みにくいあの子は私の鏡【第1話】のネタバレ・感想!~整形前の自分ソックリな女との出会い~

漫画「みにくいあの子は私の鏡」はタナカトモ先生の作品です。

ヒロインの新見直(20歳)は、容姿によるイジメを苦に整形手術をした過去を持つ。
ある日、直は整形前の自分ソックリな女・幸に出会う。

容姿だけならまだしも、幸は直の店で理不尽なクレームをつけ、憧れの男性・正と付き合い、正に思いを寄せる直に辛辣な言葉を浴びせる…という、なかなかの性格ブス。

美人になってもいじめられっこ体質が抜けない直と、ブスでも我が強く欲しいモノを強引に手に入れる幸の対比から始まる期待の新作です!

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みにくいあの子は私の鏡【第1話】のあらすじ・ネタバレ・感想

――人生のリセットボタンってあるんですよ。本当です。
実際、私それ押したんです。

主人公の新見直(にいみなお)は、バイト先のアパレルショップ『feuille』で商品の陳列をしていました。

 

クレーマー「ちょっと。ギフトでこれってありえないんだけど」

すると、レジの方から客のクレームが聞こえてきました。

クレーマー「これリボン傾きすぎでしょ?なんかな~…メンズのバッグなのにピンクのリボンだし。ちゃんと考えて仕事してる?」

直(すご…そこまで言うかな普通)

 

あまりの言い草につい凝視してしまうも、視線に気づいたクレーマーが振り返りそうになったところで慌てて目を反らす直。

クレーマー「それにさぁ、プレゼントなんだからショッパーだって余分に入れなよ。
まぁこんなとこのバカ店員じゃ気が利かなくても仕方ないか」

…と、さんざん文句を言ってクレーマーは帰っていきました。
去り際に、思いっきり直に体当たりして。

――

店員1「は~…何あれ?ガチでむかついた」
店員2「いや~キレなくてえらいえらい」

クレーマーが去ったあと、クレーマーの悪口で盛り上がる店員達。

 

店員2「ていうかよくあの顔でウチの店入ってこれたよ。こっちがお断りだっつの、あんな地味ブス
直(やめてよ、そういう話…心に刺さるから)

口々に容姿をけなす先輩の言葉に、密かに心を痛める直。

店員2「そーゆーわけでナオちゃん。あの客が開けたバッグ片づけといて」
直「はっ、はい」

 

先輩店員は、直を指示待ち人間と評し「顔色伺わなくていいから気を利かせて」と注意してそっぽを向いてしまいます。

メガネの女性店員さん、いかにも気が強そうだもんなぁ。

こういったハキハキした人には、直のような大人しいタイプは鬱陶しく映るかもしれませんね。

みにくいあの子は私の鏡【第1話】のネタバレ

今でこそカワイイですが、直は半年前に整形手術を受けていました。
もとの容姿はブスで太ってて、生まれ育った田舎ではイジメを受けていて…

整形を機に上京してオシャレなお店でバイトしてはいるものの、これはこれで孤独で、落ち込んでばかりの毎日でした。

 

直(今日も怒られたし、いまだに東京で友達もできないし。顔が変わっても、中身はいじめられっこのままじゃね…)

アパートに帰るなりベッドに転がり、いじめっ子に落書きされた卒業アルバムを眺める直。
整形前の直は目が小さく団子鼻で太っていて、その容姿からブタ呼ばわりされていました。

直(落ち込むな私、この頃より今の方が絶対マシ。私は都会で幸せになるんだ)

 

そんな直の密かな楽しみは…
近所にあるコンビニのイケメン店員・真田正の顔を見に行くこと。

真田に見とれてボーっとする直に、他の店員がぶつかってしまいます。
ぶつかってしまったことを詫びつつ、直を凝視する店員。

 

店員「あの……目のとこ…」

彼は直の目元が気になる様子でしたが、最後まで言わずに去ってしまいます。
直の目がどうしたんだろう?整形の痕跡に気づいたとか?

