前回、陰ながら助けてくれていたのが、貴裕先生だということを知った涼花。
PTA会長も失脚し、平穏な日々が訪れると思われた。
しかし、彼女にとって平穏の日々というのはあり得ないものだった。
家庭内のモラハラが彼女を襲う。
涼花は一体どうなってしまうのか。
物語の核心に迫る第五話、始まります。
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不愉快ハラスメント【第5話】のあらすじ
今日は仕事で帰らない。
そういった連絡が来るのは、いつも夕食を作った後だ。
お前は舌の病気か何かか?
そういう彼は朝食を一口だけ食べて、家を出ていってしまう。
俺が食わせてやっているという捨て台詞を吐きて。
別に涼花の料理がまずいわけではない。
彼女の料理を勇人と貴裕先生はおいしく食べていた。
涼花の夫は完全にモラハラ男だった。
妻の気も知らずに当たり散らす毎日。
涼花の心は身内にまで傷つけられて、崩壊寸前だった。
「モラハラを受けると心の病になったり、体に不調がでたりすることもあるって聞きます」
貴裕先生が涼花にそう忠告する。
しかし、涼花は
「心配させてごめんなさい たぶん家はそんなんじゃないと思う…大丈夫だから」
そういって笑顔で答えてしまう。
明らかに無理をしながら。
とある日、涼花は夫に相談事を持ちかける。
家にもう少しお金を入れてほしいというお願いだった。
勇人が小学校にあがったので、その分お金が必要だということだった。
夫に無視されたりすごまれながらも必死に言った涼花に、耳を塞ぎたくなるような罵倒が浴びせされる。
曰く、お前が家計をやりくりできていない。
曰く、パートをしているのは悲劇のヒロインになりたいから。
反論すれば、口答えするなと花瓶を投げてくる。
この一件から、涼花は夫がいつかモノでなく勇人や自分にあたってくるのではないかと、憂うようになってしまった。
それを聞いた貴裕先生は…
不愉快ハラスメント【第5話】のネタバレ
「一度離れてみたらどうですか?」
と貴裕先生は言う。
「モラハラをするほとんどの人が治らないと聞きます」
「この先ずっとこの状態が続くなんて…」
その優しい言葉に心揺れる涼花。
しかし勇人には父親が必要だと思い、そう簡単には決められないと言う。
まだ耐えようと思った涼花に、貴裕先生の核心をつく言葉に射止められる。
「勇人君の前で暴言を言うんですよね?」
「そんな父親必要ですか?」
その後、黙ったままの涼花に自分はいつでも力になると言ってその場をさる貴裕先生。
その優しさに幸せな時間を過ごす涼花。
これから訪れる不幸も知らずに…
いきなり義母がきて涼花をたたいた。
突然のことで、唖然とする涼花。
そんな涼花に追い打ちをかけるように義母は、涼花と貴裕先生が親しそうに話している写真を突き付ける。
義母は涼花が不倫をしていると思ったようだ。
友人といっても信じてもらえず、夫にも不倫と断定された涼花は、一人ふらっと家を飛び出してしまう。
雨が降る中、幽鬼のように彷徨っているところ、偶然貴裕先生に会う。
「私…もうダメみたい…」
そういって体調の不良を訴える涼花。
そんな彼女をおぶって病院へ運ぼうとする貴裕先生。
涼花から見れば、いつだって味方である素晴らしい人に見えただろう。
「俺はずっと力になりますから」
そういった彼は含みのある笑みを浮かべるのであった。
その日、勇人は家で妙な電源タップを発見する。
それは買った覚えのないものだった。
今回はここまでです。
不愉快ハラスメント【第5話】の感想
いかがだったでしょうか。
さてさて、ついに涼花が頼れるものは、貴裕先生ただ一人になってしまいました。
彼にとってそれは、最初から計画していたことなのでしょうか。
彼の本性がとても気になります。
考察です。
最後に勇人が見つけた電源タップは恐らく盗聴器でしょう。
仕掛けたのはもちろん貴裕先生。
それで涼花の日々の会話を傍受し、彼女のピンチに訪れるヒーローを演出していたのでしょう。
そして、涼花の好感度を勝ち取っていたのです。
これだけならまだ、無駄に行動力のある、涼花と仲良くなりたい人なのですが、今回の一件でそうではないと言い切れます。
それは義母がもってきた写真です。
これは恐らく義母が撮った写真ではないでしょう。
写真をみて怒り狂っているのを見る限り、証拠集めを盤石にしてから話すなんて高度な真似は出来ません。
義母に写真を渡した人物がいるはずなのです。
それは恐らく貴裕先生で間違いないでしょう。
涼花と仲良くしたいだけなら、そこまでする必要はありません。
涼花を不幸にしてまで、自分の願望をかなえたいという歪んだ心が垣間見えます。
果たして彼の本当の目的とはいったい何なのか。
次回に期待ですね。
では、次回の記事でお会いしましょう。
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