漫画「光と影」は原作 RYU 先生、漫画 ひおん先生の作品です。
ウィリアム子爵邸宅の女中、 エドナは子爵の娘、アナの代わりに戦争英雄だが、 平民出身の貴族であるイーライと結婚させられる。
しかし、その嘘はすぐにバレ、エドナは生き残るため イーライに立ち向かうことになる。
そんなエドナの姿にイーライも興味を持つようになるが…。
光と影【第79話】最期のあらすじ・ネタバレ・感想
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光と影のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
光と影【第79話】最期のあらすじ
「ダメです!!絶対!だ め で す -!!!」
イーライの提案にマクファデンが激怒する声が響き渡ります。
あまりの声の大きさに、イーライは思わず耳を塞いでしまうほど・・・
もちろん、そう言われることは承知していました。
マクファデンは怒られると分かっていてどうしてそんな提案をするのか、ケイドンのことはどうするのかと問います。
しかし、イーライは2年前の「あの日」。
それはケイドンがデュケイン3世の指示で犬の餌食にされた日です。
治療を終えて横になるケイドンのベッド脇に腰かけたイーライはあるお願いをしました。
イーライ「・・・すまない、ケイドン。」
「これを聞いたらお前は俺にがっかりする。」
「―ケイドン。俺がお願いしたいのは、俺が死んだら俺の代わりになることなんだ。」
ケイドン「そ・・・そんな!死ぬなんて、そんなこと言わないで!!」
「それにお兄ちゃんの代わりなんて・・・僕なんかには無理だよ。」
ケイドン(そう、僕だけじゃない。誰もお兄ちゃんの代わりなど――)
光と影【第79話】最期のネタバレ
不安がるケイドンの肩をぎゅっと掴み、歩み寄るイーライ。
イーライ「大丈夫。ケイドンならできる。」
「いや、ケイドンにしかできないことなんだ。」
「今回のことではっきりわかった。王の狂気は日に日に増してる。」
「今この瞬間にもどこかで誰かの母親や罪のない人が同じ目に遭っているかもしれない。」
「以前話したこと、覚えてるか?俺たちの手で終わりにしようって。」
「ケイドン、俺たちは血の連鎖に抗えずに宮殿へ入ることになる。でも、王座を継ぐ者が「ヘイドン」であってはいけない。」
「俺たちの志は「復讐」ではないんだ。わかるなケイドン。」
イーライが何を言いたいのか、ケイドンは理解できます。
しかし何も答えられず、ただ涙をこらえることしか出来ないのです。
シーツを強く握り、必死に耐えているケイドンを見て、イーライはにっこりとほほ笑むと優しく頭を撫でるのでした。
イーライ「・・・大丈夫。心配しなくていい。すべてうまくいくよ。」
「俺が守ってあげる。だから泣くな、ケイドン。」
「強くなるんだ!きっといつかはケイドンがみんなを率いてるさ。」
そう言いながらもイーライは、ケイドンにはできないかもしれないと思っていました。
たった11歳の子どもにはあまりに重い役目だということは、同じ立場にいた自分には痛いほど理解できたからです。
しかしついにその時は来たのです。
今日は稽古の相手として首席騎士がつくので、騎士たちを呼び集めるよう指示するイーライ。
西の塔の扉が、ぎぃぃ・・・と鈍い音を立てて開きます。
ずっと閉じ込められていたヘイドンは、ついにその時が来たというように、不気味な笑みを浮かべます。
イーライの指示通り、騎士たちが集められました。
マクファデンの後ろに、ケイドンはちょこんと立っています。
イーライがケイドンを見て微笑んだ瞬間、背後からヘイドンによって刺されてしまいます。
ヘイドン「お前を殺して、この俺が王になってやる!!」
狂ったヘイドンの首を、マクファデンが跳ね飛ばします。
刺され倒れたイーライのもとに駆け寄るケイドンとマクファデン。
ケイドンは大粒の涙を流しています。
死んじゃダメだと泣き叫ぶ声が聞こえますが、思ったより傷が深く、何も話すことが出来ません。
イーライは、王座の道に血が流れるのは避けられないことだろうと分かっていましたが、それでも血まみれの殺人鬼を王位につかせてはいけない、だから代わりに自らの血を流すという選択をしたのです。
息絶えそうになっていく意識の中、イーライの頭の中はケイドンのことでいっぱいなのでした。
イーライ(大丈夫、俺は死なない。絶対また戻ってくるよ、泣き虫のケイドン。)
(マクファデン、ケイドンを頼む、必ず守り抜くんだ。)
(次目を覚ましたら、その時はヘイドンではない他の誰かで――)
(今度は俺がケイドンの陰になって――生きよう・・・)
光と影【第79話】最期のみんなの感想
あまりに衝撃的でショッキングな選択でした。
2年前にこの計画を聞かされたケイドンは、一体どんな気持ちでずっと過ごしてきたのでしょう。
王になるんだろうなと感じるほどの目を持つイーライの代わりなど、自分に出来るはずがないと、ますます弱気になっていたように感じられます。
しかし、二人が約束した志を達成するためには、こうするしかなかった・・・こうするのが望ましいと判断したのでしょう。
衝撃的な展開に言葉を失いましたが、こうしてイーライが農民育ちという設定がつくられて行くのかもしれませんね。
まとめ
以上、「光と影」のネタバレを紹介しました。
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上記のサービスは無料で単行本が読めるサービスでのチェックしておくと、好きな作品を読めるかもしれませんね。
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