めっちゃコミックで連載中の、「不浄を拭うひと」第12話を読みました。
以下ネタバレとなりますのでご注意ください。
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不浄を拭うひと【第12話】あらすじ
特殊清掃の仕事をしている山田正人は、今日も現場に向かおうとしていたところに電話がかかってきました。
その内容とは大家さんともめているからなるべく早く来て欲しいというもので、急いで現場に駆け付けると大家さんの怒鳴り声が聞こえてきました。
「ちょっとー、何よソレ!!」
冗談じゃないと声を荒げる女性の大家さんは中国人の黄さんで、なんで身内がお金を出さずに私が出すのかと怒りくるっているのです。
今回は、孤独死物件にまつわる外国人とのやりとりの話し。
不浄を拭うひと【第12話】ネタバレ
この黄さんは単身用アパートの大家を長年やっている方で、そのアパートで初めて70代男性の入居者が亡くなってしまいました。
死後2か月たって近所からの異臭の苦情で発見され、検視の結果は病死で事件性はないと判断されたのです。
自殺と違い病死は「自然死」の扱いとなり、その場合のリフォームや清掃費を入居者の親族から回収する義務は生じないのです。
黄さんは、日本の法律はおかしいと正人にまで怒鳴りつけているのですが、過去の裁判例でも自然死の損害賠償は認められていないことを伝えました。
そして国交省のガイドラインを黄さんに渡し、読んでみるように勧めます。
黄さん「このアパートはね!すごく金をかけてるよ!!床も水回りも全部!!」
さらには汚した人は何もしないでなんで自分がやらなければならないのかと、さらに怒鳴りつけてきたのです。
正人「こちらから身内の方に少し負担できないか聞いてみますので・・・」
黄さん「本当に!?あなた連絡先教えて!絶対に回収するよ!!」
勢いに呑まれてしまった正人は連絡先を交換してしまい、黄さんはまた連絡するからとその場を後にしました。
また別の日、外国人の奥様がいる家庭から清掃の依頼が入りました。
孤独死は8階の部屋なのに、なぜか7階の人からの依頼だったのです。
高級分譲マンションの最上階で60代の男性が亡くなったとのことで、死因は病死でしたが亡くなった場所が悪かったんです。
7階の住人は浴室が汚れており、ドロッとしてて臭いけどなんなんだろうと不思議に思っていました。
8階の亡くなった方は浴室の排水溝を覆うように倒れており、ゆっくりと体液が下のコンクリートまで浸透してしまい、発見される半年後まで下の階の浴室に垂れ続けていたのです。
7階の奥さんのマリアさんはそのことを知って以来、あまりの事に錯乱してしまったのです。
そして旦那さんの話によると、上の階の身内の方が賠償の話をする前に弁護士を立ててしまい、直接交渉もできずにリフォーム代は出さないと主張してきたとのことでした。
一体どうしたらいいのか・・・旦那さんも頭を抱えています。
正人「マンションの保険の方は・・・」
旦那さん「はい、すべて加入しています」
するとここでマンションの管理業者の人が訪れました。
旦那さんはその人に修理代として保険が下りるのか確認すると、これは「水漏れ被害」ではないので保険はまったく下りないとの判断だったのです。
マリア「なんで上の家族が弁償しないの!!ひどい!!許せない!!」
奥さんはブチギレ。
正人は一応浴室の状態を見てみると旦那さんに伝え、天井部分を確認してみました。
正人「うわー・・・」
天井裏は最悪で、体液でつなぎ目の木材まで汚れてしまっています。
正人「かなりひどい状態ですので、浴室ユニットをはがして清掃し取り替えないといけません。浴室はとくにお金がかかるので、200万くらいかかってしまうかも・・・」
その金額にマリアの怒りは爆発し、何かが割れる音が聞こえてきます。
旦那さんは何とかするのでお願いしますと正人に伝え、この依頼を受けることになりました。
その後マリアさん夫婦も弁護士を付け、遺族と徹底的に話し合い、何とか示談を交わしてリフォーム第を半分負担してもらうことで合意しました。
リフォーム中は一時的に仮住まいしてもらい、短期間で一気に作業をすることになりました。
正人は浴室の天井裏を見ながら、上の階は別の業者が新しくしたのでここも新しくしないと・・・と気合いを入れて作業を始めます。
するとバールのようなもので、浴槽を叩き割りだします。
床などのユニット部分も全て取り払い、木材は奥まで染みていなかったのでカンナで削れば大丈夫そうです。
天井から続いている木材の、液体が浸透している部分をカンナで削り、天井は消毒をして薬剤を使って徹底的にコーティングしました。
天井、床、壁、浴槽と新しいユニットバスを順番に取り付けると、新しくピカピカの浴槽の出来上がりです。
作業が終わりマリアさんは浴室を確認すると、毎日ここが汚れていたのにきれいだと感動しています。
旦那さん「な?山田さんがしっかり直してくれたから」
正人「これでもう何も落ちてこないですよ」
そう言うとマリアは正人に感謝の気持ちを伝え、これでやっと安心して住めると笑顔になりました。
住むとう言葉を聞いて、正人と旦那さんは驚き固まってしまいます。
旦那さんは賃貸に出した方がいいとマリアさんを説得しますが、この間取りがよく気に入っているから住むに決まっていると、聞く耳をもちません。
結局マリアさんの強い希望で、夫婦はそこに住み続けることとなりました。
上で人が亡くなってしまったら住みたがらない人が多いのですが、外国の人だと気にしないのかなと正人は考えます。
帰りの車を運転していると、黄さんからメールが届きました。
内容はとてつもなく長く、スクロールしきれないほどで、ついには電話もかかってきたのです。
正人「あとでかけ直そう・・・」
長くなりそうだからと電話を後に回した正人。
清掃業も年々、外国人からの依頼も増加してきているこの頃なのです。
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不浄を拭うひと【第12話】感想
まさかの・・・自然死での保険は下りないんですね・・・。
何のための保険なのかわからなくなります。
特にマンションやアパートだと、そう言う不安もつきもので、だったらどうしたらいいのかと不安になってしまう内容でした(笑)
仕方ないとはいえ、黄さんの気持ちもかなりわかります!!
もっと法律が変わってくれれば・・・。
マリアさんはあのまま住む形になりましたが、普通だったらちょっと怖いと言うか嫌だと言うか・・・。
賃貸にしてしまったとしても、それを知らずに住む方がいるとおもうとそれも悩んじゃいますね。
家を借りるって怖い!
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