浮遊教室のあと【第1話】ネタバレ・感想!

「浮遊教室のあと」は、累計100万部も売り上げた大人気漫画「凧のお暇」の著者、コナリサトミさんの新連載漫画です。

女子特有のグループ内の悩みや劣等感。

さらに、表面上は仲良くみえてもふたを開けるとおぞましい、そんな蠱惑的な魅力がある内容となっております。

では、今回の見どころを紹介します。

・主人公ちとせ、ひょんなことからヒエラルキーのトップグループに
・女子特有のリアルな悩み
・美女のあの、見えない心の内

こちらでお送りいたします。

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浮遊教室のあと【第1話】のあらすじ・ネタバレ・感想

「浮遊教室のあと」のネタバレをご紹介しますので、ご注意ください!

浮遊教室のあと【第1話】のあらすじ

「ねーどうやってんのそれ」

主人公ちとせは高校の入学式で、りおんという今時のギャルに話しかけられた。

ちとせの、春休み中にレクチャー動画で猛勉強した髪型が、見初められたのだ。

その流れのまま学校行事のレクリエーションをりおんと一緒にまわることになったちとせ。

そして、ちとせは盛り抜きで発光している美女、のあと出会う。

カワイイ今時のギャルりおんと、人類としての解像度が違う絶世の美女のあと知り合い、高校生活の好スタートを切れたことを喜ぶちとせ。

彼女は身の丈に合わないグループに所属することのつらさを、まだ知らない。

浮遊教室のあと【第1話】のネタバレ

1年の2学期、洋子を加えた4人でグループが出来ていた。

クラスで1番と2番のかわいさを誇る2人が入っているグループなので、ヒエラルキーのトップにいた。

ちとせは正直に言うと、綱渡りのような日々に嫌気がさしていた。

「昨日のあと2人で言ってたんだけどさ…」

「あんたまゆ毛の書き方おかしくない?」

こんな強い言葉を使うりおんを恐れ、弁当の味もろくにわからない始末。

りおんの望む言葉を投げかけられなければ、即デッドエンド。

のあの髪型を編み込むのにしても、顔色を窺い、いいと言われるまで生きた心地がしなかった。

SNSで他の人から自分たちは仲良しグループですごく楽しそうだと思われるのを、ほっとした気持ちで眺めるのであった。

そんな中、ある事件が起きる。

 

「のあとも話してたんだけどさー洋子の言うことっていちいち偽善的でしらけない?」

洋子が手洗いに言っている間に、悪口を言い出すりおん。

「あと最近の洋子、りおんの持ってるコスメのマネばっかしてくるし…」

人気コスメを集めていると、おのずとそうなるのではと思うが、口に出せないちとせ。

「だから明日から軽くシカトの刑に処そっかなって、のあと決定したの」

「執行は明日からね」

 

体の中をうじゃうじゃ収縮する虫が這いずり回ってるみたいな感覚に嫌悪感を抱くちとせ。

しかし、処されるのが自分じゃなくて良かったと思う自分が、一番の嫌悪の対象だった。

 

こんなに寒い日だ。

雪が降って学校が休みにならないか。

そんなやりきれない気持ちで電車を待っていたちとせの下に、のあがやってくる。

絶世の美女で、すました表情を崩さず、正直何を考えているのかあんまりわからないのあ。

「ごめんちとせ。今日ちょい愚痴るわ」

そんな彼女の口からいきなり飛び出した言葉に、面食らってしまうちとせ。

「クソ程ダサくなっちゃったりおんって子の話」

ちとせは言葉を失い、黙って聞いていることしかできなくなった。

「あいつさ、小中学の時本当に面白かったんだよ」

「校舎裏のため池のタニシ集めて鍋にして振まおうとしたり、クラス全員の教科書におっさんが筋トレしているパラパラ漫画ゲリラ的に描いたり…」

「それがまたムダにうまくて笑えて…」

「本当に面白かったなあ…次は何してくれるんだろうってわくわくして」

「なのにあいつ、自分が発言するときのあも言ってたってていにしないとなんも言えなくなって、どうしちゃったんだほんと…」

「くそつまらん」

 

「雪降んないかな。振らないんだよねこういう時って…結局」

そう言ってのあは駅のホームのベンチの上に立って、頭を掻きむしり始めた。

その絹みたいなきれいな髪の毛から、掻きむしって剥がれ落ちた不潔とされる細胞が、夜空にぶわって、それがまるで、すごく、とても…

「ど?」

そういったのあに何も言えず、どうだろうと言い淀んでいると、のあは笑って去っていった。

「ちとせのやってくれる頭は好きだったよ。力士のしめ縄みたいで面白かった。」

そう言い残して。

 

それから、のあとりおんが喋らなくなった。

ちとせ達のグループはなんとなく気まずくなって、大破してしまった。

ちとせと洋子は拾われるように他のグループに所属した。

身の丈にあったグループとはかくも素晴らしいものだったかと、お弁当のおいしさで実感したちとせ。

やっと音連れた平穏な高校生活の中、ちとせはふと思ってしまう。

あの時、あの日、夜空に待った白いものを見て、本当は何を思ったかのあに伝えていたら、どうなっていたのかなって、とりとめのないことを。

浮遊教室のあと【第1話】の感想

いかがだったでしょうか。

なんとも言えないリアルな少女の悩みが赤裸々に語られている作品だと思います。

力を持った子にシカトされるのが自分じゃなくて良かったと胸をなでおろすのが、痛いほどよくわかりました。

そのいじめに加担するのが悪いことだと分かっていても、逆らえないものですよね。

 

また、のあという美女を中心に物語が回っているように思えますね。

りおんが昔は面白かったけど、何かがあって虎の威を借りる狐のようになってしまったのかもしれません。

のあの近くにいる自分が一番力を持っているように勘違いしてしまった説を僕は推しますが、果たしてどうなのでしょうね。

続きが気になります!

それでは、今回はここまで。

次回の記事でお会いしましょう。

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