「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第45話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
足枷をつけらてたスウはベットで落ち込んでいた。
普通に話しかけてくるサハラに、怒り任せに怒鳴った。
謝りつつ、どうにかできないかと聞くスウ。そしてサハラは足枷を外して、外へ出れる道を教えてくれた
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第45話】のあらすじ
(…東側の後庭?完全に密会用途として、隠されていた道みたいだな。でも刑部の牢屋と近くて幸いだ。間に合うように帰ってこれる)
スウはサハラの教えてくれた出口から外に出た。
そしてダンのいる牢屋へ急いだ。
(ダンは…罪名が罪名なだけに、拷問されながら、無傷ではいないだろう。薬も持っていくべきか?
いや…薬だけでは不十分かも知れない。鎮痛剤を…阿片を少しでも手に入れて…水…食べ物…そして看守たちに渡す賄賂…)
色々考えながら急いでいたスウの足がピタッと止まった。
(それらを全て手に入れてからどうする?時間はあるのか?それに皇太子殺しの罪で捕らわれている罪人の面会を、簡単に許してもらえるはずもない。
金は?賄賂としていくらぐらい渡さなきゃいけないんだ?現実を見ろ。俺一人の力では無理だ。たとえ全てが罠だとしても、最初から逃れられる選択なんてない。
俺にできる事は…罠にはまって死ぬか、がむしゃらに生き延びるか)
「ふあ~あ」
一方で第二妃はあくびをしながら聞いていた。。
「ダンが…?そんな子じゃないのに、どうしてそんな事に巻き込まれたの?」
「誰かがお金で買収でもしたのかしら。恐ろしい事を…スウ、頭を上げなさい。
私たちの仲じゃない。
どうしたものかしら。罪名が大きすぎて、私でも助けてあげられるかどうか、分からないわ…」
スウは第二妃の前で、頭を下げてダンの状況を説明した。
「第二妃様。狩猟祭の刺客が第二妃様の手先だと言う事は誰にも話していません。
あり得ないと思いますが、、もし…もしも万が一、ダンを利用しようとなさったのであれば…」
「スウ。自分が何を言っているのか分かっているの?
刺客だなんて…どうして私が?」
第二妃はスウの話を遮って聞いた。
「狩猟祭の時、私も偶然その場所に居合わせました。
第二妃様が差し向けた証拠も、刺客の死体から発見し保管してあります。(これは嘘だけど)
どうかお力をお貸しください。お願いいたします」
スウは真っ直ぐ第二妃を見ていた。
「…スウが神宮で療養の世話をしているっていう、第14皇子は参加してなかったはずだけど、どうしてその場にいたのかしら?」
「神宮から山へ繋がる通路から、偶然外に出たのですが、そこに刺客の襲撃を受けている人物がいたのです」
「あはは。皇太子でも見たの?」
スウの話を笑って聞く第二妃。
「いえ、皇太子ではなく…ジルド家のレンという人物です」
それを聞いて第二妃と一緒にいた女性は目を開いてスウを見た。
「ジルド家の…レン…?クッ…アハハハハ!!ハハハハハ!!」
「妃様…」
第二妃は高らかに笑った。
不思議そうにするスウ。
「スウ!!なかなか姿が見えないと思ってたら、レンと一緒にいたの⁉自分の名前がジルド家のレンだと、本人の口から話したの?
ちょっと珍しいくらいの美人でしょう?」
「え?はあ…」
スウの元まで下りて、第二妃は彼の手をとる。
「ふふっ…スウは本当に―人を見る目があるわね。彼が誰だか分かってる?」
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第45話】のネタバレ
(裏切りといえるようなことは何もしていない。もともとジルド家と俺は何の関係もなかったんだから、これで公平なんだ。
ジルド家だって、いつでも俺を家畜のように、鎖で繋いだり、脚を切ったりできるんだし。俺はそんなジルドの動きを、いつだって第二妃様に知らせる事ができる)
スウは第二妃のところからの道中、考えていた。
(それより…ジルドのやつ…皇子に対する態度や容貌から…非凡な人物だろうとは思っていたけど)
スウは第二妃に言われたことを思い出す。
「皇太子が籠愛するたった一人の恋人よ」
「皇太子の恋人ですか⁉」
「皇太子がそれはもう追いかけまわしていたそうよ!!」
(皇太子とそんな仲だなんて…。確かに…機嫌が悪い時の振舞い方が普通じゃなかったもんな。まるで自分が皇太子かなにかみたいに…。
皇太子を夢中にさせているくらいなら、それも納得がいく)
「妃様。お戯れが過ぎるのでは」
スウが帰った後、第二妃は床についていた。
「どうして?面白いじゃない。スウなら、そんなにあからさまに態度に出す子でもないし」
「しかし…」
「皇太子だって気づかせたら、スウの態度が不自然になって、あちら側も絶対に感づいていまうわ。
何のために、身分を隠しているのかは知らないけど、これを利用しない手はないでしょ。
今まで太子部に入り込ませようとして、バレて殺された子たちだけで何人になるかしら?
