きみは面倒な婚約者【第2巻】のネタバレ・感想!

漫画「きみは面倒な婚約者」は椎野翠先生の作品です。

「絶対に抱かないつもりだったのにな」…。

私、主人公なんですが!?婚約者なんですが!?社長令嬢なんですが!?処女なんですが!?…

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きみは面倒な婚約者【第2巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

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きみは面倒な婚約者のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

きみは面倒な婚約者【第2巻】のあらすじ

紫乃は橘さんとの食事中。

商談には出来るだけ同席させようと言う気持ちから二人で地方出張してきたとの事後報告を受けています。

 

あの愛読している漫画のヒロインにそっくりな花澤さんが入社して2週間。

お互い忙しくてゆっくり会うのは久しぶりだけれど、メールはマメにくれてたのに、何故事後報告なのかと少し落ち込みます。

さらに話題は、さっき受取ったお土産のことになり「僕がうろうろ悩んでたら花澤が選んでくれて「加治屋さんにはこれ!」なんて言って」と楽しそうに話されるので、さらに気持ちは沈むばかりです。

 

けれどここで文句を言っていては、あの漫画の婚約者と一緒になってしまうと必死に笑顔を作り「仲いいんですね!」と言っておくことにしました。

 

婚約して3年経ったのによる10時前には必ず家に送られる自分と、たった2週間で一緒に出張と言う名の旅行に行けてしまう花澤さんを比べて、どんどん悪い方向へと考えてしまっているうちに、自宅まで帰って来てしまいました。

 

いつものようなお休みのキスがなく、あっさりと挨拶を済ませて帰ろうとする橘さんと、気持ちがヒロインに向いていて婚約者を遠ざけるようになっていく漫画のヒーローが重なります。

 

紫乃「・・・橘さんキスして下さい」

橘「・・・珍しいですね紫乃さんから・・・そういう―――」

紫乃(ああ とまどってる こんなこと言ってはしたないと思った・・・?)

(でも――・・・橘さんは婚約者のお願いを断れない)

橘「――ご希望に添えましたか?」

紫乃(そんな言い方――)

 

それからいつもよりも激しい、初めての大人のキスを交わした二人。

この3年間で一番大きな進展なのに、紫乃の気持ちは満たされるどころか、不安が大きくなるばかりなのでした。

きみは面倒な婚約者【第2巻】のネタバレ

一週間が経ちましたが、婚約者を笠に着てキスを強要してしまったことにずっと自己嫌悪を感じています。

しかし橘さんとの打ち合わせが入り、重い腰をあげて営業部へと向かいます。

 

部屋へ入ると目の前に橘さんと花澤さんが、楽しそうに話しているのが見えます。

会話が聞こえてきますが、入るタイミングを探れず立っていると、花澤が紫乃の存在に気付きます。

どこかスペース移りましょうと席を立った橘さんに、紫乃はもう涙が溢れそうで「出直させてください」と言って、去って行くのでした。

 

人の目を避けるようにやってきたのは、大会議室です。

扉を閉じ一人になった途端、こらえていた涙が溢れます。

 

紫乃(こんなにも自分が嫉妬でぐちゃぐちゃになるなんて)

(今の私は失くしてしまった気安い会話 素っ気ない態度 いつも同じ笑顔じゃない色んな表情の橘さん)

(でも私だって知っている 私にもあったのだ今の花澤さんのように 素の橘さんを見せてくれていた時間)

(私が橘さんを好きになった時間―――・・・)

 

入社したばかりの頃、陰口から逃れる為に逃げ込んだ資料室で、仮眠していた橘さんと出会いました。

それから休憩時間は資料室に通うようになり、何て事ない会話をするのが幸せでした。

けれど父に婚約者として紹介された時、橘さんは一瞬、居心地の悪いような顔をして、割り切ったようにきれいに笑いました。

その日を境に、日の打ち所のない“婚約者”となってしまったのです。

 

それとほぼ同時期に資料室は大会議室の一部になって、二人でこっそり会う場所も理由もなくなってしまいました。

 

紫乃(もしもあの時婚約をしないであのまま二人の時間が続いていたら 今とは違う展開があったんだろうか)

(あの漫画のヒロインみたいになれたんだろうか――・・・)

 

橘「相変わらずここが逃げ場所なんですね」

 

声が聞こえ顔をあげると、橘さんの姿があり、慌てて泣き顔を隠します。

けれど橘さんは全てお見通しで、泣いている理由を訪ねられてしまいます。

 

