漫画「デブスの魔法」は北上祐帆先生の作品です。
主人公の鈴木寿は怠け者なデブス。
美人な妹に昔からコンプレックスを抱いていた。
ある時、勤務先の同僚に誘われ、地下アイドルグループ『すてねこボーイズ』のライブに行くことに。
そこで自分と同等のデブス追っかけ軍団に近親感を覚え、メンバー・大輝の笑顔に骨抜きになり、アイドル活動にはまってしまう。
しかし後日、麻保とメンバー・遊馬の交際が発覚。
動揺する寿だが自分にもチャンスがあるかもと期待して――?
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デブスの魔法【第2話】のあらすじ
地下アイドル・すてねこボーイズ(略して『すてボ』)にハマって1週間。
寿は精一杯のオシャレをして、2度目のライブにやってきた。
ひな「あっコトちゃん来た」
キャサリン「麻保が出禁になったから来ないかと思ってたけど」
マリア「この前と違って化粧してて見違えたよ、服もかわいいじゃん」
八角「鈴木さんよく来てくれたわー!新しい黒ねこをすぐ見つけるんで、すてボを変わらず応援してくださいね」
コミュ障の寿にとって人の輪に飛びこむのはとても勇気のいることだが…
マリアたちも八角も、大いに歓迎してくれた。
しかし喜んでばかりもいられない。
遊馬がクビになったことで、彼のファンだったキャサリンとまなみが大輝に乗り換えたのだ。
「類くんも大人っぽくていいですね」と気を反らそうとしたが、まなみは「類はマリアが推してるからみんな遠慮している」と言う。
なんでもマリアは実家が金持ちで、すてボの活動に多大な支援をしているから、八角も頭が上がらないとか。
ちなみにキャサリンはマリアの家政婦だ。
寿は「ここを居場所にしたければ、マリアに気に入られること」だと胸に刻んだ。
マリア「コトちゃん来週のイベント来られる?」
次週すてボは、地下アイドル10組で行う合同ライブに出演するらしい。
マリアはお揃いの服で応援するから、ねこ耳、ペンライト、Tシャツ、タオルと、グッズ一式買うように言いつけた。
寿は言われるがままにグッズを買って、チェキ券を買って…財布の中はあっという間に1000円を切ってしまった。
1枚しか買えなかったチェキ券を握りしめて大輝のところに行くも、彼がつけてくれたニックネームに凍り付いてしまう。
大輝「寿だよね名前。だからブッキーちゃん」
子供のころ『ブッキーブキミ』とからかわれていたことを思い出してしまって、沈んだ表情で2枚目のチェキを撮ることになる。
デブスの魔法【第2話】のネタバレ
寿は布団に転がってチェキを眺めていた。
どんなにオシャレをしても自分はブスだ。
やせて整形したらなんとかなるかな?
ちがう、整形の前に来週のイベントの心配だよ。
給料日前で電車賃もないんだから!
宝「ちょっとお姉ちゃん、お経みたいな歌がうるさい!ビヨ~ンビヨ~ンって…あっこれか?」
大音量で『ひろってマイハニー』を流しているせいで宝が文句を言いに来た。
宝「『ひろってマイハニー』?ダサッ!『すてねこボーイズ』?お笑いか!?何これ大輝ってすごいブサイク、これでもアイドル!?」
すてボのCDジャケットやチェキを見て爆笑する宝。
憧れの大輝をけなされ、泣きながら「大輝はかっこいいんだから」と抗議する寿。
【翌日】
寿はイベント資金のために、なけなしの資産である本やDVDを売るったが2000円にもならなかった。
いよいよ困った寿は、宝のブランドバッグを1つくすねて売ってしまう。
【合同ライブ当日】
♪ニャンニャンニャンニャン♪
♪ニャンニャンニャンニャン♪
寿たちはお揃いのTシャツとタオルを纏い、すてボの応援に大いに盛り上がった。
観客1「なんだなんだ、あのデブたちは」
観客2「しかも全員並外れたブスだ」
観客3「アイドルより目立ってないか!?」
しかし他の観客たちは、7人の巨女が熱狂しペンライトを振りかざす姿に怯えていた。
中には、この地獄のような光景をスマホに収める見物人もいた。
楽しいライブを終えて帰ろうとした寿だが…まなみ、ひな、キャサリンの陰口を聞いてしまう。
――コトちゃんってさぁ、マリアさんに媚び媚びだよね。
私がマリアさんが金持ちだって言ったせいかな?あの子ボンビーガールみたいだし。
前回と同じ服だよね、あれしかないのかも。
ゲジゲジ眉毛は衝撃的だったわ。
何も聞かなかったふりで帰宅したが、寿は内心傷ついていた。
あさって給料日だし、新しいドレスを買おう。
でも、お金はすぐ足りなくなっちゃうな…
寿はお金欲しさに、もう1つ宝のバッグをくすねてしまう。
【一方、宝は】
妹の宝も傷ついていた。
婚約者にふられてしまったからだ。
彼は宝の気の強さに嫌気がさし、ほかの女性を好きになったから別れてほしいというのだ。
宝は悔し涙と雨に濡れながら帰宅して。
「彼にもらったものは全部捨ててやる」とクローゼットを開けたが…すでにバッグが2個なくなっていた。
寿の部屋に押し掛け「犯罪だからね」と詰め寄るも、寿は「親族間の窃盗は刑が免除される」と言い訳して取り合わず、しかも宝がふられたと知ってニヤける始末…
――
その晩、宝は失恋のショックで眠れなかった。
今日も寿の部屋から『ひろってマイハニー』が聞こえてくる。
♬雨の夜 ぼくは捨てられた
♬ゆきすぎるヘッドライト 届かぬ思い 涙でかすむ街角
♬ふるえる体をあたためて ひろって ひろって マイハニーラブ
宝(ヤバい、私はなんでこんな歌に…?)