スウがどういう理由で、皇太子の目にかなったのか気になるわね」
「本当にあの皇太子が、ただ気に入ったという理由だけで、スウを側に置いているのでしょうか?」
「そうねぇ。皇太子の心までは分からないけど、きっとスウじゃなきゃダメな、特別な理由が何かあるんでしょう。
皇太子のがダンをすぐに殺さないから、おかしいと思ったけど、スウのためだったのかも」
第二妃は目を瞑って話す。
「ダンを引き入れたという証拠はありませんので、今すぐにスウが妃様に歯向かう事はないでしょう」
「アラン。あなたに直接、調べてほしい事があるの」
「何なりとお申しつけを」
「第14皇子が本当に神宮で療養中なのか調べてちょうだい。
一体何を企んでいらっしゃるのかしらね…皇太子殿下様は」
その頃、スウはダンの牢屋にたどり着いていた。
「…ダ…ダン?どうして…」
牢の中で倒れているダン。
「こ…ここを開けてください!早く!!」
スウは案内した看守に声を掛ける。
「タダで開けてやるわけにはいかないだろ」
「上で金も高価な酒も渡したじゃないですか!」
「それはここまでの案内代だろ。牢を開く駄賃は別でもらわないとな。
明日になればお前の友達はもう死んでるかもな。ケチってる場合じゃないんじゃないか?」
「虫けら以下のくそ野郎…」
「あ?お前今なんて言った?」
「くそ野郎って言ったんだよ。これでいいんだろ。早く開けろ」
スウはポケットから出したものを、看守にドンッと押し付ける。
「…ったく…。祝祭期間だから大目に見てやるんだぞ。
すぐに出て来いよ!上にバレたら、俺らの首も飛んじまうんだ」
扉が開いて、スウは中に入る。
看守がまたスウに声をかけた。
「運良く死ななかったとしても、以前のとおりには戻れないと思うぜ。
皇太子殿下に両足のすねを粉々にされちまったからな。
皇帝陛下の宮医でも、元通りに歩けるようにはできないだろうよ」
「…はあっ」
「…っ」
「ダ…ダン…ダン…大丈…いや…しっかりしろ。俺の事見えるか?
スウだよ。水と食べ物…薬も持ってきたんだ。少しでも食べないと…」
スウはしゃがみ込んで、ダンに声をかける。
うっすら目を開けたダン。
「ス……スウ?スウなのか…?」
「ダン!!俺だよ!!
大丈夫か?水は飲めるか?」
「どうして…スウ…」
「ダン。俺はここにいるから。先に水を…待ってろよ。
杯に注いで口元に持っていってやるから」
「スウ…お前…また何かしたのか?」
ダンは上半身を起き上がらせて、スウに問いかけた。
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第45話】のみんなの感想
ついに第二妃がレン様とスウさんが一緒にいる事を知ってしまいましたね。
スウさんからしたら、裏切りではないのでしょう。
でもレン様からしたら…
それに第二妃は色々スウさんから情報を得ていますが、レン様は何も知らないじゃないですか…。
その辺どうなのでしょう。
ダンさんのところにやっとこれたスウさん。
看守の話では両足のすねが粉々…と。しかもそれを皇太子殿下がやったって…。
レン様=皇太子殿下とスウさんが気づいたらどうなるのでしょう。
そしてダンさんは助かるのでしょうか!?
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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