「生者の行進」を読みました。
2巻13話は今まで霊に触ることができなかった泪がついに霊に触れることができるようになりました。
何か法則を見つけたようですが、それは一体何なのでしょうか…?
そうして川からあがった複数の人骨は誰のものなのか…
気になる続き2巻13話~15話をまとめました。
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「生者の行進」第2巻(13話〜15話)あらすじ・ネタバレ
第2巻は9話分が収録されていますので、今回は13話から15話までをまとめてご紹介します。
【第13話】狂気の棲む家
むかしむかしあるところに、三人の親子が暮らしていました。
お父さんは人には言えない秘密(女子高生買春)がありました。そしてお母さんにも秘密(薬物投与)がありました。
そして、ある日お父さんは突然姿を消し、川で腐乱死体となって発見されました。
お母さんは家に火を放ち焼け跡から焼死体となって発見されました。
さて、残された子供はどうなったでしょう?
あつこの首を絞め、男は悪態をつきます。「クソビッチが台無しにしやがって…まだ3日あるのに…しょうがない日が沈んだら棄ててくるか」
――ここまでが1日前の話。
川からはいくつもの死体が発見されていました。すでに4体。
東雲はもしここに泪がいたら死体の言葉を聞くことができるのではないかと泪に電話をかけます。
新たな殺人が起こったことを話すと泪に心当たりがあるようだったのできいてみると、まどかの兄・浩二の彼女の妹が行方不明になっているという話をきき東雲は焦ります。
もし、今回の殺害が犯人にとって想定外だった場合、本来残っているはずのまどかのカウントダウンすら巻いてくる可能性がある。
今すぐまどかの元に行こうとしたところで、笹塚から報告が入ります。
水戸則夫の毛髪からメタンフェタミンが検出されたと。
まどかの家の前で則夫は興奮していました。浩二がいないことは既に調査済み。
自分が守ってあげようと思っていたところ、まどかの部屋のまどから男の顔が見えました。一体誰なのか…。
そこで、突然話しかけられます。覚せい剤所持及び使用の疑いがかけられているので書までこいというのです。
慌てて則夫は女の警官を押し倒し逃げ出します。
しかし、女の警官・東雲はいともたやすく追いつき、則夫を地面に押し倒します。
そうして、公務執行妨害により則夫は現行犯逮捕されたのでした。
【第14話】ごめん
水戸則夫逮捕の瞬間をまどかの部屋で目撃した泪。
まどかは、連行される則夫を見て怯えます。
やはり殺人犯は則夫だったのか、これで助かったということなのかと半信半疑ながらも少し胸をなでおろす二人なのでした。
連行中の車中、うなだれて何かをブツブツ呟く則夫を見て、東雲は考えます。
覚醒剤の使用と売人であり、則夫が小栗美弥と接触したのは薬の受け渡しのためだったのか。
犯行に使った凶器や犯行に使ったロープが見つかれば間違いない――。
しかし、その瞬間、則夫の隣に東雲の姉の霊が突然現れ、必死で首を振っていました。そうして、東雲は気づきます。その考えが間違えであることに。
泪とまどかが部屋にいると、玄関で物音がしました。
泪が下に確認しに降りるとそこには浩二が帰っていました。
彼女の妹は見つかったのかと尋ねると、警察から連絡があって川で見つかった死体の服装があつこに似ていると身元確認に彼女の両親が呼ばれている、今彼女が家で一人でいるからそばにいてやらないと、といってまた荷物をまとめて家を出ていきました。
そうして別れ際に浩二は「まどかを頼む、今までいじめて悪かったな」と言い残しました。意味深な言葉に泪は戸惑います。
そうして、浩二を見送った後、部屋に戻り、浩二の昔の写真を二人で見ていました。
そのうち話の流れでまどかは泪に告白しようとします。しかし、泪に「ごめん」と言葉を遮られるまどか。
そして泪はずっとまどかのことが苦手だったと告白します。
