前回、デートを終えてお互いの距離がぐっと縮まりました。
特に鬼島さんは、心の声を聞いて好きになったことに負い目を感じていましたが、聞こえなくても好きになっていたと確信を持ち、積極的に?
二人の恋路はまだまだ続きます。
それでは、どうぞ。
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鬼島さんと山田さん【第3話】のあらすじ
鬼島さんは、デートのお礼メールを送ろうとしたが、寝不足になるほど文章を考えてしまい結局送れなかった。
浮かれている鬼島さんは、狭いエレベーター内で山田さんにばったり会ってしまう。
デートのことを意識してしまい、二人の間にぎこちない雰囲気が流れる。
そんな二人を、鬼島さんの後輩の水樹奏がかき回していく。
果たして、二人は一歩進んだ関係になることができるのか…
鬼島さんと山田さん【第3話】のネタバレ
水樹「鬼島さん 寝ぐせついてますよ」
彼の名前は水樹奏君。
鬼島さんの後輩だ。
水樹「珍しいですね 寝坊でもしたんですか?」
そして、鬼島さんはデートの後のメールを悩んで、眠れなかったようだ。
社内メールしか知らないし、堅苦しい文章だと味気ないと考えた結果らしい。
鬼島(いい年をして浮かれてしまっている)
鬼島さんが、山田さんのことを考えていたその時、エレベーターでばったり本人と会ってしまう。
水樹「鬼島さんもっと奥に詰めてください」
さらにエレベーターはぎゅうぎゅうで、二人は至近距離まで急接近してしまう。
(この人大きいな…)
(一気に狭くなった)
(顔こわっ)
社員の心の声に申し訳なってくる鬼島さん。
しかし、山田さんの心の声だけは違う。
山田(近いッ!朝からうれしい!背中広いなぁかっこいいなぁ)
山田(鬼島さん寝ぐせついてる!)
鬼島さんは手で隠すが、時すでに遅し。
山田(もしかして隠してるのかな いつもキリッとしてるのに可愛い)
山田(そんな鬼島さんも好きです!)
山田さんの心の声に照れくささが隠せない鬼島さん。
山田(そうだエレベーター降りたら鬼島さんに聞きたいことがあったんだ)
エレベーターから降りた山田さんは、鬼島さんに声を掛けようとしたその時、水樹が先に口を開く。
水樹「あ、山田さん彼氏できたんですか?」
山田さんは挙動不審になって必死に否定する。
山田「えっ、や、いませんよ!?水樹君何言ってるの!?」
水樹「え、だって言ってたじゃないですか」
水樹「朝駅のホームで友達らしき人に、駅前でランチしてたのは彼氏って聞かれて、うんって言ってましたよね」
山田さんは、彼氏という響きが嬉しくて思わず答えてしまったらしい。
まだまだ、水樹君の間の悪い暴露が続く。
水樹「しかも彼氏って顔がワイルドなのに笑顔が可愛くて王子様みたいな性格なんですよね? 写メとかないんですか?」
山田「ちがうから!それは聞き間違えじゃないかな!彼氏もいません!」
水樹「そ、そうなんですか?」
水樹(聞き間違えだったのかな?それにしても山田さん 勘違いされたくなくて必死過ぎじゃ…? もしかして俺に勘違いされたくなくて必死!?)
水樹君は勘違いをしてしまいます。
水樹(って、そんなわけないかー…)
山田「水樹君もう! そんなこと言わないでよ(鬼島さんの前で)」
水樹(勘違いじゃない!?)
水樹君は疑惑を確信へと変えます。
そしてあろうことか、その場で山田さんをデートに誘います。
水樹「こここんど一緒にご飯いきませんか?」
山田「え?行かないです じゃじゃあ私もう行きますね!」
そして、秒殺で断られてしまいます。
水樹(やっぱりオタクの俺には三次元はムリゲーだ)
水樹(彼女いない歴=年齢の俺がそんなうまく良く分けねぇだろ)
水樹(憑りつくのが精いっぱいの癖に調子乗るからこうなるんだ)
水樹(もういいよ俺は二次元だけで生きていくよ)
鬼島さんはまた複雑な人の心を知ってしまうのだった。
仕事中、鬼島さんは山田さんに避けられているように感じていた。
山田さんが聞きたかったことが気になっていた鬼島さんは、休憩中に飲み物を飲んでいた彼女の隣に座る。
山田「すみません私…浮かれてしまっていて…」
自分を恥じている山田さんに、鬼島さんは優しく話しかける。
鬼島「…実は俺昨日寝坊してしまったんです」
鬼島「山田さんへのメールを考えていたら夜更かししてしまって、寝ぐせをつけたまま会社に着てしまいました」
鬼島「恥ずかしい話浮かれていたんだと思います」
ぱっと笑顔を咲かして、鬼島さんの優しさを再確認した山田さん。
山田「私も…メール送るのを悩んでいました それで…ラインを交換してほしいなぁと思って」
山田さんが朝エレベーターを降りてから聞こうとしたのは、ラインの交換だったようだ。
二人はやっと連絡先を交換できたのであった。
鬼島(好きな人と同じことを考えている)
鬼島(そんな些細なことがこんなにもうれしい)
今回はここまでです。
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鬼島さんと山田さん【第3話】の感想
いかがだったでしょうか。
二人はやっと連絡先の交換をして、お互いの気持ちが通じ合ったきがしたのでした。
恋愛的には大進歩ですが、犠牲者を出してしまったのが痛かったですね。
水樹君には、何とか頑張って現実を生きてもらいたいものですね!
最後までご覧くださってありがとうございました。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。
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