美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【第35話】のネタバレ・感想!どうしてあなただけキレイなの…

漫画「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~」は藤森治見先生の作品です。
いじめによって家族を奪われた女・市村ハナが別人に生まれ変わり、地獄の復讐に身を投じる!!

★前回のあらすじ★
絢子の母は美しく優しい女性だった。
樺太で家庭を持っていたが、あるきっかけで保親の妻となる。
義父に手籠めにされたことで絢子を身ごもり、夫の怒りを買って絢子ともども無視されるようになった。

それでも母は絢子を愛し、絢子も母を慕っていた。
ある日、絢子の目の前で義父に弄ばれたうえ、忌まわしき真実が絢子の知るところとなった。
絶望した母は自害してしまう。

そのあと後妻としてやってきた継母は執拗に絢子をいびり、実母の遺品を燃やしてしまう。
絢子にはたった一つの母の形見…自害に使ったカミソリだけが残った。

 

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美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】のあらすじ・ネタバレ・感想

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美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】のあらすじ

誰からも愛されず、継母からイジメを受ける毎日…そんな絢子の生活に変化が訪れた。
妹が生まれたのだ。真愛美というかわいい女の子だった。

 

継母も保親も自分の血を引いた子供を溺愛した。
真愛美をあやす夫婦の姿を、絢子は遠巻きに眺めていた。

 

ここに自分の居場所はない。
私は誰からも愛されていない。
絢子を耐えがたい孤独から救ってくれたのは、真愛美の清らかな笑顔だった。

 

美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】のネタバレ

ある日
いつも通り継母の命令で掃除をしていた絢子は、真愛美の部屋の近くを通りかかった。
真愛美は喃語を発しながら自分の指をしゃぶっていた。近くには誰もいないようだ。

 

おそるおそる手を差し出すと、真愛美は絢子の指を握って純粋無垢な笑みを浮かべた。
絢子にとって実母が亡くなって以来、初めて向けられた笑顔だった。

何とも言えぬ高揚感が沸き起こった…のも束の間。
絢子は継母に、真愛美に障ったのを見咎められてしまう。

 

継母「あんた真愛美に何しようとしてたの!?汚い手であたしの娘に触るんじゃないよ!!」

 

継母はヒステリーを起こし、絢子の髪を掴んで引き倒し、害虫でも潰すかのように執拗に踏みつけた。
絢子の顔は原型をとどめないほどボコボコにされた。
保親はそんな絢子の姿を見ても「世間体を考えろ」と継母に注意するだけだった。

 

その日から継母の暴力はエスカレートした。
食事の片づけや掃除が遅いと殴られ、足音がうるさいと蹴り飛ばされた。
真愛美に接近すれば「2度と近付くな」と鞭打たれ、そのたびに消えない傷が刻まれた。

 

それでも絢子は真愛美を見に行くことをやめなかった。
真愛美は目が合うと必ず笑いかけてくれる…この笑顔が絢子にとって唯一の心の拠り所だった。

 

――

 

ある晩
絢子は食事を与えられず、空腹で眠れずにいた。
べつの部屋から真愛美の泣き声が聞こえ、絢子はそれに応じるよう向かって行った。

 

絢子「どうしたの?真愛美もお腹空いたの?」

 

絢子の呼びかけで泣き止み、笑顔を向ける真愛美。
それに微笑みを返す絢子。
こうやって笑い合ってるときだけは、嫌なことを忘れることができた。

 

継母「あんた、また性懲りもなく!そんなに鞭で打たれたいの!?」

 

真愛美に近付くと決まって継母に折檻された。
絢子の髪を鷲掴みにし、鬼婆の形相で喚き散らす継母。
真愛美はこれに驚いて泣きだしてしまう。

 

せっかく笑ってくれた真愛美が泣いてしまった――

今まで感じたことのない怒りが沸き起こる。
継母の脛を蹴ってその手から逃れる絢子。
予想だにしない反撃を受けて、逆上する継母。

ヒステリーを起こした継母に殴られ、絢子の小さな体が吹っ飛ぶ。
悪いことに、吹っ飛んだ先には大きな花瓶があった。
抗う術もなく頭から落下した絢子は――ゴッという衝撃とともに意識を失った。

 

――

 

目覚めるとそこは病院だった。
体中の傷と栄養失調により、継母による虐待が明るみになった。

 

あの事件以来、継母の虐待は止まった。
けれど絢子には重大な後遺症が残った。
世界のすべてが『つまらないもの』に変わってしまった。
もう2度と、色とりどりの世界を見ることができない――

 

絢子は絶望しながらも、真愛美の部屋へ行った。
以前と変わりなく、汚れなき笑顔を向ける真愛美。
その笑顔が絢子の心を苛んだ。

 

絢子「なぜ?どうしてなの…どうしてあなただけ…そんなにきれいなままなの?」

 

なにも与えられず、世界の彩さえなくした自分。
自分に与えられなかったものをたくさん持って、きれいなままの妹。

絢子はあまりの不公平さに咽び泣いた。
実母の唯一の遺品を…実母の喉を掻き斬ったカミソリを握って。
真愛美の首筋に押し当てて――

 

絢子「ねぇ真愛美…私にもう1度見せてちょうだい…大好きよ、真愛美」

 

色のない世界に、鮮やかな色彩が舞い散った。
真愛美の首筋から溢れる赤。
母のときと同じ、きれいな赤。
絢子はその美しさに恍惚とした。

 

継母「うわああああ!!真愛美!真愛美!?いやぁ目を開けてぇ」

 

離乳食を持ってきた継母は血相を変えて、絢子を突き飛ばし真愛美に走り寄った。
血の海でこと切れた真愛美を抱いて泣き叫ぶ継母。
彼女も娘と同じように、絢子に頸動脈を斬られ絶命した。

 

絢子「つまらない。あなたは全然きれいじゃないのね」

 

絢子は物言わぬなきがらとなった継母に油を回しかけ、火を放った。

 

絢子「母様の着物を燃やした罰よ」

 

騒ぎを聞いて駆け付けた保親が見たものは――煌々と燃え盛る屋敷と、怯える使用人たち。
それと返り血にまみれ、冷たい目をした絢子の姿だった。

 

屋敷の焼け跡からは、黒焦げになった継母と真愛美の遺体が発見された。
絢子は保親になにも訊かれなかった。警察の取調を受けることもなかった。

あの屋敷を建てたのは、絢子を閉じ込めておくため。
樺太の女学校に送ったのも、おそらく絢子を知る者がいない土地だったから。

 

絢子の生い立ちを聞き終えた白川は、何も言わず絢子の背中を抱きしめた。

 

絢子「…私が悍ましくはないの?」
白川「まさか」

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美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】の感想

「継母は次で退場だろうなー」とか
「継母をカミソリでズバッとやって、大旦那とか保親に幽閉されたんじゃないかな」とか
大筋のストーリーは予想通りでした。

絢子さまは頭をぶつけた後遺症で色が見えなく(見えづらく?)なってしまったんですね。
ただ妹の血潮やハナ(ビフォーアフターとも)は美しく見えたっぽいし、何か強烈な感動を受けると色彩感覚が戻るんでしょうか。
そこんとこもっと詳しく知りたいです。

じゃハナに言った「なんであなたはきれいなの。もっとよく見せて」って、まさか首斬って赤いの見るつもりだったの?
そりゃ逃げるよ!それで拒否されたからいじめるとか、理不尽にもほどがあるってば…

まとめ

以上、「美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~【35話】」のネタバレを紹介しました。

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