あまりの展開に心折れかけて話を逸らそうとするまどかに、泪はいいます。
そうじゃなくて、まどかとの思いでにはトモキが必ずいて、トモキのことを思い出してしまうから苦手だと思ってた。
でもそれが理由じゃなくてホントは大事な存在を作ってまた失ったらと思うと怖くて踏み込めなかったのだと。
そうして、顔を赤らめて意を決したように語り始めました。
「もうとっくに大切な存在になってたんだ。だから気づいてたのに先に言わせようとしてごめん、のごめん」
その一言を聞いてまどかは驚愕します。
そうして、泪は男らしく断言します「僕が守る」と。二人の心が通い合った瞬間でした。
一方浩二は待ち合わせの場所にやってきました。そこには友人の鮫島 瞬が待っていました。
「あつこちゃんがまさか死体で見つかるなんて」という瞬の慰めの言葉に「まだ見つかった死体があつこだったなんて言ってない」と険しい顔で答える浩二。
そうして昨日の夜どこにいたのか、と瞬に問いただします。
【第15話】あと1日
あつこが最後に母親に連絡したとき、友人の家に行くと言ってたらしい。
本当はお前と会ってたんじゃないのか?と聞いた浩二に「お前があつこを殺したのか?ってはっきり聞いたらどうだ」と答える瞬。
その顔は狂気に満ちていて浩二は苦虫を噛み潰したような顔で見つめます。
瞬は悪びれもせず話を続けます。
本当はあつこを殺すつもりはなかったけれど、勝手に部屋に入ってきたから母さんが殺せと言ってきた、父親が援交やってたので母親は若い女が嫌いなのだと言う瞬。
すでに鬼籍に入っている人間のせいにするなと怒る浩二はあつこだけではなくその他の人間も手をかけていることに気づいたことを伝えます。
瞬はずっと裏の顔を隠していきてきたんじゃないかという浩二の言葉に、瞬は楽しそうに「正解!」と答え、むしろなんで殺人くらいできねえの?という自分の論理を展開し始めました。
むしろ理解できないのは自分には家族がいないからかもしれないと思い始めた瞬は典型的な幸せ家族でそだった浩二のことを観察し始めました。
そうするうちにだんだんこの理想の家族に突然悲劇的なことが起こったらどんな壊れ方をするのか、このうちの一人が最低で最悪な死に方をしたら残された家族は、浩二はどんな表情をするんだろうと考えだしたらワクワクして好奇心が抑えられなくなってきた、と興奮した顔で話す瞬。
だから本番で失敗しないようにいっぱい練習しようと1週間に1人ずつどうすればより苦しくより屈辱的に殺すことができるのか試しながら殺してきた。
という言葉に、浩二は「本番」というのはまどかのことかと問うと、楽しそうにその通りと答える瞬。
怒りが頂点に達した浩二は瞬に殴りかかります。
しかし、瞬は丸腰では来ていませんでした。
隠していた鉄棒で浩二を殴りつけると「おまえはまどかを呼び出すエサになってもらおう、そして一番の特等席でみせてやるよ、妹がめちゃくちゃにされて殺される様を――」
そういって、もう一度鉄棒を浩二に振りかざしました…。
翌日。あと一日しかありません。
泪とまどかはまどかの家のリビングのソファで二人で寝てしまっていました。目が覚めたら午後3時。
もし犯人が則夫でなければいつ仕掛けて来てもおかしくない状況です。
そこで、突然インターフォンが鳴りました。
それも何度も何度も…。
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「生者の行進」第2巻(13話〜15話)感想
遂に犯人が判明しましたね。則夫だと思ったらまさかの瞬でした。
ちょっとしかお話にかかわってきてなかったのですごく以外でした!
殺すという話を楽しそうに話す瞬は本当に猟奇的で恐ろしいです。
ミイラの霊は女の人ということは、瞬の母親なんでしょうか…。
どういうのこり1日でどういう展開になるのか…目が離せません!
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