捨てられた皇妃【第34話】のネタバレ・感想!

漫画「捨てられた皇妃」はiNA先生の作品です。

モニーク侯爵家に神のお告げにより産まれた「アリスティア」

未来の皇后として育てられた彼女だが、ある日異世界から やってきた少女「美優」の出現で皇后ではなく皇妃として 迎えられることに…

そんな中反逆罪に問われ心血を捧げた甲斐もなく儚く散り逝くのだが…

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捨てられた皇妃【第34話】のあらすじ・ネタバレ・感想

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捨てられた皇妃のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

捨てられた皇妃【第34話】のあらすじ

父のもとに向かう廊下で、ルブは体調が悪そうに深く息を吐きました。

ハレンが少し休むよう心配しますが、仕事が山積みなのに休んでいられないと答えます。

 

しかし最近はかなり無理をしていて、このままでは身体を壊してしまうとハレンは納得いかない様子です。

けれど、大陸全体が困難に見舞われている今、宰相は遠征で不在、国境付近の治安悪化と、国民の不安を思えば休んでもいられないのです。

さらに、こんなときに大臣ばかりに仕事を押し付けるなどできず、何よりも父が自らを信頼して仕事を任せてくれている限り、決して疎かにすることなど出来ません。

ルブの覚悟を知ったハレンは、黙って彼に付いて行きます。

 

王室へ到着すると、外で身なりを整えました。

その時、部屋の中から何やら楽しそうな声が聞こえてきました。

父が話しているのはアリスティアで、体調の心配をしているようです。

 

ルブ(あの子が来ていたのか?そうとわかっていたなら日を改めることもできたというのに悪いことをした)

 

皇宮医を派遣するという言葉が聞こえ、また早く元気な姿を見せるようにという優しい言葉をかけているのが聞こえ、ハレンは心配そうにルブを見守っているのでした。

捨てられた皇妃【第34話】のネタバレ

それから、ルブは部屋の前にいた使いの者に、扉を開けるよう指示しました。

 

突然現れたルブに、アリスティアは困惑しています。

 

どうやら陛下はルブとアリスティアとお茶するつもりだったようですが、今回は体調のこともあり見送ることにしました。

ルブにアリスティアを送ってやるよう指示し、その間にお茶を準備するよう手下に指示しました。

 

なんとしてでもルブと二人きりの状況を避けたいアリスティアは陛下に申し出ようとしますが、先にルブが命令を受け入れてしまいました。

 

馬車までの道のりを二人で歩きますが、なんとも息が詰まり、余計に具合が悪くなってきました。

けれどこれも馬車に乗るまでの辛抱と自分に言い聞かせ、弱った姿を見せないように努めます。

しかしルブは、そんなアリスティアの様子を見て何か感じたようです。

 

出口に着き、送ってくれたことへの感謝を述べるアリスティア。

しかしなんとルブの口から出たのは「急いで馬車を前につけてくれ。モニーク家まで行ってくる」という言葉でした。

 

 

アリスティア(どうして!?私のことなんて見るのも嫌なはずなのに・・・!)

 

馬車に乗り込んでからも二人は特に話すことはありません。

 

アリスティアはきっと陛下がどこまで送れと言わなかったから勘違いしただけだと、必死に納得できそうな理由を探しています。

しかしそんなアリスティアの様子をみて、ルブは今にも倒れそうではないかと心配しています。

 

ルブ(よくこの状態で参内したものだ 見苦しい姿をお見せすることも礼儀を欠くこともなく まだ幼いのに徹底的に甘えを排している)

(このようなときくらい静養の許しを請うこともできたはずなのに)

 

ルブ「そなたも・・・僕も」

 

 

何か言いかけたルブでしたが、それ以上は何も言わず窓の外を眺めているのでした。

 

なんとか家に着き、やっと一人になれたアリスティア。

けれど、さっきまであんなに逃げ出したかったのが嘘かのような気持ちです。

ひょっとして自分の体調を心配して、家まで送ってくれたのでは・・・という考えすら頭をよぎります。

 

アリスティア(私ってばなんてことを考えてるの!!その可能性は微塵もないというのに!私は彼にとって憎悪の対象でしかないのよ!?)

(まったく・・・バカげてる・・・)

 

そして、今日は体調も悪くルブの顔色を伺う余裕もなかったから、こんな錯覚を抱いてしまっただけだと自分に言い聞かせ、家の中へと入って行きました。

 

 

帰り道、ルブはこれまでのアリスティアの姿が頭に浮かび、陛下の言っていた言葉を思い出しながら、目を閉じ馬車に揺られていました。

 

「アリスティア 早くまた元気な顔を見せておくれ」

 

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捨てられた皇妃【第34話】のみんなの感想

ルブの仕事に臨む気持ちがあんなにも真っ直ぐなものだとは思いませんでした。

国民や働いてくれている人、さらには父にまでも迷惑をかけないように色々と気を遣っていたんですね。

ひょんなことからアリスティアを送ることになったルブでしたが、きっとはじめは出口までとしか考えていなかったことでしょう。

健気な姿を見ていると心配で、家まで送ってくれた気がしました。

アリスティアもルブの優しさを感じていましたが、過去の記憶もある分、きっと何かの勘違いだと自分に言い聞かせ期待しない道を選びました。

過去と全く違う方向にルブの心が動き始めているように思えてきましたね。

まとめ

以上、「捨てられた皇妃」のネタバレを紹介しました。

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