輩の若い警官は田山の孫の件を上司に聞いたと話し出した―――

田山の孫娘の“亜矢 (あや)”は16年前に誘拐されていた。
K県警あげての大規模な捜査にもかかわらず、S川の沿線道路での目撃を最後に消えてしまい、遺体さえも見つかっていなかった。

「田山さんは高村(則行)を疑ってるんですね。 でも容疑者リストには上がってなかったのに何故?」不思議そうに思う後輩に、田山は16年前に高村の所に聞き込みに行った時に、部屋に飾っていた写真が孫娘の亜矢に瓜二つで、その写真について則行に聞くと・・・

「小学生の頃の妹の写真です。 僕の大事な妹――― 今はいない。」そう言った則行の顔が忘れられなかった。

一方、沙奈は体調を崩し何度も吐き寝ていた。
《いったい私どうなっているの? 夫の元を逃げ出してからずーっと覚えのない記憶に悩まされる・・・ 欠けた記憶の中に何が眠っているの!?》
怯える沙奈・・・

翌日も外で個人宅の清掃業務で、宏和が菜々美を相変わらずじっとみているのは気がかりだったが、社長も佐川さんも菜々美には優しいからと安心していた。

その日、女社長と事務所に一緒に居た菜々美だったが、女社長が疲労で昼寝をしに行き菜々美は1人になった。
そこに佐川が現れ、「おじさんの仕事手伝うかい?」と菜々美を連れ出した。

菜々美が連れて来られた倉庫の一角には天蓋付きのお姫様ベットがあり、特別に乗ってもいいと言われ菜々美は大喜び。

外の業務の3件目が当日キャンセルになったと沙奈が早めに帰社すると、菜々美の姿が見えず心配し、すぐに倉庫に向かうと昼間はいつも開いているシャッターが閉まっている・・・

「菜々美!」とシャッターを開けると、なんとそこには服を脱がされかけている菜々美と、脱がそうとしている佐川の姿があった。

「ママ・・・」と泣いて怯える菜々美・・・
「菜々美に何をしたの!? 社長に言う!」と怒る沙奈を、佐川はビンタし「宿なしのくせに! 誰が食わしてやってると思ってる!? 金が欲しいんだろ? 払ってやるさそれならいいんだろう?」凄んでくる佐川。

「菜々美に何かしたら殺してやる!」と反抗する沙奈を思いっきり殴りつける佐川・・・

その時!
「うおおおぉぉ―――」
宏和が佐川に体当たりし、佐川が吹っ飛んだ。

「やっぱりお前か! 金を払う?誰の金だよ! 母さんを騙しやがって! 死ねよ変態ヤロー!!」と佐川に馬乗りになりボコボコに殴り倒した。

騒ぎを聞いて駆け付けた女社長が宏和を止める―――
噂になっていた子どもにイタズラをしていたのは佐川で、和宏が佐川のパソコンの中身にヤバイ子どもの写真があるのも発見していた。

菜々美の証言もあり、真実に打ちのめされ女社長はへたり込んだ。

そして、宏和も幼い時から毎日 佐川に殴られ「母さんに話したら、母さんを殴る。」と脅されていたことを涙ながらに告白する。

そんな光景に、またフラッシュバックする沙の過去―――
「秘密だよ。 誰にも言ってはいけないよ。」
幼い沙奈が黒い男の影に抱かれる・・・
泣いてもわめいても、懇願しても許してくれない・・・

「沙奈を愛しているんだよ。」
裸の沙奈―――

《あれは・・・わたし・・・ 小学生の私・・・》

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奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】の感想

やっと、仕事と住む所を手に入れれたのに、不安にさせる怪しい挙動の宏和・・・
《あ~ そういう展開になるのか~・・・》と思っていると、まさかの佐川!?
前振りのない展開にビックリでした。

しかし、菜々美がまだなにもされてなくてよかったと心から安心しました。
これで菜々美になにかあっていたら、さらなる大惨事になっていただろうとゾッとしすね。

また、紐解かれた沙奈の記憶・・・
しかも子どもの死も関係しているとは。

田山の孫娘の失踪、菜々美の幼き頃の記憶・・・
謎のピースが繋がってきました。

謎の解明・ラストまでもう少し!!

まとめ

以上、奈落の鎖 ~DVからの逃走~【第7巻】のネタバレを紹介しました。

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