漫画「覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~」は甲斐今日子先生の作品です。
とある会社の主任・小笠原晴海(35)は、25年間友達のいないおひとりさま女子。
他人との距離が取れず、周囲から疎まれてしまう残念な性格だ。
ある日、晴海を嫌っている後輩の真里奈と静香によって住所を晒され、あわや飢えた男どもの餌食になりかける。
晴海はスマホマスターと言えるまでにスマホ技術を勉強し、SNSを駆使して後輩たちへの復讐を始めるのだった。
★前回までのあらすじ★
晴海の細工により静香は疑心暗鬼となり、真里奈を避けるようになった。
静香を便利屋としてキープしておきたい真里奈は、静香のゴキゲンを取るため合コンを開催した。
これを知った晴海は真里奈たちがいるカラオケボックスに潜入して、真里奈と静香を仲違いさせることに成功。
とうとうキレた静香は真里奈の顔を、煮えたぎる鍋料理に顔面をぶち込んで大ヤケドを負わせた。
救急車に乗せられていく真里奈。逃げ去る男子。巨体を揺らし去っていく静香。
そしてカラオケ料金3万円は、タダメシにありつけると思って参加した温子に降りかかった。
想定外の出費に呆然としつつ、温子は不審な人物の姿を思い出していた。
――私たちの部屋を覗いていた人物は、確かに晴海主任だった。
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目次
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】のあらすじ
温子(あのときのカラオケ代3万円…痛かったな~)
出社した温子は、女子社員たちの立ち話を聞いた。
真里奈は顔を大ヤケドして入院。静香は出社していない。
温子はそのときの合コンに参加していたことは言わず、その場をやり過ごした。
スタッフが2名欠勤したことで、晴海の部署は人手不足となった。
部長は晴海に、静香の家に行って様子を見てくるよう申し付けた。
晴海(よっしゃ!静香の家に行く理由ができたわよ~)
――
温子は人目がないのを見計らって、晴海にカラオケボックスでのことを訪ねた。
温子「私、見たんですよね。主任がドア越しに私たちの部屋を覗いてるのを…」
晴海「いや~…え~と…たまたまヒトカラに行ったら、たまたまみんなを見かけただけよ~」
晴海は一瞬ドキッとしたが、すぐ取り繕った。
逃げ去る晴海の背中を、訝しげに見送る温子。
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】のネタバレ
昼休み
菜々美「――ふぅん、そんなことがあったの。たまたま覗いてるなんておかしいね」
温子「そうなんだよね~なんか気になっちゃってさ」
菜々美「まぁ晴海先輩って、ちょっと変わってるから」
いつも微笑みを絶やさない菜々美は、顔もよければ性格もいい。
温子の話を頷きながら聞いて、パンをおすそ分けしてくれた。
菜々美「でもちょっと勘弁してほしいな、仕事増やされるのは…主任ももう少し私たちに気を遣ってくれないと」
菜々美が愚痴っぽいことを言うなんて珍しい。
温子は、菜々美の意外な一面を見た気がした。
――
晴海は意気揚々と静香のアパートへ向かった。
真里奈に代わって、自分が静香の親友になるのを夢見ながら。
インターホンを押すと憔悴した静香が出てきた。
すでに部長から電話があって、晴海が来ることは分かっていたらしい。
静香は晴海を部屋に上げ、真里奈をヤケドさせたのは自分だと告白した。
静香「ついカッとなって…ひどいですよね…逮捕されてもおかしくないですよね…」
晴海「そんなことないよ!静香がそんなことするなんて、真理奈が怒らせたとしか思えないもの。それより早く元気になって会社に来て、待ってるから」
それを聞いて心を開きかける静香だが…
晴海はそれを、持ち前のKYっぷりで台無しにしてしまう。
晴海「で、私が静香の『新しいお友達』になってあげる!」
静香「へ?」
晴海「真里奈なんて忘れて私と友達になろう!」
