Comicoで配信中の「とりかえっ婚」を読みましたので、ネタバレを紹介します。
前回5話では、フラワーアレンジメントの教室へ行く途中に、横断歩道でバッタリ4年間音信不通だった大空と再会したところで終わっています。
続きがとっても気になる続きを6話から8話までまとめてご紹介します!
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目次
「とりかえっ婚」【6話~8話】のあらすじ
【第6話:これだけは信じて】
「まさかこんなところでミサキに会うなんてさ」
まさかの大空との再会。お礼を言うと「気にすんなよお前が無事でよかったよ」とにっこりと返してくれる4年前と変わらない姿と、ずっと探していた大空が目の前にいる事実に浮かれてしまう美咲。
カフェで話をしながら美咲は尋ねたいことが頭の中を駆け巡ります「今何をしてるの?」「どこにすんでいるの?」「あの日どうしてこなかったの?」など聞きたいことが多すぎて何から訊いていいかわからなくなっていました。
そんな美咲を暫くジーっと見つめていた大空が、しみじみした様子で言ってきました。
「益々綺麗になったなぁ」
捨てて逃げたというのに平気でこんなことを…と思うけれど、思わず顔が赤くなるのを自覚する美咲。
大空の左の薬指を見てまだ独身だと分かると、思わず自分の結婚指輪を隠してしまいます。
「あの日大変だったっしょ」
唐突にあの日の話題を持ち出されて、美咲はしどろもどろになって返事をします。
「結婚ていう縛りにビビッて覚悟が足りなかった」という最低な言い訳なのに大空の申し訳なさそうな顔を見てしまうと思わず「そんなことないよ」とフォローを入れてしまう美咲。
狡いと心の中で思っても口には出せません。
そうして、その後を訊かれて仕方なく大地と結婚をしたことを伝えると、大空の顔が曇りました。
「だって、仕方なかったのよ! カナタ君に逃げられて自棄っぱちだったし両家の圧力も…」
「美咲は押しに弱いからなぁ」
その時の様子が大空にも想像できたのか、仕方なさそうに笑う大空。
そんな昔と変わらない笑顔を見て、美咲はかつての大好きだった気持ちが再燃するのを感じました。
「それもこれも俺のせいだよな…ごめん!」
頭を下げられてもどうすることもできない美咲。
「ただ、これだけは信じてほしい…俺、ずっとお前の事考えてたんだ」
美咲の手を握って真面目な顔で大空は訴えます。
「逃げて直ぐは生活が大変だったけど、いつかミサキを迎えに行こうと思ってた」
そういわれて、美咲の心は揺れ動きます…。
【第7話:切れた縁は】
「いつかミサキを迎えに行こうと思ってた」
そういわれた美咲の目から大粒の涙が流れ落ちました。
「ごめんじゃないよぉ バカぁ~!」
とめどなく流れる涙と一緒にタガが外れたように大空を責める言葉が口からあふれだします。
4年間連絡もなく、自分がどんな思いをしてきたか、なのに今更ズルい。
――そんな美咲の言葉は、思ったよりボリュームが大きくカフェでは目立って仕方ないので、とりあえずは場所を移動することに。
公園のベンチで二人、美咲が泣き止むのを待ってくれる大空。
落ち着いた頃、美咲は大空に近くに住んでいるのか尋ねてみると、さすがに市内だと知り合いに会いそうだから普段はこっちには住んでないけど、仕事の関係で来ていると教えてくれました。
そのことを知ると、やはりたまたま会えたことに運命を感じてしまう美咲なのでした。
「やっぱ俺ら縁があるんだよ」
調子良くそんなことを言う大空に心を見透かされたようでドキリとする美咲。
その縁を切ったのはか大空だと、かろうじて怒っているふりをするので精一杯。
「それは悪いと思ってるけど、あっさり別の男…よりによって双子の兄貴と結婚しちまって…」
謝る言葉と責める言葉。
悪いのは大空とわかっているのに、後ろめたさも感じる美咲は口ごもってしまいます。
「一度俺はお前との縁を切っちまったけど、切れた縁は結びなおせばいい。な?」
そういって強引に唇を盗まれた美咲。
懐かしい大空とのキスを味わいながら、大空の腕の中でやっぱり大空への愛を確信する美咲なのでした。
【第8話:結婚の条件】
大空に切れた縁を結びなおそうと言われた美咲は…!? 気になる続きです!
大空と再会した夜。
夕飯中も大空のことばかりを思い出してはボーっとしてしまう美咲。
心ここにあらずの様子に、心配した大地が声をかけますが、勿論正直本当のことを言うことが出来ない美咲は慌てて誤魔化しました。
フラワーアレンジメントの教室はどうだったのかと気遣う大地に、ドキッとしてしまいます。
まさか行っていないとは言えない美咲は、苦し紛れに道に迷ってしまい時間に間に合わなかったからお茶だけしてかえってきた、という嘘をついてしまいます。
(カナタくんと一緒だったけど…)
思い出すだけで顔が綻んでしまうのを抑えられない美咲なのでした。
食事が終わり、リビングで陽菜と大地が楽しそうに絵本を読んでいる様子を雑誌を読みながら眺める美咲ですが、頭の中ではかつて4年前に大地と交わした約束の事を思い出していました。
『私が好きなのはやっぱりカナタ君なんです。だから、もし彼が戻ってきたときはすぐに分かれて欲しいんです』
それが大地と結婚する条件でした。
大空と再会した今、大地と結婚生活を続ける意味はないけれど、あの時と今とは可愛い子供もいるし状況が違ってきています。
大空の言葉は嬉しくてもすぐには決められません。
そもそも今どこにすんでるのか?今まで何をしていたのか?本当に自分とやり直す気はあるのか?何一つ答えてもらえず、送られてくるSNSメッセージだけにすがるしかない今の状況。
大空は「連絡はSNS交換しとけば充分っしょ」と軽く言いますが、それが逆に細くて頼りない縁に思えて美咲は不安でした。
ベッドで陽菜を寝かしつけた頃、寝室に大地が入ってきました。
そして少し照れくさそうな様子で大地が美咲に言います。
「美咲さん…今夜どうかな…?」
大空と会えた日に他の人に触られたくない美咲は、疲れているからと拒否しました。
断られた大地は色めき立ち、「どうして拒むの?何かやましいことでもあるのか?」そう言って強引に美咲にキスをします。
陽菜が起きてしまうと抗議しようとした口をふさがれ、大地が耳元でささやきます。
「声出さないで、陽菜が起きたら困るんだろ?」
そうして、陽菜の眠るベッドの隣のベッドで二人はHを始めました。
しかし、美咲の脳裏には目の前の大地ではなく、昼に再会した大空の顔がちらつきます。
好きな男のことを想いながら、その好きな男によく似た顔をした兄に抱かれている――。
(ホント何してるんだろう)
自問自答する美咲でした。
「とりかえっ婚」【第6話~8話】の感想
大好きな大空に言い寄られて心揺れ動く美咲ですが、やはり一度裏切られた不安からなかなか大空のことを信用できずにいる美咲です。
正直なところ今のところ大空の態度はあまり誠実じゃないなーと思うので信用できません。
自分の情報をはぐらかす大空には何か秘密があるのは明らかなので、それが明るみに出た時にまた一波乱ありそうな予感…!
続きが気になります!
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今回の「とりかえっ婚」はコミコにて連載されている作品で、単行本化はまだされていませんでした。
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