漫画「王様ランキング」は十日草輔先生の作品です。
王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。
しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。
しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。
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「王様ランキング」のあらすじ・ネタバレ
以下、王様ランキングのネタバレをご紹介しますので、ご注意ください。
王様ランキング【4巻／第51話】のあらすじ
ホクロはヒリングの指示により、街中に作られた処刑台に縛り付けられています。
ドーマスがボッジを突き落としたと知ったあの日、戦いを挑むも負けてしまい、気絶してしまっていたホクロは、ベッドの上で目を覚まします。
近くには、何かブツブツとつぶやいているドーマスの姿が。
まだ生きていたのかと、急いでバッグから短刀を取りだすと、ドーマスに向かいます。
ドーマス「待て まず話を聞いてくれ」
「今更ながらオレはことの重大さに気付いた・・・戻ってもオレの居場所はないだろう」
「それどころか命を狙われるかもしれん お前を生かしたことでな」
「オレはこのまま去ることにしたよ 命が惜しいからな」
ホクロ「なっ」
「あなたは本当に卑怯者だ！」
ドーマス「ホクロ お前も戻ったらどんなことになるか・・・」
ホクロ「それでも私は報告しなければならない」
ドーマス「・・・・・・」
「私に命令したのはダイダ様だ」
「ヒリング様は何も知らん あの方はダイダ様もボッジ様も愛しておられる」
「お前はそれで誰に報告するんだ？」
ホクロ「ヒリング様だっ」
王様ランキング【4巻／第51話】のネタバレ
旅に出る前、ヒリングにボッジを守ってほしいと手を握ってお願いされたことを思い出したドーマスは、やはりあの時ホクロを殺しておけばよかったと後悔するのです。
ドーマスは残された左手で、ドーマスに襲いかかると首を掴んで持ちあげます。
苦しくてもがき苦しむホクロは、そんな状況でも必死に話します。
ホクロ「・・・私は死にぞこなった・・・だからこそ」
「・・・・・・ヒリング様に報告する・・・責任がある・・・」
「・・・ボッジ様を愛する方が・・・その死を知って・・・ボッジ様を・・・・・・霊を慰めてあげなければ・・・」
ホクロの言葉に何も言い返すことなどできないドーマス。
ホクロを突き飛ばすと、「ちくしょー」と何度も呟いて、涙を拭う姿を見せたかと思うと「せいぜい立派に死んでこいっ」と不気味に笑って姿を消すのでした。
処刑台にあげられたホクロは、あの日のことを思い出し、これも覚悟の上だと決意を固めるのです。
ヒリングは部下たちにホクロを八つ裂きにするよう指示します。
その様子を近くで見ていたのは、ドーマスです。
言わんこっちゃないと、歯痒い気持ちを感じますが、そもそもなんで自分はここにいるのかと動けずにいます。
中の様子として、実力者はドルーシだけなので、なんとかなりそうですが、問題はホクロが助かろうとするかどうか・・・
しかしあんなにも正直なホクロのことを助けずして、この先自分はどんな生き様を？と厄介なプライドがドーマスの背中を押すのでした。
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王様ランキング【4巻／第51話】の感想
逃げるという選択をしたドーマス。
対して、ホクロは自ら城に戻りヒリングにこの事実を伝えるという強い意志を持っていました。
ボッジの周りの人がみんなホクロのような芯の通った人なら良いのにと思ってしまうほど、本当に大切に思っていたのが伝わります。
ホクロは母親だけでなくボッジも失った今、もはや命すら惜しくない可能性もありそうですね。
正直に伝える為に戻ったはずのホクロが処刑されるのは非常に納得のいかないことでしたが、まさかのここでドーマス登場！？
果たして助けられるのか。
右手を失った今、ドーマスにどれほどの力があるのか、読めませんね。
まとめ
以上「王様ランキング」のネタバレをご紹介しました。
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