静香「は?」
人の話を聞かず今度カラオケだなんだと話を進める晴海に、静香はついにキレた。
そして、前に流したニセアカの主犯は自分だと告げた。
晴海「あのイタズラは真里奈が主犯じゃ…?」
静香「なんだ勘付いてたの?でも違うよ、言いだしっぺは私だから!」
なぜこんなことをしたかというと、晴海がKYでウザかったから。
飲み会もラインも上司と思って仕方なく付き合っていたが迷惑でしかない。
みんなが呆れてるのに気づかないウザいババア。
と、いままでの憤懣をぶちまける静香。
『控えめで心優しく、真里奈に命令されて悪事を働くカワイソーな静香』
という妄想を否定され混乱する晴海。
その妄想を垂れ流す晴海の姿が、いっそう静香のイライラを加速させた。
静香はいつぞや晴海が持ってきたタコ焼き器をベランダから投げ捨て、鬼の形相で晴海を追い出した。
静香「私あんたのこと大嫌いだから!もう会社なんか辞めてやる、帰れ~~~!!」
――その晩、晴海は涙で枕を濡らした。
静香に嫌われてるなんて知らなかった。
飲み会もラインも楽しかったのは自分だけ。
誰も私のことなんか…私のことなんか!!
――
部長「どーなってるんだ小笠原くん!静香くんが辞表を提出してきたぞ!!」
静香は出社するどころか退職してしまった。
仕事の納期も差し迫り、いよいよ晴海チームは修羅場となった。
南沢に勤務時間延長を相談したが断られてしまう。
菜々美も今週は予定が入ってると言って、残業はできないという。
こうして夜のオフィスには晴海と、残業代が増えて喜ぶ温子だけが残った。
晴海(どうして…どうして自分は…誰からも受け入れてもらえないんだろう…?)
遅くまでキーボードを打つ晴海の脳裏に、自分を拒絶する静香や、嘲笑するクラスメートたちの顔が浮かんだ。
疎外感で心が締め付けられ、思わず涙がこぼれた。
温子(え?何、もしかして晴海主任…泣いてる?)
温子はギョッとしつつ、晴海の立場を慮った。
よく考えたら晴海は厳しい状況にいる。
後輩が2人抜け、部長からプレッシャーを受けて…温子は思わず晴海に同情した。
温子「あの、大丈夫ですか?私でよければいつでも助けになりますよ!」
それを聞いて、晴海の心臓が高鳴った。
静香のことなど忘れ、温子と友達になることを熱烈に望んだ。
この子なら…友達になってくれるかも!!
いや、なってほしい。いや、なるんだ。
そう…私は…温子と…ベストフレンドになる!!!1
――
帰りの電車の中で
残業を頑張った温子は、カラオケ代の痛手を補填できて喜んでいた。
その列車には晴海の姿もあった。
温子に気づかれないよう、ちょっと離れたところで尾行しているのだ。
晴海(静香のような失敗はしたくないから、温子とは慎重にお近づきにならなければ!)
駅を出て、住宅街を通り過ぎて、土手へ向かって…
温子が「ただいま」と言って入った家を見て、晴海は驚愕した。
それは、とてもOLが住むとは思えない、河川敷にあるボロ小屋だった。
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】の感想
泣いてるところを励ましてくれた!温子って優しい ← 分かる
温子と友達になりたい ← まぁ分かる
だから家まで尾行する ← は?
後つけて自宅特定とか、普通に考えて恐怖です。
真里奈と静香への復讐はいいとして、善人である温子や菜々美には、ひどい目に遭ってほしくないですね。
もっとも主任は、彼女らのプライベートを覗いて引っ掻き回すんでしょうが…
そもそも主任、スマホにアプリ仕掛けられたり、レコーダー仕掛けられたり、自宅特定されたりとか、「自分がされたらどう思うか」とか考えないのでしょうか。
あっダメか、「こんなに私のこと気にかけてくれてる!」とか言って喜びそうだ。
まとめ
以上、「覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第4話】の感想」のネタバレを紹介しました。
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