天使の腐臭【第27話】のネタバレ・感想!
漫画「天使の腐臭」は長崎さゆり先生の作品です。
母・美代子にネグレクトされて育った杏奈は、山に置き去りにされ、医師・近藤修介に保護される。
「春奈」として目覚め、世の中と触れ合う中、さらに広い世界を知るため近藤を旅行に出かける計画を立てる。
その直前、臓器売買業者に売られかけていた母の愛人・怜二が近藤の財産を狙うとともに春奈の口封じを計画。
怜二が春奈を殺そうとした瞬間、近藤が春奈を救って絶命。目覚めた春奈は別人格に。
怜二は、近藤がロッカーに預けていた3億を入手し、ヤクザのボスの代理として権力を握るようになっていた。
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天使の腐臭【第27話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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天使の腐臭【第27話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
天使の腐臭【第27話】のあらすじ
~いづみと怜二~
軟禁されて3ヵ月、いづみは孤独な毎日を過ごしていました。
部屋は普通のマンションなので、逃げようと思えば逃げられます。
ですがヤクザに追われる恐怖と、曲がりなりにも守ってくれている怜二への後ろめたさで外に出られずにいました。
いづみ(もう一生この部屋で…?)
不安で涙ぐむいづみ。
そのとき、怜二から着信が入ります。
怜二「聞き忘れたが、何か必要なものとかはないのか」
いづみ「はい。食べ物も日用品も宅配で頼ませてもらってるので大丈夫です」
怜二「ならいい。しばらくは顔を出せん、おとなしくしてろ」
いづみ「…あ、あの…」
怜二「なんだ?」
いづみ「食べたいものとかありませんか、今度晩ごはんに…」
怜二「…ない」
いづみ「そうですか…」
通話終了画面を寂しそうに眺めるいづみ。
いづみ(今度…いつくるんだろう…)
――
その頃、政の妻が怜二のもとを訪れていました。
彼女は「先月と今月の給料が振り込まれていない」と主張しますが、
怜二は「給料は本人が亡くなった以上払えない」こと、さらには
「自分が政の失態をカバーし、1千万の見舞金を出すよう組長に口利きまでした」ことを説明します。
政の妻「つまり、あたしはあなたに感謝しなくちゃいけないっていいたいのね」
怜二「…それは、強制はしませんがね」
政の妻「あなた、あたしに興味はある?」
怜二「ありますよ。姐さんが、政兄さんほどの男が惚れて一緒になった女だ、興味を持たないわけがない」
淫靡な空気が立ち込める一室。
こんなところじゃなく自分のマンションに来てほしい、という政の妻。
いつ行けるか分からないんで、ちょっかい出した責任を取ってくれ、と口淫を要求する怜二。
怜二「姐さんの面倒は…政兄さんのかわりに俺が見ますよ…」
天使の腐臭【第27話】のネタバレ
~麗奈vs山崎先生~
山崎先生は、座学も体育もできてクラス中に注目される麗奈(杏奈の別人格)を疎ましく思っていました。
授業についてこれないようわざと難しい問題ばかりやらせているのに、涼しい顔で何でもこなす麗奈が憎くて仕方がありません。
山崎先生(こういうタイプって嫌いなのよね昔から。
あの女ママに似てる、修介が殺した病院のブタ女にも。
あいつらと同じ匂いがする、あたしを嫌ってる匂い…)
――
高橋先生「小林さん、クラブはもう決めたのかな?」
麗奈「クラブ?」
良江「4年生以上はクラブに入るの。運動系とか文化系があって、あたしは合唱部に入ってる」
体育の授業のあと、教室へ戻ろうとする麗奈を呼び止める高橋先生。
高橋「まだ決めてないなら陸上部に入らないか?さっきの授業の様子見てたけど、かなり運動神経いいね
山崎「高橋先生!小林さんはまだ集団生活に慣れてませんから、クラブとかは早いと思うんです。
今は学校よりも施設で普通の生活を学んで、一般常識を身に着けるのが先だと思います」
憧れの高橋先生が麗奈に話しかけているから、山崎先生は面白くありません。
もっともらしいことを言って麗奈を貶め、さらには「虐待されて育った子は他の子に危害を加えかねない」と耳打ちしますが、高橋先生は呆れて去ってしまいます。
山崎(なんで!?あたし先生を心配して忠告したのに!)
山崎先生の心を見透かしたように、鼻で笑う麗奈。
山崎先生はそれを見咎め、人目もはばからず怒鳴りつけます。
山崎「今あなた、なぜ笑ったの!?今あたしのこと笑ったでしょ」
麗奈「笑ってません、あたし」
山崎「嘘おっしゃい、鼻で笑ったのをちゃんと見たんですからね」
麗奈「笑った?あたし」
良江「さぁ…」
山崎「あなたね、人をバカに
麗奈「すみません山崎先生、あたしって一般常識がないんですね。
鼻で笑うってどうするのかわかりません、教えてください」
至って冷静に詫びる麗奈。
山崎先生は言葉に詰まり、渋々ながら麗奈を開放します。
山崎(いやな子…あんな子大嫌い、追い出してやりたい、うっとおしい女)
麗奈の背中を睨みながらも、不敵に笑う山崎先生。
山崎(わくわくしてきた、どうやって痛めつけてやろう。
自由ってすごい、もう我慢しなくていいんだ、やられたらやり返せるんだ。
あの女、消してもいいんだ)
~徳波と弘二~
徳波刑事の携帯電話に、いづみの兄・福山弘二から着信が入ります。
家に帰らず、自衛官も辞めた弘二を心配する徳波。
弘二は徳波に、ヤクザと対峙したとき相手を殺したかもしれないと告白します。
弘二「銃を向けられて、かわして倒すことだけに集中して、実践のテンションで相手を叩きのめしてしまった。あのときの感触が…嫌な手ごたえが消えないんです…」
弘二「いづみがいなくなった次の日、置いてあったあいつの携帯にあいつから連絡がきて。俺に『家を離れて遠くに身を隠せ』と。自分は無事だと、そういって切れました」
弘二「俺はいづみを捜し出します。自分の身がどうなっても、必ず見つける」
徳波「福山…それは俺たち警察にまかせろ。
おまえの身が危険なら俺んちにこい、ムチャはするな」
弘二の身を案じる徳波に「捜査の進展を知りたいので時々連絡する」
とだけ言って、弘二は電話を切ってしまいます。
――
徳波『ムチャはするな、警察にまかせろ』
春奈『修介を捜しにいく、警察はいかない』
徳波と春奈の言葉を反芻する弘二。
弘二(春奈、今はおまえの気持ちがわかる。
あてがなくても動かずにいられない。
世界は明るいのに、色も音も感じない。
こんな絶望を、子どものおまえは味わっていたのか)
天使の腐臭【第27話】の感想
何というか、山崎先生の発想が突き抜けてて面白いです。
鼻で笑うなって方が無理ですよこれは。
どうやって痛めつけてやろう→あのさぁ…
自由ってすごい、もう我慢しなくていいんだ→意味が分かりません
やられたらやり返せるんだ→ていうか、アンタの方から仕掛けてるんじゃあ…
あの女、消してもいいんだ→イヤ、よくないから
まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!
まとめ
以上、天使の腐臭【第27話】のネタバレを紹介しました。
実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している無料で好きな漫画を読む方法からお試しください!
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