光と影【第9話】元の自分のネタバレ・感想!エドナの過去に迫る!

漫画「光と影」は原作 RYU 先生、漫画 ひおん先生の作品です。

ウィリアム子爵邸宅の女中、 エドナは子爵の娘、アナの代わりに戦争英雄だが、 平民出身の貴族であるイーライと結婚させられる。

しかし、その嘘はすぐにバレ、エドナは生き残るため イーライに立ち向かうことになる。

そんなエドナの姿にイーライも興味を持つようになるが…。

>>「光と影」のネタバレ一覧はこちら!

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光と影【第9話】元の自分のあらすじ・ネタバレ・感想

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光と影のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

光と影【第9話】元の自分のあらすじ

先王デュケイン3世は史上例を見ない暴君でした。

勝手に政策を変え女をむさぼり百姓を搾取した。

彼は飽きっぽい性格で飽きたらすぐに捨てる性情だったがこれは王妃にも例外がなく、2人の王妃が彼の手に殺されたり実家へ帰された。

それから迎えた3番目の王妃。

それがベアワールドの王女、セシル。

そして彼女こそ、エドナの母親なのでした。

 

 

庭園では、二人の女性がイーサン王子に、もうすぐ冬だというのにバラがいっぱい咲いていると嬉しそうに話しています。

イーサン王子の「不思議なことですね。花がお二人の美しさについ季節を間違えたようです。」というお世辞言葉に、きょとんとしていた女性たちは、意味が分かると嬉しそうに笑って去って行きました。

 

 

3番目の王妃として迎えられたセシルは前の王妃たちと同様に即位後間もなくして王の寵愛を失いました。

側室たちに押され、離宮で生活を送っていた彼女にとっては、お腹の子供だけが最後の希望でした。

男の子を産んで王の唯一の後継者に立てることが、地位と身の安全が守れる唯一の方法でした。

 

しかしそこに誕生したのは、女の子だったのです。

 

 

なんという王なのでしょう。

自分勝手に好きなようにして、それに振り回され人生を狂わされたセシルのことを思うと、怒りがこみ上げてきます。

女の子が誕生した以上、もう希望はなくなってしまいました・・・

 

 

生まれたばかりの娘を抱き、ぬくもりを感じた瞬間、セシルは一つの決意をしました。

 

セシル「今日の事は―絶対口に出さないように。」

「今日、私は王子を産んだのよ。」

光と影【第9話】元の自分のネタバレ

王室の女性は、いかに才能に溢れていても美しい外見と受け身な態度だけが求められ、老いて好色な男と結婚し、家門の威信を高めるだけの、全くつまらない人生を送っていました。

そんなことがもううんざりなセシルは、大切な娘をそんな人生にさせないと決めました。

 

 

そうして、エドナのイーサンとしての人生が始まったのです。

 

 

自分自身が王と結婚し、すぐに興味を失われ、居場所のない生活を送っていたことから、エドナにはたとえ身勝手な母親だと責められたとしても、充実した人生を送って欲しいと願う気持ちは、母性以外の何でもないと思いました。

 

セシルはその後、王太子教育を始めます。

辛く苦しい日々も続いたものの、エドナはとても賢く、イーサンとしての人生を完璧に送っていました。

 

時は流れ、イーライ(エドナ)16歳。

文武すべてに対峙する者がいない王子に成長していました。

 

ある日、デリックとの剣術の試合稽古で勝利したエドナは、セシルとお茶をしていました。

セシルはお茶を口にしながら、剣術に定評のあるデリックに勝利したことは、同じくらいの域に達したということと一定の評価を示します。

しかし、今後腕力では不利になる分、何か方法を探してみる必要があると分析しました。

じっと黙って聞いていたエドナでしたが、それ以上何も言わなかったセシルが何を言おうとしていたかは、分かっていました。

 

セシル「女の子でしょう。」

 

 

よくここまで頑張ったと言ってあげたくなるような思春期だったのですね。

女の子であるというハンデを持ちながらどう戦っていくか、その部分を考えられるセシルの能力と執念もすごいと思いました。

 

 

エドナが他の男の子たちと自分の違いに気付いた頃。

女の子というのが絶対にバレてはいけないと告げたセシル。

いずれ女性の身でこの国に君臨することになるが、その前にバレてはすべてがおしまいになってしまうこと、そうともなればエドナだけでなくセシルにも身の危険が及ぶことを伝えました。

 

その日から、イーサンとしての生き方すべてが、エドナにとっては生き残るための戦争となったのでした。

 

そしてさらに時は流れ、いよいよ王の死の時が近づいていると知りました。

セシルはじっと目を見て「まもなくその時がきます。」「もうすぐこの国の王となる時、男達のあやつり人形のように生きなくて済む日が!」と話しました。

 

その言葉に、家門のために言われるがまま生きる貴族の女性たちと、セシルの望むままに王になった自分の違いが、よくわからなくなっていたのです。

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光と影【第9話】元の自分のみんなの感想

やっとエドナの過去に迫る内容となりました。

イーライの感じていた気品は、母であるセシルが教え込んだ王になるための学習だったのです。

セシルは王に見捨てられ悲惨な人生を送った自分のようになってほしくないと願い、エドナを男の子として育てました。

しかし母の期待に応えるよう努力してきた分、自分が何のために生きているのか見失ってしまったようです。

王の死期が近づき、エドナはこれからどのような選択をするのでしょうか。

以上、「光と影」のネタバレを紹介しました。

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