愚者の皮~メグリ編~【10話 鼻腔】のネタバレ・感想!共感覚を会得したメグリ

漫画「愚者の皮~メグリ編~」は草野誼先生の作品です。

☆前回のあらすじ☆
メグリに敗北した蘇芳と瑠璃に変化が現れた。
兄弟たちが、母性を求めて迫ってくる怪物のように見えてしまうのだ。

兄弟たちのキモさに耐えかねて離れに逃げこんだ蘇芳は、セキと接触。
セキは「白いコートを着た男を見かけたら教えてくれ」と言い残し去っていった。

瑠璃に母の匂いを感じて付きまとう縹。瑠璃はこれを拒絶。
縹は涙に暮れながら、「メグリさえ出てくれば元通りになるはず」だとメグリを連れ戻すことを胸に誓った。

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愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】のあらすじ・ネタバレ・感想

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愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】のあらすじ

セキ「多芸志か。うむ、これから帰る」

 

セキは車の中で、多芸志と通話していた。

 

多芸志「親父さんの消息つかめたか?は、無駄足?気になったのはそれだけじゃなかったんだろう?」
セキ(弟たちよ…)

 

――

 

一方、岩戸の中で
メグリは壁走りを習得しようと修業に明け暮れていた。

 

メグリ「忍者みたいに壁を走れたら、攻撃の幅だって広がるはずだ」
朽葉「絶対に無理とは言わないけど…大ケガしたらどうするの?」

メグリ「アタシはもう見たくないんだ!おっぱい求めて泣き叫ぶ兄さんたちを!
共感覚の暴走なんかに頼らなくても戦える自分になりたい!本物の力がほしい!」

 

床に身体を打ち付けて突っ伏すメグリに、諭すように語りかける朽葉。

 

朽葉「メグリくん…きみは無力なんかじゃない」

愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】のネタバレ

朽葉「メグリくん、きみはちっとも無力じゃない。僕は気づいたんだ」

 

朽葉は気づいていた。
メグリには共感覚が芽生え始めていることを。

 

メグリ「あるわけないだろ!!共感覚なんて特別な人だけが…」
朽葉「こんな話を知ってるかい?人は誰でも生後数か月は共感覚を持っているって」
メグリ「……誰でも…共感覚を?」

 

味覚・嗅覚・聴覚・触覚・視覚…
赤ちゃんの脳はまだ未分化で、すべての感覚が一つながりの感覚となっている。
メグリは、その「一つながりの感覚」を手に入れた(というか、取り戻した)。

兄たちのように母に与えられたものではない。
メグリは極限状態の中で、自力で取り戻したのだ。
『花』を求め『母』を求める、兄たちの押し付けを感知できる共感覚を。

これを駆使して蘇芳や瑠璃の勝手な思い込みをへし折り、ショックで暴走する彼らを自滅させ撃破してきた。

鉄壁の守りから敵を混乱させて攻撃に転ずる――
偶然かもしれないがメグリの戦法は、孫子の兵法にもあるすぐれた戦術なのだ。

 

朽葉「メグリくん。きみはたった1人で母さんの負の遺産と戦っている。
心の奥にあるバイアスが彼らを蝕むのを、きみがこの岩戸で食い止めている…心から尊敬する」

メグリ「エヘヘ…やっぱすごいや朽葉兄さんは!!ひとのモチベーション上げまくる天才だ!!」

 

和やかな会話を打ち破る警報。

『接近 接近 今宵の『蝶(パロパロ)』 『花』へ接近中』

やってきたのは縹だった。

 

朽葉「えーと…メグリくん…きみの共感覚まだ未知数だから…」
メグリ「ああ、浮かれたりしないよ。それにアタシは1人で戦ってるわけじゃない、朽葉兄さんがそばにいてくれてる」

 

――さぁ来い縹兄ィ。どんな攻撃も受け切ってやる――

手製の武器を構えて感覚を研ぎ澄ますメグリ。
おかしい。縹は一向に攻めてこない。欲圧を少しも感じない。

 

縹「メグリ、オレを撃て。岩戸のプレートは11枚、オレの体の幅はプレート3.5枚分…
1/3の確率でどこかにあたるはずだ。少しでも体を掠めたら、何もしないで帰ってやるよ」
メグリ(罠だ…罠に決まってる)

 

朽葉と仲良くしていることをバカにしてメグリを挑発する縹。
熱くなって武器を振り回すメグリだが、攻撃はまったく当たらない。

 

縹「お前は1/3の確立を『3階に1回は当たる』と勘違いしてねぇか。
扉が閉まるたびオレの位置はリセットされて、外れくじがもう一度くじ箱に戻されるのと同じになるのさ。
疲れてくりゃ確率はもっと落ちるぜ。1/3、1/9、1/27…どんだけオレを有利にさせてくれんだよ!!」
メグリ「バカにするなー!!」

 

ついにメグリの攻撃が縹の額にヒットした…が、これも縹の作戦のうちだった。

蘇芳と瑠璃の失敗から得たデータ。
この攻撃から得たメグリの最新データ。
それを『鼻腔』に乗せて、放つ。

 

縹「できればこの技は使いたくなかったんだけどな!…でもこれがオレの導き出した答だ!!」

 

縹の共感覚が、メグリに向かって解き放たれた。

 

メグリ「なんだ…この匂いは…」

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愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】の感想

「アタシはもう見たくないんだ!おっぱい求めて泣き叫ぶ兄さんたちを!」
そーだよな気持ち悪いもんな。
そして朽葉兄さんかわいすぎ、控えめに言って天使。

そしてメグリにもスタンド…ならぬ共感覚が発現。
危険察知?のような能力みたいですが、これをどうやってバトルに生かすのか楽しみです。

結局、 アミバ 縹は負けると思うんですが、その過程でおっぱいゾンビ化するんでしょうか…
そろそろ踊る赤ちゃん人間は食傷気味ですし、ほんと気持ち悪いんでやめてくれないかなぁ。

まとめ

以上、「愚者の皮~メグリ編~【第10話 鼻腔】」のネタバレを紹介しました。
まだ読んでいない方、ぜひご覧になってみてください!

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