きみは面倒な婚約者【第3巻】のネタバレ・感想!

漫画「きみは面倒な婚約者」は椎野翠先生の作品です。

「絶対に抱かないつもりだったのにな」…。

私、主人公なんですが!?婚約者なんですが!?社長令嬢なんですが!?処女なんですが!?…

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きみは面倒な婚約者【第3巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

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きみは面倒な婚約者のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

きみは面倒な婚約者【第3巻】のあらすじ

花澤優衣は、4月1日入社初日、営業部への配属を言い渡されます。

 

キャリアアップなんて興味がなく、あるのは結婚願望だけ、そんな気持ちで受けた花澤を採用してくれたのが、このホワイト企業ランキング24位の加治屋フーズだったのです。

残業も少なく、福利厚生も手厚い、居心地が良さそうなこの会社でマイペースに仕事をしながら運命の人を見つけようなんてのんびり備えていたものを、よりによって営業に配属されてしまったのです。

 

そんな花澤を迎えてくれたのが橘さんで、完全に一目惚れしてしまいました。

さらに指導係だなんて、完全に当たりクジだと浮かれています。

この時既にこの恋を育てていくと確信していたのですが、そこに現れた紫乃を婚約者だと紹介され、入社初日の一目惚れから僅か1時間足らずであっさり失恋してしまうのでした。

 

しかし、それで諦める花澤ではありません。

まだ結婚しているわけではないしと、社内案内をしてくれることになった紫乃にリサーチをかけます。

「婚約はいつ頃から?」「それは橘さんからプロポーズを・・・?」など質問をぶつけ、予想通りこれが政略結婚であることに気付きます。

ならまだ可能性は十分あるなと、内心ニヤニヤしていると紫乃が橘さんの優しさについて熱弁を始めます。

この態度に、紫乃には案外余裕がないなと勘づき、こんな相手なら勝てそう、形だけの婚約なんてちっとも脅威じゃないと思っていました。

そして自分はどこまでも健気なヒロインになりきると決意するのでした。

 

幸いな事に、指導係の橘さんとは誰よりも長く傍にいられ、2人きりで地方出張まで行ってしまえました。

けれどいきなり追ってはダメと、まずは“一緒にいて癒される相手”になることを心がけます。

もちろん婚約者である紫乃への配慮も忘れず、地方出張ではお土産を自ら選んだりして過ごしていました。

きみは面倒な婚約者【第3巻】のネタバレ

そんな日々を過ごし2週間経った頃、引っ越してから何度か挨拶しようとしたけれどいつも不在で会ったことのないお隣さんの名字が橘ということに気付きます。

そんなことがあるはず・・・と思いながらもタイミングを見て、様子を見てみると本当に隣に住んでいるのは橘さんだったのです。

 

花澤(―――奇跡!!!)

(何この王道オフィスラブ設定 圧倒的な勝ちパターン)

(ハッピーエンド見えたわ!!)

 

この神設定を最大限に活かすタイミングを見計らっていた矢先の5月――

家を出てきた紫乃と橘さんにバッタリ遭遇し、あっさりバレてしまいました。

 

花澤(じゃあ昨日隣からもれ聞こえていたテレビか何かと思っていた物音は加治屋さんがいたからで)

(つまりこの二人は昨夜――・・・なんだ政略結婚でもやる事はやってるのね)

 

「すみません」ととりあえず頭を下げて、見てはいけないものを見てしまったのだと慌てて走り出します。

駅のホームにたどり着き、なんで逃げてきてしまったのかと、いつもみたいにおどけてみせられなかった自分にモヤモヤしていました。

そこへ、追ってきた橘さんが声をかけます。

紫乃のことを置いてまで自分のところに来てくれた橘さんに、もしかしてまだ諦めなくても大丈夫なのでは?と胸がきゅうとなります。

もしかしたら昨夜の事は婚約者の義務としてとかで・・・などと色々な考えが頭をよぎります。

 

花澤(大切な加治屋さんを置き去りにしてまで私を追いかけてきてくれた理由はなぁに?)

花澤「・・・どうして追いかけてきてくれたんですか?」

橘「・・・お願いがあって」

花澤(「誤解しないでほしい」――?)

橘「さっき見たことは絶対に誰にも言わないでほしいんだ」

花澤(・・・・・・あれ?ちょっと待て。)

橘「さすがにあんないかにも“事後です”みたいな現場を見られたら噂にされかねないと思って」

「黙っててほしい花澤おねがい」

 

お願いする姿があまりに可愛らしくて、完全に心を持って行かれた花澤は黙って頷くのでした。

 

 

お隣さんだったという事実にも触れることなく、様子が変わることなくそのまま数週間の時が流れました。

 

ある日のランチ中、橘さんから大口の取引先を任せるという話がでました。

不安がっていると、最近の様子を褒めてくれて、ちゃんと自分の事を見てくれているんだなと嬉しい気持ちになりました。

そこに紫乃が通りかかりましたが、それ以上話すことなく挨拶を交わすだけで、「なんかもっと・・・婚約者らしい会話とか 私と二人でいるのきっと加治屋さん面白くないですよ」と耳打ちしますが、「そんなこと気にしないでいい」と一言で済まされ、勝手に期待してしまいます。

ふと、橘さんがトマトを残していることに気付いたことから、トマトが嫌いというこどもみたいな一面が見られ、また愛おしさが増していました。

 

珍しく残業となった日、資料室を探し回り大会議室にたどり着きます。

そっと扉を開くと、橘さんの姿が見え資料室の場所を聞こうと思ったものの、紫乃も一緒にいることに気付き、声をかけるのを辞めました。

 

トマトが嫌いな話で盛り上がる2人を見て、3年婚約をして情報量が自分と一緒なんてと優越感に浸っていました。

突然、橘さんが紫乃にキスをしました。

なぜだか足がすくんで動けません。

橘さんがこちらに気付き、目が合いましたが、キスを続けているのを見てやっと逃げ出すことが出来ました。

 

花澤(どうしよう―――また見てはいけないものを見てしまった・・・・・・)

 

 

部署に戻って仕事をしていると、橘さんが戻って来ました。

先程のキスを咎めますが「ああ・・・うん」とだけ答える橘さん。

 

花澤「な・・・何か私に言うことないんですか?」

「さっき私が見てるの気付いてましたよね!?」

 

橘さんはその質問には何も答えず、謎の笑みを浮かべて先に帰ってしまうのでした。

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きみは面倒な婚約者【第3巻】のみんなの感想

これまでピュアなヒロインかと思っていた花澤がまさかの腹黒だったとは、恐るべし女子!でしたね。

すべては計算の上の行動で、明らかに分かりやすい紫乃は完全にターゲットにされていました。

けれど、自分を追いかけてきてくれたのかとの期待も、あっさりなかったことにされ、キスしているところを見せられ、橘さんの考えが全く読めません。

花澤の気持ちに気付いていて、何か考えがあってわざと遠ざけているようにも感じられました。

まとめ

以上、「きみは面倒な婚約者」のネタバレを紹介しました。

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