 

直(挨拶の仲だけで数か月…今日こそ声かけたいなぁ)

直は真田との距離を縮めたいと思っていましたが、控えめな性格のため「仕事中だし」「逆ナンなんてハードル高いし」と考えすぎてしまい、声をかけられずにいました。

そうこうしているうちに真田はシフトを終えて、今まさに帰宅しようとしていました。
真田の私服姿にドキドキしつつも意を決して追いかけ、声をかけようとしますが…

 

???「正くぅん、お疲れさま」
真田「幸(サチ)。なんだよ迎えに来たの?」
直(お、女の子…やだ、彼女なのかな…)

まさかのガールフレンドにショックを受ける直。
ショックなのはそれだけではありません。

 

小さい目・団子鼻・肥満体にボブショート…
『幸』と呼ばれた女の容姿は、整形前の直にソックリだったのです!!

幸「正くん今日でバイト1年でしょ。これ…お疲れ様サプライズ♡」
真田「え…これ『feulle』のメンズラインじゃん!こんな高いもん貰えないし」

幸は、直のショップの紙袋を手渡していました。
彼女は、昼間ショップにいたクレーマーだったのです。

 

――直の視線に気づき、顔を上げる正と幸。

幸(こいつ…feulleの…)

正「あれ?君…」
幸「正くん!?こ、この方…お知り合いなの?」
正「いや、知り合いってほどじゃ。お店の常連さん」
幸「ふぅん…(ホッ」

正「えっと…何か?」
直「あ…いえ…私…別に…」

自分の本性を目撃しており、更に真田に思いを寄せている女…
幸は邪魔な直を潰そうと思ったのでしょう。

 

怯えた表情で真田の後ろに隠れ縋りつき、直を指差して
「正くんへのプレゼントを買おうと思い切ってショップに入ったけど、「ブスは場違いだ」とこの人に嫌味を言われた!」…と訴えます。

直(おいおいおい、ちょっと待ってよ。なんでそんな嘘つくの?むしろ嫌味言ってたのはあなたでしょ)

幸の話を真に受け、直に「あんた最低だな」と吐き捨てて背を向ける真田。
誤解を解こうと追いかけるも、石に躓いて膝をすりむいてしまう直。

 

幸は直に駆け寄り「大丈夫?ケガはない?と」心配する素振りを見せて…

幸「人の男にちょっかい出そうとしてんじゃねーよ、バカ店員」

…と、真田に聞こえないよう囁きます。

――この日私は、かつての私と同じ顔の女に出会いました。
私が捨てたかった顔のままで、私の好きな人と付き合い、強引にすべてを手に入れる女。
この先、人生で一番嫌いになる女と――

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みにくいあの子は私の鏡【第1話】の感想

一念発起して整形して上京したら、整形前の自分ソックリな人間に出会い、しかもそいつに嫌がらせされるなんて…恐怖だ…!

私見ですが、腹黒タイプもオドオドタイプも、どちらも愛された経験が少なく自信がないんでしょうね。
直のように萎縮しきってしまうか、幸のように「私デブスだから…」と欠点を盾に立ち回るかの違いで、根っこは同じではないでしょうか?

素顔もメンタリティも同じ。
「みにくいあの子は私の鏡」とはよく言ったものです…

この作品は月刊誌「ストーリーな女たちブラック」Vol20から連載されています。
残念ながらU-NEXTでは配信されていませんでしたが、FODで毎月第2木曜日に配信されます。

新堂冬樹先生の小説「誰よりもつよく抱いて」「少女A」のコミカライズ版もあり、お得に沢山のマンガを読むことができます!
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まとめ

以上、みにくいあの子は私の鏡【第1話】のネタバレを紹介しました。

実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している無料で好きな漫画を読む方法からお試しください!

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