漫画「みにくいあの子は私の鏡」はタナカトモ先生の作品です。
ヒロインの新見直(にいみなお、20歳)は容姿によるイジメを苦に整形手術をした過去を持つ。
ある日、直は整形前の自分ソックリな女・サチに出会う。
容姿だけならまだしも、サチはナオの店で理不尽なクレームをつけ、憧れの男性・正と付き合い、正に思いを寄せる直に辛辣な言葉を浴びせる…という、なかなかの性格ブス。
サチと衝撃の出会いを果たした翌日。
ショップに出勤したナオが目にした光景は、サチに媚びへつらう先輩達の姿だった。
どうやらサチはセレブ大学に通う大金持ちらしいが…?
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みにくいあの子は私の鏡【第2話】のあらすじ・ネタバレ・感想
『東京に親戚?おらんけど?』
電話越しに、ナオの母親はそう言う。
上京した娘を心配するどころか、「娘が整形して家出したと噂され恥をかいている」となじり電話を切ってしまう。
ナオ(失敗した。朝からやな気分…)
昨夜あんなことがあったせいで一睡もできず。
親に電話すれば冷たくあしらわれて。
出勤すれば何かと先輩に怒られて。
激安の整形を受けたせいかドライアイがひどいわ、埋没法の糸の結び目が瞼の中でゴロゴロするわ…
ナオ(こんな思いして生まれ変わって、憧れてた街で憧れの職業に就いたのに。なんでこんなに出勤の足、重いんだろ…)
浮かない気分のままでショップに出勤するナオ。
そこにはなんと、笑顔でサチを接客する先輩達の姿が!
みにくいあの子は私の鏡【第2話】のネタバレ
チーフ「ああ、ナオちゃん遅番だっけ。さっさと支度して福原様のお品物のご用意を」
ナオ(あ…あれ全部!?)
店員「福原様って、この先の白金大学に通われてるんですって。憧れちゃいますよねぇ」
ナオ(白金大って、お金持ちやセレブ2世御用達の大学…)
福原ナオは、セレブ大学に通う金持ちらしい。
だから先輩達は売上目当てにサチに媚びへつらっているのだ。
サチ「ねぇ店員さん。今日は~彼氏とお揃いのバッグ買いにきたんだけど」
昨日の尊大な態度はどこへやら、親し気に話しかけてくるサチ。
チーフにせかされて靴の試着を手伝うナオだが、サチのヒールを履いた太い足で手を踏みつけられてしまう。
ナオ「あら?手、邪魔なんだけど」
わざと踏んだのは明らかなのに、先輩達は見て見ぬふり。
これでは、田舎でイジメられていた時と何も変わらない…
ナオ「…どうして、ここまでするんですか?真田さんに声をかけようとしたのは、そこまで悪いことですか?」
サチ「あんたさぁ。私と正くんが一緒にいるの見ても立ち去らなかったじゃん?」
普通は彼女が来たら身を引くだろうに。
ブスだから彼女かどうか判断できなかったのか?
空気を読まない泥棒猫には「正くんは私のものだ」と徹底的に分からせてやる。
…と、醜い笑顔でナオを見下ろすサチ。
サチ「あ、そうそう。あんたのおかげで、正くんったら『サチは俺が守る』だって。おかげで昨日はラブラブで寝不足♡」
歪んでる。どうして真田が、こんな下品で醜い性根の持ち主と…
ナオ「まぁ、仲が良くて羨ましいですぅ」
怒り心頭に達し、営業スマイル全開で反撃に出るナオ。
ナオ「彼氏さん、うちのブランドお好きなんですよねぇ。
じゃあきっと、うちの服きれいに着る女の子もお好きですよねぇ」
「私が着てるのと色違いなんです」と言って勧める服は、デブのサチには小さすぎる。
予期せぬ反撃に遭ったサチは靴を買うのをやめ、梱包済みの商品をひったくるように出ていくのだった。
――
チーフ「つっかれた…なんなのあの豚」
店員「いやでもチーフ見てくださいよ、あいつ今日だけで12万以上買ったんですよ」
チーフ「でもさー。あいつ最後に靴買わなかったのナオちゃんのせいじゃないの?」
店員「あいつ久々の上客よ、機嫌損ねるようなことしないでよね」
売上ほしさにサチのご機嫌取りをしておいて「豚に真珠」と陰口を叩く先輩達。
ナオ(豚…私がいつも言われて本当につらかった言葉)
ここでナオは、ハッと気づく。
自分だって、わざとサチに小さい服を勧めて、体型を貶めたではないか。
いくら最低な相手とはいえ、自分がされてイヤなことをしてしまった…
業務を終え、自己嫌悪に陥りながら家路につくナオ。
あんなことがあったから真田が勤めているコンビニに入る気にもなれない。
ここで買い物をして、彼の笑顔に癒されることは、もうできないのかな…
そう思うと涙が溢れてしまう。
ぐす…ぐすん…
ナオ(ん?これ私の泣き声…じゃない!?)
ふと気がつくと、一人で泣いている男の子の姿が。
ナオ「えと…どしたの?親御さんは?」
迷子「…ま…ま、シューパーでね、お外にネコさんいてね、ネコさんとあしょぼとおもって、お外いったらね、ママがいなくて」
どうも駅前のスーパーで母親とはぐれたらしい。
要領を得ない話を懸命に聞き取り、泣きじゃくる迷子を懸命にあやすナオ。
ナオと迷子のやり取りを、店内から見つめる真田。
バッグから飴を取り出して迷子をなだめるナオの表情は、とても優しげだった。
真田(なんだ?なんか、思ってたのと印象が…)
みにくいあの子は私の鏡【第2話】の感想
サチみたいなやつに職場バレってだけでも、相当な精神的ダメージなのに…
カネにものを言わせて上司を篭絡するなんて、いやらしいにも程があるってば!
とはいえ、サチは見かけほど強い人間じゃないと思います。
やたらケンカ腰なのも、攻撃されないための先制攻撃のように感じます。
だからこそ、ナオにデブ扱いされて逃げ出したように、反撃されると非常に弱い。
これからナオは都会の荒波に揉まれて逞しくなっていくのか、傷つきながらも優しさを忘れずに生きていくのか…
どんなストーリーになるか予測できませんが、少なくともサチに引きずられて内面の醜い女にはなってほしくないですね。
そして真田は「あの子、サチが言ってるのと違くね?」とナオの優しさに気づきそうな感じですが…
ナオとはくっついてほしくないな、サチと〇姉妹なんて気持ち悪いもの!
本作は「ストーリーな女たちブラック」で掲載されています。
新堂冬樹先生の小説「誰よりもつよく抱いて」「少女A」のコミカライズ版もあり、お得に沢山のマンガを読むことができます!
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まとめ
以上、みにくいあの子は私の鏡【第2話】のネタバレを紹介しました。
実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している無料で好きな漫画を読む方法からお試しください!
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