「砂漠に降りそそぐ龍の雨」第13話を読みましたのでネタバレを紹介します。
SUMMER先生の作品です。
スウはなかなか寝付かなくなったサハラのために、レンに蔵書を頼んだ。
それの中から、サハラが1冊取った本を、スウはレンに読ませようとしていた。
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目次
砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレ・感想
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砂漠に降りそそぐ龍の雨のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第13話】のあらすじ
「少女は泣き叫びました。どうか私の足を切り落として、この踊りを止めてください!!死刑執行人は斧を持ち上げ、狂ったように踊る血まみれの足を、赤い靴と共に切り落としました。すると切り落とされた足は、踊りながら森の奥深くへと消えていき、死刑執行人は少女に義足と木の枝を作ってやりました。その後、少女は神殿で自らの罪を孅悔しながら、神に仕えて幸せな生涯を送りました。おしまい」
レンは本を閉じた。
「なかな教訓のある終わり方ですね」
シーンとしているスウとサハラ。
サハラはスウに問いかけた。
「…スウ。赤い靴を履いたら足を切られるの?」
「いいえ。それより私は、切られた足がどこに行ったのか気になります。海を越えられるはずはないし。少女が年を取ると、足も一緒に老いていくのでしょうか?」
スウはサハラの質問にあっさり答え、自分の疑問を話した。
それにレンは違う考えをした。
「とにかくひとりでに動き回る足を捕まえたら、曲芸団や闇市場に売れば、、かなり高価になりそうですね。賃金を払う必要もないし、いいじゃないですか」
「ただ働き…」
レンの考えにスウは一言だけつぶやいた。
「…どうして、このような話の主人公は、いつも孤児なのでしょうか?姫や王子が出てくる物語は、彼らが罪を犯しても最後にはほとんど、試練を乗り越える機会を得たり、許されて幸せになるじゃないですか。足も切られませんし。結婚をして、子供を産んで…死ぬとしても、毒を飲んだり自決したり、優雅な死に方ではないですか」
スウは物語の主人公の話を、少し寂しそうに話す。
レンはそれにラハンで例えて答える。
「そうですね。足を切り落としても、あれこれ言う人が誰もいないからでは?宮廷で奴隷の一人や二人、死んだところで誰も気に留めないように、こんな話は結局下層民を統制しやすくするために、作られたものが多いですから。ラハンでも似たような物語はおおくありますよ」
「…そうなんですね」
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第13話】のネタバレ
「それより間もなく祝祭ですが、必要な物はありませんか?宮廷内で手に入るものなら、次回もってきて…」
「ありません」
スウはレンの問いかけに、途中で遮って答える。
目を見開くレン。
「この前のように体調が悪い事はありませんか?」
「はい。大丈夫です」
スウはレンの言葉にかぶさるように答えた。
「他には何か話ておきたい事などは?」
「…そこまで親切にしていただく必要はありません。私のようなものは、ここで死んでも誰も気付かないくらい、取るに足らないものですから」
スウは無表情でレンに話す。
「スウは…他国出身であるためか、他の宮人たちとは全く違いますね。言うなればラハンは赤い靴よりも”口先の言葉”に厳しい国ですので、私が話す事がスウへ教訓になればと思います」
「スウ!!スウも足を切るの?」
レンの言葉になんとも言えない表情をするスウは、サハラの問いかけにハッとして答える。
「い…いいえ?」
「スウは足を切りたい?」
「まさか!」
「これ…おもしろくなかった?」
サハラは寂しそうにスウに聞く。
「ははは。そんな事はありませんよ!皇子様が直接選ばれた物語ですし。でも皇子様のように何でもお出来になる高貴な身分の方が、主人公の物語も面白そうですよね」
「本当??」
「皇室の血が流れているからと言って、何でも出来るというわけではありません。実際に皇帝陛下におかれては、半年も病に臥せって起きられないではないですか?」
レン立ちあがりスウの言葉に異を唱えるかのように話す。
「それでは私はこれで戻ります」
「スウ!別のも!スウが読んで!」
「……」
「ね!?」
スウは立ち去ったレンを見つめて、サハラに返事をしなかった。
(日が暮れそうだな。思ったより長く居たのか…)
レンは夕焼けを見て思った。
「レン公子様!」
階段を下りているレンをスウが呼び止めた。
「ここまで出て来てはいけないと言ったはずですが」
「どうせ階段途中の門は、開けられないじゃないですか。…いえ、その話ではなくて、さっきは本当に失礼な事を申し上げました。身分を弁えておりませんでした。どうかお許しを」
スウは申し訳なさそうにレンに謝る。
「最近の生活が奴隷の時とあまりに変わったせいで、思わず…。い…言い訳かも知れませんが、本来は絶対にこのような事はしない私が…皇子殿下…そして公子様の寛大なお心にすっかり甘えてしまい、自分の身分の事を考えていませんでした」
「…それで本当に必要な物はないのですか?」
再度確認をするレン。
スウは申し訳ないさそうに、袖も上げて頼んだ。
「…一日だけ。一日だけ外出許可を頂けないでしょうか。ここに来る前にやり残した仕事の事が気になっているんです。三.四時間…いえ一時間だけでも構いません」
「一時間くらいなら…外出を希望する日時を決めて、知らせて下さい」
スウの申し出に驚いた表情をしたレン。
しかし再度、階段を下りながらスウに許可をした。
「あ…はい。ありがとうございます!考えておきます!」
嬉しそうに答えるスウ。
(…なんだか気分を害したように見えたけど。理解できない人だな…)
レンの後ろ姿を見つめながらスウは思った。
「スウ~!!」
「はいはい~。今行きます!」
砂漠に降りそそぐ龍の雨【第13話】のみんなの感想
レン様ご本を読んだんですね!!
断るかと思いました。
レン様もスウさんも発想がすごいですね。
レン様もラハンの奴隷で例え、スウさんもそれに対して、一本線を引くような感じでしたね。
スウさんが急に心を閉ざしたように感じて、レン様も気分を害したように立ち上がったのかと思いました。
サハラ様は本当にただの子供のようですね。
可愛らしいです。
スウさんの外出許可が出たら、彼は真っ先にダンさんの所に行きそうですね!
でもマヤ女官のところにもいかないとですし…。
その辺が気になります。
まとめ
以上、「砂漠に降りそそぐ龍の雨」のネタバレを紹介しました。
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