こんな幼稚なことを言ったら嫌われちゃうと内心分かっていながらも、あの漫画に出てくる婚約者と同じになってしまうと分かっていながらも、どんどんと言葉が出てきてしまいます。

 

紫乃「・・・なで私より花澤さんとの方が仲いいんですか」

橘「花澤と?紫乃さんよりも?」

紫乃「さっきだって楽しそうにしてたし名前も呼び捨てだし」

橘「呼び捨てって・・・名字でしょ?」

紫乃「それでも呼び捨てです!」

「女の子のトレーナーになる事は先に話して欲しかったし 花澤さんと二人で出張なんて行かないで欲しかった」

「楽しくお土産選んだ話なんて聞きたくなかったですよ!」

 

怒られると思っていたけれど、橘さんはいつもと変わらずおだやかで、「他には?俺に思ってる事ないんですか」と聞いてくれました。

 

橘さんの部屋へ行ったことがないことと、もっと気安く話して欲しいと伝えると、橘さんは紫乃にキスをしました。

 

花澤のことは仕事上の関係なので極力気を付けると言ってくれましたが「・・・そんなに不安にさせてますか?」と聞かれてしまいます。

この際だからと、紫乃は「私のこと抱かないじゃないですか!!」とずっと不満に思ってきたことを伝えてしまいました。

“意外”みたいな顔をした橘さんでしたが「わかりました抱きます」と言って夜、自宅へ紫乃を招き入れるのです。

 

本当にするのかと焦る紫乃に「何を今さら抱かれたかったんでしょう?」と余裕な様子です。

いつもと違って冗談っぽいことを言いながら、橘さんは紫乃を優しく抱いています。

 

橘さんが「困った事にものすごいイイ・・・」と言うので、紫乃はどうして困るの?と思いながらも、自分がただの婚約者だからだろうと全て理解していました。

 

 

朝、先に目が覚めた紫乃はこんな記念すべき朝にも関わらず漫画を読んでいます。

今はまだ大丈夫だけれど、人を好きになる気持ちは誰にもコントロールできないと分かっているからこそ、これが自分の未来かもしれないと、他人事とは思えなくなっていました。

 

漫画を見ていると橘さんも目が覚めたようで、こんな時に漫画・・・と冗談っぽく言われてしまいます。

自分が見たかった素ってコレのことなんだろうかと疑問に感じていると「うそうそもーちょっとだけ」と橘さんに抱き寄せられます。

紫乃は橘さんの腕の中で、顔をこすりつけるように幸せを感じています。

 

橘「・・・絶対に抱かないつもりだったのになあ」

紫乃(――――あ ですよね)

(橘さんが3年間守ってきた「愛があるからした訳じゃない婚約者」というこの距離を無理矢理詰めてしまったのは私)

(ごめんなさい橘さんあなたは何も悪くないんです――)

 

時間ギリギリになり、慌てて部屋を出た二人。

その時、隣の部屋のドアが開き、花澤が出てきました。

 

静まりかえる空気、橘さんは頭を抱えています。

花澤が突然「すみません!!」と頭を下げ逃げ出してしまいます。

橘さんは花澤を追うように慌てて走りだしてしまいました。

 

紫乃(行っちゃうの 私を置いて?)

(ほらね 見え始めたこの恋の結末 私はヒロインの恋を盛り上げる為のただの婚約者 またの名を「当て馬」と言います)

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きみは面倒な婚約者【第2巻】のみんなの感想

紫乃と橘さんは婚約者になる前に、出会っていたんですね。

二人が出会った資料室では、今の花澤のように他愛もない話をして、恋が始まっていました。

ただ二人の関係は父を通して婚約が決められたとき、ガラリと変わってしまったようで、橘さんが全てを割り切って紫乃と付き合うようになったのでした。

橘さんと花澤の関係を見ていると、嫉妬で感情をコントロールできなくなり、それをきっかけに橘さんにモヤモヤを伝えることとなりました。

結果、体の関係を持つということころまでたどり着くも「絶対に抱かないつもりだったのに」と言われてしまいました。

挙句の果てに隣の部屋から花澤が出てくるという地獄のような展開で終了となりました。

最後頭を抱えていたうえに、走って逃げてしまった橘さんは何か完全に隠していることがあると思いました。

完璧な婚約者という仮面を外して本音で向き合ってもらえるのか、次回に期待です。

まとめ

以上、「きみは面倒な婚約者」のネタバレを紹介しました。

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