こんなダサイ歌なのに、捨てられた自分と重なって、涙がこぼれてしまう。
【ライブ会場に妹参上】
本日『すてねこボーイズ』LIVE
B1スナック ジャスティス
PM8:00~ 入場料500円
ライブ会場(定休日のスナック)は、いつになく人が多かった。
八角は「新規が6人も来てる」「サイトのアクセス数がすごい」と喜んでいるが、実態はデブス軍団のウオッチング。
合同イベントの7人の姿がSNSに投稿され、ネット上で『地獄セブン』と呼ばれ笑いものにされているのだ。
見ようによっては寿たちが見世物になったおかげで、バズったとも言えるのだが…
また、その新規の中には信じられない人物もいた。
寿(なんで宝が来るか~~~!?)
なんでかというと、すてボの曲を聞いて涙が止まらなくなってしまい、その理由を知りたくて来たらしい。
彼女の姿を見て地獄セブンも「似てない」「ホントの姉妹!?」と驚愕…寿はもう、いたたまれない気持ちでいっぱいだ。
――
新しい黒ねこ担当・大河鉄平を加えてのライブが始まった。
宝「悪かったなバカにしてて、実際見るとヘタでも一生懸命で上昇志向がグッとくる。落ち込んでたからエネルギーをもらってる気がする」
ライブ後、宝はチェキにも興味を示した。
宝「お姉ちゃんと同じ白ねこの大輝にしとこう」
寿「ちょっとちょっと!他のねこにしてよ!」
寿の訴えも届かず、大輝のもとへ駆け寄っていく宝。
「あいつやっぱり嫌いだ~」と心の中で叫ぶ寿。
宝「あのね、『きみは悪くない』といってハグしてくれる?」
大輝「? きみは悪くないよ」
憧れの大輝とハグをする、自分とは似ても似つかない美女の宝…
寿の記憶の中で、麻保がこう囁いた。
『妬み、ひがみ、そねみ、それが女だよね』
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デブスの魔法【第2話】の感想
寿のダメダメっぷりや自己肯定感の低さがよ~く描かれていて、何とも言えない気持ちになりました。
アルバイトかけもちは検討もせず妹のバッグをパクって資金作りとか、自分を正当化してラクな道を選ぶあたりがもう…
それに整形はムリでもダイエットはお金なくてもできるだろうよ~!
そんな見た目も中身も壊滅的な寿と、容赦なくものを言う宝とのやり取りが面白いです。
「すてねこボーイズ?ダサッ」のくだりは変な笑いが出てしまいました(笑)
おいおい明らかになるのでしょうが、すてボファンたちの内情も気になるところです。
ブサイクながら身奇麗にしててウワサ話が好きで、良くも悪くも女っぽいまなみたちと、無口で化粧気がなく野暮ったい、りりか・かずことはまたタイプが違いますよね。
最初は一致団結したグループに見えたけど、実は派閥やけん制し合いだらけだったりして…。
それに、マリアは美人ファンをいびって辞めさせてしまうらしいですが…
この後マリアと宝のバトルが勃発して、しわ寄せが寿に…的な展開が目に浮かびます。
なんていうかブッキーがんば!
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まとめ
以上、デブスの魔法【第2話】のネタバレを紹介しました。
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