めっちゃコミックで連載中の、「不浄を拭うひと」第17話を読みました。
以下ネタバレとなりますのでご注意ください。
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不浄を拭うひと【第17話】あらすじ
山田加奈子は、特殊清掃の仕事をしている夫をもつ1児の母です。
部屋の掃除をしていると、なくしたと思っていたものがでてきました。
可奈子「うわー、なつかしー!みんな若ー!」
見つけたのは、正人が会社員時代のアルバムだったのです。
今回は山田正人が特殊清掃の仕事をするまでの話しです。
不浄を拭うひと【第17話】ネタバレ
今から少し昔、とある居酒屋で忘年会を開いていました。
リーダーだった正人は乾杯の挨拶をお願いされ、恥ずかしがりながらも挨拶をこなします。
可奈子「山田さんお疲れ様でした。引継ぎを手伝っていただき助かりました」
そしてお酒を飲みながら会社にはなれたのかと会話を始めました。
可奈子「すごいですね、お若いのにリーダーなんて」
正人「いやいや、まだペーペーですよ」
当時の正人は会社の営業部で主任をしており、その時の印象は「まじめな酒飲み」。
そして、お互いお酒が好きということもあり、自然と交際が始まって結婚、可奈子は寿退社をしました。
ところがそれからしばらくして・・・
前から会社の資金繰りが厳しかったらしく、当時の社長が急死してしまったことからきっかけに、正人たちの賢明な頑張りも虚しく、不況のあおりをうけ倒産してしまいました。
正人「こんなことになって・・・ごめん」
引っ越したのはボロボロのアパートでした。
正人は可奈子も働きに出ることになって申し訳ないと謝るのですが、仕方ないと明るく返してくれます。
正人「とりあえず次の仕事みつかるまでバイトいくよ」
可奈子「あ、知り合いの紹介の?」
会社というか・・・と濁した正人ですが、働き始めたのはリサイクルショップでした。
ある日帰ってくるなり、げっそりとした表情の正人。
仕事中、使用済みの下着を買い取って欲しいという方が現れ、断るのにすごく苦労したそうです。
可奈子「えー!そんな人いるのー!?」
楽しそうに話を聞く可奈子ですが、正人はへんなお客さんが多くていやになるとため息をつきました。
正人「あ・・・さっきからグチってばっか・・・カナも疲れているのにごめんな」
可奈子「え?全然・・・こういう時はグチをいいまくったほうが、ストレスたまらないっていうじゃん」
そして面白いネタがあったら雑誌に投稿してポイントもらおうと、意気込んでいます。
なんだかんだ言いながら、正人はメキメキと仕事を覚え、リサイクル店でも頼りにされているようでした。
そんなある日、リサイクル店のお客さんの会社が人手不足で困ってるそうで、就職を前提に手伝ってもいいかという相談をされました。
そのお客さんは週に何度もお店に来る人だそうで、あまりにもいろいろなものを持ってくるから、始めは泥棒なのかと思って用心をしていたのです。
実はそのお客さんは遺品を売りにきており、特殊清掃の会社のスタッフさんでした。
仕事先の部屋で亡くなった人の物を、依頼主に頼まれて売りに来ていたのです。
正人「正体がわかってから、顔合わせる度にスカウトされてて・・・」
可奈子「そうなんだ・・・」
正人「話を聞いたら確かに大変らしいけど、給料もすごくいいし独立もできる。何より僕の仕事ぶりを見て誘ってくれて・・・でもカナが嫌なら考え・・・」
可奈子「いいよ」
まさかの笑顔で即答でした。
不思議に思った正人は、すごく臭い現場に行くこともあること、休みも不定休だとしっかり伝えますが、それでもいいよと言ってくれるのです。
正人「ちょっと・・・聞いてもいい?」
会社がつぶれて迷惑をかけてるのに、本当はずっと不満を我慢しているんじゃないかと可奈子へ聞いてみました。
可奈子「我慢なんかしてないよ。ていうか昔のほうがしてたし」
その昔とは会社員だったころのことなのです。
結婚前もあとも、バリバリに働いてお給料を沢山もらってくれていた正人でした。
住む場所も生活もグレードが高く、苦労はしなかったのですが・・・だけどすごく、寂しかったのです。
可奈子は正人がすごく仕事人間だということは知っていましたが、朝早く出社して夜中に帰ってくるので、家にはただ寝に帰ってくるだけの場所なんだと感じていました。
夫婦の会話なんてなく、話しかけてもめんどくさそうにされてしまい、それでいつもケンカばかりだったのです。
可奈子「贅沢ななやみよね・・・私もそう思ってる」
「でもあの時はずっと、私の存在ってなに?って考えてた」
会社が倒産し、慣れないパートで苦労はしましたが、パートの帰り道に正人と一緒に帰り楽しく話しながら帰るのがとても嬉しかったのです。
可奈子「前と違って私に話しかけてくれる正人を見てると、やっと夫婦になれたって思った。うれしかったの」
だから特殊清掃でもなんでも、正人がやりたいことをするのが一番いいからと、応援してくれているのです。
正人「そうだったの・・・今までごめん・・・」
ですが可奈子は笑顔で、そんなに落ち込まないのと夕飯を食べるように言ってくれました。
そして・・・
正人は特殊清掃の仕事を始めることになりました。
現代に戻り、玄関のドアが開く音がして正人と子供が帰って来ました。
動物園にいってきたそうで、二人して楽しかったようです。
正人「あっ!何この写真!?」
可奈子「サラリーマンのパパだよー」
すると息子は、「デブいない!パパいない!」とデブ呼ばわりをしてきて、正人はしょっくをうけました。
仕事も体型も随分とかわってしまいましたが、可奈子は今、あの頃よりも正人に恋をしています。
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不浄を拭うひと【第16話】感想
そんなことがあったんですね・・・
確かに奥さんとしても、仕事バリバリやってくれて、良い生活ができていたとしても。夫婦としての会話がなければ、自分がなんでここにいるのか、何で一緒になったのか、不安になってしまうかもしれません。
それに比べて今は、忙しいかもしれないけれど家族の時間がつくれている。
その方が幸せをかんじることができるんですよね。何よりも、素敵な家族でした!
たのしかったです ^^」