前回、連絡先を交換して、お互いの距離がぐっと縮まった鬼島さんと山田さん。
今回は会社の行事である、親睦会のお花見の話。
お酒を飲んで上機嫌になった人は心の声がこぼれやすくなると言います。
さて、二人の仲はどうなるのでしょうか
それでは、どうぞ。
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鬼島さんと山田さん【第4話】のあらすじ
心の声がこぼれやすくなる春の陽気とお酒の席。
鬼島さんは、親睦会のお花見に来ていた。
他の部署の人との交流ができる機会だったが、自分から積極的に行くことは出来なかった。
対照的に山田さんは楽しそうであり、鬼島さんはそれだけで満足だった。
しかし、上司の提案で山田さんのグループの中に入って花見をすることに!?
鬼島さんはどうなってしまうのか。
鬼島さんと山田さん【第4話】のネタバレ
お酒は人の心の声をこぼれ落ちやすくする。
今日は部をまたいだ親睦会のお花見だ。
普段交流できない人と交流できるいい機会である。
鬼島(でも初対面の人と話すのが苦手で、つい同じ部署の人と話してしまう)
鬼島(あと山田さんが気になって仕方ない…!)
始まって間もないのに、ビールを3本目を開けている山田さん。
鬼島(楽しそうだな 山田さんはいつも明るい)
鬼島さんが山田さんに見惚れていると、水樹君と上司の話し声が聞こえてきた。
森「水樹君彼女いたことないのか」
水樹「あの…声のボリュームが…」
森「なんでだろうね 出会いはあっただろう?」
森「なんで一度もできなかったんだろうなぁ」
水樹(とんだ公開処刑…(´;ω;`))
いたたまれなくなり、助け舟を出す鬼島さん。
鬼島「森さん大分飲んでいますね」
森「鬼島君は今いい人がいるのかい?」
鬼島「お付き合いしている方は残念ながら…」
森「鬼島君もか! 鬼島君は性格がいいのに顔が怖いからなぁ 二人とももったいないもったいない」
巻き込みで鬼島さんも処刑されてしまう。
水樹君を離脱させるため、小声で話しかける鬼島さん。
鬼島「ここは任せていいから他行っといで」
水樹(なんて優しい先輩なんだすこ!!)
水樹君を逃がした後、森さんは盛り上がっている山田さんのいる女性陣に目をつけた。
森「なんだあっちは楽しそうだな 鬼島君行ってみようか」
鬼島(まいったな)
鬼島さんには心の声が聞こえる。
(誰?なんかイカついなぁ)
(でかいなー顔怖いし)
鬼島(せっかく山田さんが楽しいんでいたのに盛り下げて…)
山田「鬼島さん!横…あいてますよ…っ」
山田(鬼島さんが来てくれたのが嬉しくてニヤついちゃう! 顔に出ちゃうよ!うれしいよおおおお)
山田さんが楽しそうで、ほっと胸をなでおろした鬼島さん。
森「鬼島君 何か自己紹介しなよ」
上司にそう言われ、鬼島さんは少し考えた後、場を盛り上げる自己紹介をした。
鬼島「開発部の鬼島です 大学時代は空手部でした」
鬼島「趣味は山登りと読書で好きな食べ物は牛です うっしっしー」
一同(まじかよ)
盛大に滑る鬼島さん
鬼島(スミマセン…)
山田「ぷ あはあはははは! 鬼島さんスベり過ぎですよっ」
山田さん以外の女性達は鬼島さんに怒られるんじゃないかとひやひやした。
鬼島「山田さん笑いすぎですよ ひどいなぁ」
笑顔で返す鬼島さん。
他の女性もその顔を見て、意外と話しやすい人かもと思ったらしい。
そこからは楽しい時間を過ごした。
親睦会のお花見も終わり、解散の時間になった。
山田さんは飲み過ぎて動けなくなったので、鬼島さんが解放することに。
山田「なんか楽しくて…つい飲みすぎてしまいました」
山田(鬼島さんとも一緒に飲めていい夜だなぁ)
鬼島「自分も楽しかったです」
鬼島「山田さんのおかげで色んな人と交流ができました」
鬼島「山田さんありが…」
言いかけて鬼島さんは絶句した。
山田さんが眠ってしまい寄りかかってきたからだ。
挙動不審になる鬼島さん。
落ち着いて、じっと見てこうつぶやいた。
鬼島「…好きだな」
言って恥ずかしくなった鬼島さん。
山田さんが起きてしまい、もっと慌ててしまう。
山田「鬼島さんのネクタイ緩めてる姿…ほんとかっこいいですよね」
そういってまた眠ってしまった。
お酒は人の心の声をこぼれやすくする。
時にそれは、くすぐったく春のようにあたたかい。
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鬼島さんと山田さん【第4話】の感想
いかがだったでしょうか。
心の声が聞こえるというのもあるけど、怖い顔がコンプレックスとなって他の人と交流できなかった鬼島さんが、山田さんのおかげで交流できた親睦会になりました。
それに、寝ている山田さんにですが、好意を口に出し、いよいよ恋仲に発展しそうになっています。
果たして、今後心の声が聞こえることと顔のコンプレックスをはねのけて、無事付き合うことができるのか。
次回の話も楽しみですね。
最後までご覧くださってありがとうございました。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。
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